あなたの脂性肌をクレンジングで改善する方法

 
朝のメイクしたてはきれいだったのに、午後になってふと鏡を見るとテカテカで化粧くずれした顔にびっくり！　こんな顔でいたのかと思うと恥ずかしいですよね。皮脂で化粧くずれがひどいという悩み、特に夏場になると切実です。すぐにテカテカで化粧がドロドロになってしまう脂性肌。もともとの肌質だから仕方がないとあきらめていませんか？　ここでは脂性肌を根本から改善できるようにクレンジングから見直していきましょう。

脂性肌になる原因は？

もともとの肌質が脂性だという方もいらっしゃいますが、間違ったスキンケアによってオイリーの度合いが悪化することもあります。元来、肌は水分と油分のバランスがとれているものなので、何もしなくても自然と水分と油分が分泌されるようになっています。しかし、洗顔のしすぎや摩擦などの刺激によって、この元のバランスが崩れると、外部の刺激から肌を守ろうと自動的に皮脂が分泌され、脂性肌に傾くことがあります。

適度な皮脂量は肌が健康であるために必要なものですが、なんらかの問題でこの皮脂がなくなってしまうと、肌は自己防衛のためにどんどん皮脂を分泌して脂性肌が悪化してしまいます。角質層の水分と油分のバランスが適正なものであれば肌は必要以上の皮脂を分泌しないので、オイリー肌にストップをかけることができるのです。

つまり、オイリー肌を改善するには肌の油分を必要以上に除去しすぎずに。肌の水分量を上げることが大切になるというわけです。

クレンジングで必要以上に皮脂を取り除かないことが大切

まずは、クレンジングの方法から見直してみましょう。オイリー肌の人はさっぱりとした洗い上がりをもとめる傾向が強いため、オイルクレンジングやジェルクレンジング、またふき取りタイプのシートクレンジングを使っている人も多いのではないでしょうか。肌に合っているようであれば問題ありませんが、オイリー肌で悩んでいるならば、できればクレンジングの段階でも、皮脂を除去しすぎないタイプのメイク落としを使うようにしましょう。

とくに注意したいのが、メイク落としまでできる洗顔フォームで、メイクが落ちにくいからとダブル洗顔するようなことです。ダブル洗顔不要にするために洗浄力をかなり上げてあるにも関わらず、このような洗顔料で二度洗いするとなると肌の油分はきれいさっぱり洗い流されてしまっていることでしょう。洗い上がりがキュキュッとして気持ちいい！なんて感じているかもしれませんが、要注意です。肌に油分がなくなれば、自動的に肌の内部から油分がどんどん分泌されてきてしまうのです。このため、クレンジング＆洗顔の際には「クレンジングはメイクをしっかり落とす、洗顔は肌の汚れや皮脂をやさしく落とす」これを心がけるようにしましょう。

クレンジングの種類

クレンジングの種類の中でオススメするのは乳液タイプのものです。これで優しくメイクを落としてから、洗顔料や石鹸でダブル洗顔するようにしましょう。乳液タイプがオススメの理由は成分の優しさと、肌への負担の軽さです。

乳液タイプの次はクレンジングクリームです。クレンジングクリームは乳液よりも油分が多いため、ダブル洗顔時には少し丁寧に洗うように気をつけましょう。

ジェルタイプのメイク落としも使いやすいですね。くるくるとメイクとなじませて、水で洗い流せるタイプが使い勝手がよいです。

クレンジングオイルには賛否両論があり、肌を乾燥させるという意見も多いです。肌に合っていれば使っても問題ありませんが、オイリー肌で悩んでいるのであれば、思い切ってほかのタイプのクレンジングに替えてみるという方法もあります。

クレンジングのポイント

クレンジングのポイントは摩擦を最小限に食い止めることです。クレンジング料は少し多めに手に取り、肌の上を滑らせるようにメイクとなじませることが大切です。顔の形が変わるほどの力でマッサージしたり、必要以上の時間放置しないようにしましょう。メイクとなじんだらすぐに洗い流したり、ふき取ったりするようにします。

肌への水分補給も大切

クレンジングと洗顔を丁寧に行ったら、なるべく早く水分補給を行いましょう。化粧水でもいいですし、ジェルやブースター、美容液でも自分の肌に合ったものであれば何でも構いません。しかし、すっとするからとアルコールの含まれたものや、香料、防腐剤が含まれたものはなるべく使用しないようにしたいところ。

肌の水分量を上げるためには、肌の角質層にまでいきわたるように、優しく肌に浸透させていくつもりで化粧水を押し込んでいきましょう。ハンドプレスしながら2～3度化粧水をしみこませたら、美容液や油分の少ないクリームなどで蓋をします。水分が蒸発しないように、なるべく最後にはしっとりするような保湿剤で終わらせるようにしましょう。

皮脂バランスを整えるクレンジング法を

どうでしたか？　オイリー肌のクレンジング、みなさんのクレンジングは問題なかったでしょうか。オイリー肌という名前のために、にっくき皮脂！と思って洗い流すことに必死になっていなかったでしょうか。逆転の発想で、オイリー肌には油分を残しての水分補給が大切なんです。水分たっぷりのつややかな肌になれるように今日からクレンジングを見直してみてくださいね。肌の皮脂バランスを整えて美肌を目指していきましょう！

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