乾燥肌さんのニキビケアとメイクのやり方、乾燥しないコスメ選びのコツ

肌の乾燥に悩まされているのにニキビもポツポツとできてしまう・・。
ニキビケアなら油分は良くないはず。だけど、カサカサも何とかしなくちゃ。
そうなると、ケアは何を優先させればよいのかわからなくなってしまいますね。

アクネ菌は普通肌にも存在します

一言にニキビといっても、皮脂の多すぎる肌のニキビと、乾燥した肌のニキビではできるまでの状態が異なっています。
ニキビはアクネ菌であることには変わりません。もともと人の肌の常在菌であるアクネ菌。
正常な状態であれば何の悪さもしません。
毛穴に皮脂や汚れが溜まることで、このアクネ菌が皮脂をエサとして増殖し、毛穴に炎症を起こさせるのがニキビです。

皮脂量とにきびの関係

皮脂が多すぎる場合、この皮脂が毛穴を塞ぐことでニキビを招いてしまいます。
思春期にできるニキビやオイリー肌の方がなるニキビです。
一方、乾燥が進んでいる場合は、逆に皮脂が少ない状態になっています。
肌を保護している皮脂が少ないと角質層が保持している水分は蒸発し、角質は硬くなります。
角質が硬くなると毛穴も元気がなくなり弱く細くなってしまいます。
そうなると少しの皮脂や汚れでも簡単に詰まらせてしまいます。これが乾燥からくるニキビです。

 
また、Ｔゾーンなどはいつもテカテカしているのに、目元や口元は乾燥している。
というような混合肌と呼ばれる方にも多い悩みです。
乾燥により油分と水分のバランスが崩れている状態です。
少し面倒にはなりますが、肌の状態に合わせて部分的にケアを変える必要があります。

乾燥肌さんのニキビケア

ニキビケアというと、殺菌し油分を抑えるというイメージをお持ちの方が多いですね。ですが乾燥肌のニキビの場合には適していません。
最優先させることは肌の乾燥を押さえること。保湿をしっかりと行うことです。
乾燥させないためには洗顔やクレンジングは見直しましょう。

 
皮脂を取り過ぎないようにやさしく洗い、水温にも注意することです。
寒い季節はつい温かいお湯で洗ってしまいますが、お湯は皮脂を溶かし洗い流してしまいます。
ぬるま湯か、少し冷たいぐらいの温度で十分です。
そしてクレンジングもオイルは皮脂を取りすぎますし、乾燥した肌には刺激が強いので避けたほうが良いですね。

 
保湿のため乳液などを考えますが、油分の入ったクリームは界面活性剤が含まれているので、皮脂膜を溶かして角質層を痛めてしまう恐れがあります。
セラミドやＮＭＦなど高い保湿成分を配合している保湿剤を選ぶようにしましょう。
乾燥からくるニキビは複合的な原因の場合が多いので、即効性を求めず気長に体質・肌質を改善する感覚で取り組んで下さいね。

 
肌が乾燥していると、
・メイクののりが悪い
・メイクをすると粉を吹く
・ファンデーションがヨレる
こんな悩みが付きまといます。
乾燥肌さんい比較的適したファンデーションをご紹介します。

乾燥肌のファンデーションは何を選べばいい？

肌がカサカサでファンデーションのノリが悪かったり、ファンデをのせると粉をふいた感じ。ノーメイクの方がキレイ。メイクしてもすぐに化粧崩れ。肌のひび割れが目立つ。

 
肌の乾燥が気になる方にとって、朝のメイク時間は気が重い！・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
乾燥肌の方のファンデーション選びについてまとめてみました。

ファンデーションの種類

メイクの土台となるファンデーション。近年では技術も進み、ファンデーションのタイプも様々です。主な種類としてはパウダータイプ・リキッドタイプ・クリームタイプなど。
他にもＢＢクリームやミネラルファンデも人気があります。

パウダータイプ

粉状のファンデーションを固めたもの。固形ファンデーションとも呼ばれます。
感触は軽く伸びも良く、化粧直しもカンタンです。どちらかというと薄付きでオイリー肌の人に適しているといわれます。

リキッドファンデーション

液状のファンデーションタイプです。ビンやチューブの容器に入っていて、指やスポンジで伸ばします。ほとんどが油分の含まれるタイプです。

クリームファンデーション

パウダーとリキッドの中間のような存在。パウダーよりフィット感があります。
リキッドより油性を多く含み保湿力が高いので乾燥が気になる方へおススメです。
カバー力が高いので「しっかりメイク感」がほしい方へ

 
そしてＢＢクリームやミネラルファンデ。美容液や日焼け止め成分などを含み多機能なので時短メイクとしても人気を集めています。
洗顔で落とせるなど肌へ負担も軽くなっています。

落とすときの負担を考えるとパウダー、ルースがおすすめ

一般的に、リキッドやクリームは油分を含みフィット感があるので、乾燥肌に向いていると言われますが、クレンジングをしっかり行う必要があり、肌が敏感になっている方には刺激が強くなりがちです。どうしてもメイクは肌へ負担をかけてしまうもの。
化粧水が染みるほど乾燥が進んでいる方には保湿・美容液で肌をしっかりと保護し、パウダータイプやルースパウダー（粉おしろい）で軽めのメイクで肌を休ませるのも乾燥肌を改善へ向けるひとつの方法です。

ファンデを塗るときはやさしく叩き込むように

そしてどのタイプでも共通することですが、ファンデーションは塗りつけるのではなく優しく叩き込むようにのせるのがポイントです。あくまでも肌に刺激を与えない程度に。
肌への馴染ませ方で見た目の質感はずいぶん変わります。
また、最近ではセラミドや、スクワラン、コラーゲンといった保湿成分が含まれているものがあるので購入の際にチェックすると良いですね。

 
ご自身の肌の状態に合わせたメイクをすることが理想的です。
また、メイクを綺麗に仕上げるためにはメイク前のスキンケアも大切です。

乾燥肌でも崩れないキレイなメイクに仕上げる方法

化粧ノリが悪くて朝のお化粧に手間取る。しっかりメイクをしても午前中には化粧崩れ。
肌がガサガサ・くすみで疲れ顔。など、乾燥する肌にはファンデーションやメイクに関する悩みが絶えないものです。
崩れにくいキレイなメイクに仕上げるためのポイントをまとめてみました。

朝の洗顔、乾燥の季節の洗顔はぬるま湯だけでも大丈夫

まずは朝の洗顔。
洗顔は洗顔料を泡立ててしっかり洗うもの。と思い込んでいる方もいませんか？
乾燥の進んだ肌は皮脂量も少ない状態になっています。洗顔料は肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうので、特に乾燥する季節は水やぬるま湯のみの洗顔でも大丈夫。
日中とは違い、肌にはメイクも汚れもそれほどついていません。
夜用美容液をたっぷり塗っている方や、Ｔゾーンなどの皮脂が気になる方は部分的に少量の洗顔料を使用するなど、ご自身の状態に合わせて洗顔を行いましょう。

メイク前の保湿は時間をかけて

次はメイク前のケア。
忙しく余裕のない朝のメイク時間。ここをおろそかにしている方も結構多いです。
化粧崩れはファンデーションが肌に密着していないことで起こります。
キレイに仕上げるためにはしっかりとした土台作りから。
乾燥肌の改善を意識しつつ、しっかりと行ってほしいですね。

 
化粧水の後にしっかり保湿。塗りこむのではなく、優しく肌へ叩き込むように浸透させます。
寒い朝は手の体温を利用して浸透させましょう。
保湿成分とは主にセラミド、セラミド、コラーゲン、レシチン、グリセリン、スクワランなど。
化粧品を選ぶときも意識して下さいね。

化粧下地の選び方

ベースメイクの前に。
ファンデーションには、いくつかの種類があり、形状やテクスチャも様々です。
油分や水分を含み、しっかり密着するリキッド状のものやクリーム状のものが乾燥した肌にはおすすめとよく言われます。
ですが、密着度が高ければ肌にも負担がかかります。クレンジングでしっかり落とすことになるのでより乾燥を進ませることになります。
乾燥の進み刺激に弱い肌には、しっかり下地で整えてファンデーションは軽く仕上げた方が肌に負担がかかりません。

 
化粧下地にはファンデーションを密着させる効果や、肌を整え保護する効果があります。
また、カラーコントロールもおすすめです。肌が乾燥することで起こるくすみや頬の赤みなどを補うことができます。
そして冬でもしっかり紫外線は浴びています。紫外線のダメージは乾燥にも影響を与えるので日焼け止めも意識してほしいですね。

メイク直し時にも保湿を

乾燥にはやっぱり保湿。
日中のメイク直しに保湿まで行っていますか？
皮脂をティッシュオフしてファンデを重ねるだけでは乾燥させてしまいます。
崩れた部分に乳液やクリームを馴染ませる、保湿剤をミストするなど行いましょう。
また、メイク直しにはパウダーファンデを大き目のブラシでささっと肌に乗せると馴染みよく、きれいに仕上がりますよ。

 
鏡の前でため息をつく前に、できることはたくさんあります！

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