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インナードライ肌になる4つの原因と肌質を診断する方法




 
20代後半なのに肌の皮脂分泌が活発で、化粧崩れが気になったり、大人ニキビがなかなか治らないなど、思春期と変わらない皮脂による肌の悩みを抱えている人は少なくないことと思います。

そんな場合、市販のニキビ肌用の化粧品やメイクを使用すると、一時的に皮脂の分泌を抑えることはできますが、やがて時間が経つと徐々に分泌される過剰な皮脂によって、再びベタベタとテカリの気になる状態になったり、空調などで肌の内部にピリピリと痛みを伴う乾燥を感じることもあるものです。


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このような、外側は皮脂がたっぷり分泌されているのに、内側の角質層は極度に乾燥している一筋縄ではいかない厄介な肌の状態を、インナードライ肌と言います。
いくつになっても起こりうるインナードライ肌の原因と診断方法について、ご説明していきたいと思います。

 

インナードライ肌とは?

肌はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなど、肌が本来持っている保湿成分により角質層の潤いを保持し、適度な皮脂に覆われて守られています。
しかしインナードライ肌になると、角質層の潤い成分が誤ったスキンケア方法や生活習慣などにより減少し、肌が潤いを保持する力を失う分、残り少ない潤いを守ろうと過剰な皮脂分泌が起こってしまいがちです。

このことから、内側は乾燥してカサカサなのに、過剰な皮脂分泌のためニキビや毛穴の開きなどの肌トラブルが起きやすく、市販のニキビ肌用化粧品だけではなかなか改善しないのがインナードライ肌であると言うことができます。

 

インナードライ肌の原因は様々

インナードライ肌は、皮脂分泌を抑えるベースメイクや、水分をたっぷり補給するスキンケアだけではなかなか改善することができません。
何故なら、どんなに優れたスキンケアアイテムを使用しても、インナードライ肌の原因となっている生活習慣を改善しなければ、その効果を実感することが難しいからです。

自分のインナードライ肌の原因をきちんと把握して、それを改善した上でスキンケアを続けていくことを心がけましょう。

原因その1 洗顔やメイク時の擦り過ぎ

過剰な皮脂分泌によるニキビや毛穴の開きに悩む人がやりがちなのが、洗顔時やメイク時の擦り過ぎです。
毎日ゴシゴシしっかり洗顔して、肌トラブルを一日でも早く改善したい気持ちは分かりますが、肌は擦り過ぎると負担となり、逆に肌本来の保湿成分を減少させることに繋がります。
スキンケアもメイクも、そっと指の腹を使って撫でるように優しく行うことで、インナードライ肌を少しずつ改善することができます。

原因その2 毎日のスキンケアでの水分不足

インナードライ肌に最も必要なケアは水分補給です。
ニキビや毛穴の開きが気になると、どうしてもニキビ肌用のさっぱりした使用感の化粧品を選びがちですが、インナードライ肌の場合は、同時に水分をしっかり補うケアが必要です。

原因その3 成分が合っていない化粧品を連用している

インナードライ肌の中には、元々の肌質が敏感肌寄りで、化粧品に含まれる成分が肌の刺激となってインナードライ肌を作っている場合もあるものです。

毛穴の開きや大人ニキビを改善しようと一生懸命使っていたクレンジング剤や洗顔料が、実はインナードライ肌の原因で、これらの使用を止めて石鹸成分のみで作られた固形石鹸や、敏感肌用の洗顔料を使用したところ、みるみるインナードライ肌が改善していった経験が筆者にもあります。

特に洗い流すタイプのオイルクレンジングは、肌に負担となる強力な合成界面活性剤を使用しているものが多いので、注意が必要です。
保湿ケアはしっかり行っているのに、なかなかインナードライ肌が改善しない場合は、一度毎日使っているクレンジングなどの化粧品を見直してみましょう。

クレンジングなどの化粧品を見直しても今ひとつ肌質が変わらない場合は、知らず知らずの間に顔にかかっているシャンプーやトリートメントなどのヘアケア剤が原因である可能性もあります。
石鹸シャンプーやノンシリコンのものなど、比較的肌への負担が少なく、自分に合ったヘアケアアイテムに変えてみるのもお勧めです。

原因その4 ストレスや睡眠不足など、生活習慣の乱れ

インナードライ肌の原因は、スキンケアや化粧品だけでなく、毎日の生活習慣も大きく関わってきます。
例えば、いくらしっかり保湿重視のスキンケアを行っていても、慢性的に寝不足だったり、お酒や甘い物、ファーストフードやインスタント食品など嗜好品中心の偏った食生活を続けていると、インナードライ肌になりやすくなります。

また、紫外線を長時間浴び続けるのも、インナードライ肌の原因となります。
規則正しい生活習慣と、バランスの良い食生活を心がけるとともに、屋外で過ごす場合は、紫外線対策もしっかりすることが大切です。

 

あなたはインナードライ肌?自分の肌質の判断法

空調の効いたオフィスや店舗で過ごしているとき、皮脂はたっぷりなのに時間とともに自分の肌がつっぱるような感じがある場合はインナードライ肌の可能性が高いです。

他にも夜、洗顔後化粧水などをつけず、15分程肌を放置してみます。
徐々に皮脂は分泌されるけれど、肌の内側につっぱり感や、痛みを伴う乾燥を感じる場合は、インナードライ肌です。

気になる場合は、一度化粧品メーカーのカウンターなどで、水分量を計ってみるのも良いかもしれません。
自分がインナードライ肌だった場合はニキビや毛穴ケアと併せて、肌の水分をたっぷり補うケアを意識して行うことと、インナードライ肌を作っている原因を知り、その原因を毎日の生活習慣から取り除いていくことが大切です。

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