内側からも潤いを!インナードライ肌を食事で改善する方法
メイクが崩れるほど皮脂が出て、大人ニキビや毛穴の開き、黒ずみが気になるのに、肌の内側は乾燥していてつっぱる。
こんな厄介なインナードライ肌を改善するためには、肌に合った保湿重視のスキンケアやたっぷり睡眠時間を確保できる規則正しい生活習慣だけでなく、毎日の食生活も意識して改善することが大切です。
とは言え、忙しい毎日を過ごしていると、どうしても自炊が難しかったり、飲み会や自分にご褒美としてスイーツを楽しむ機会も多いものです。
そんな毎日でも無理なく行うことのできる、インナードライ肌改善に効果のある食事方法をご紹介します。
ビタミンAやビタミンB群をしっかり取る
インナードライ肌改善のために、ぜひ取り入れたいのがビタミンAとビタミンB群です。
ビタミンA
ビタミンAはほうれん草や人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜や、鳥レバーやうなぎ、乳製品などに多く含まれています。
ビタミンAには肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーを整える効果があるので、ターンオーバーが苦手なインナードライ肌改善にはぜひ取り入れていきたい栄養素です。特に野菜や果物に含まれているビタミンAはβカロチンと言って、ビタミンCやビタミンE同様、優れた抗酸化作用もあるので、大人ニキビやニキビ跡改善にも効果を発揮します。
毎日野菜を食べるのが難しい場合は、野菜ジュースやサプリメントを活用して摂取していきましょう。
ビタミンB群
また、過剰な皮脂分泌に悩むインナードライ肌には、皮脂分泌を抑制するビタミンB群も欠かせません。
ビタミンB群は豚肉や卵、魚介類、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。
朝食に牛乳や豆乳を飲んだり、毎日卵を1個は食べるよう意識するなどして、無理なく摂取していきましょう。
お勧めは豚肉を野菜と一緒に食べることができる豚汁です。
味噌や豆腐などの大豆製品も一緒に取れるだけでなく、肉や野菜の栄養素も味噌汁として余すことなく取ることができる上に、一度作っておけば冷蔵庫に保存して数日は食べることもできます。
他のおかずと併せれば、さらに栄養価もアップするので、インナードライ肌に悩んでいるけれど、なかなか野菜や豚肉を食べる機会の少ない人は、ぜひ試してみましょう。
甘いものやお酒を減らす
ビタミンAやビタミンB群を意識して摂取しているけれど、なかなかインナードライ肌が改善しない場合は、甘い物やお酒の摂取量を見直すことも大切です。
白砂糖や油分たっぷりの甘いスイーツや、ついつい仕事の後の飲んでしまうビールなどのお酒にも、ストレスを緩和したり、血流を良くするなどのメリットもありますが、取り過ぎると逆にせっかく摂取したビタミン類を体外へ排出してしまうことになるので注意が必要です。
インナードライ肌を改善するためにも、日々のスイーツやお酒の量を見直し、できれば肌質改善に効果のある食品へ置き換えていきましょう。
例えばスイーツなら野菜ジュースや豆乳、フルーツ、ヨーグルト、ゼリーなどに置き換えると、満足感を得ることができますし、お酒は抗酸化作用のある赤ワインや、美肌効果のある日本酒を少量楽しむ生活に切り替えると効果的です。
お酒のおつまみとして、ビタミンAやビタミンB群を取ることのできる食材を取り入れるのもお勧めです。
冷奴や豚の角煮、枝豆、煮卵など、スーパーのお惣菜コーナーや冷凍食品でもお馴染みの食品の中にも、ビタミンAやビタミンB群を取ることができるものがあるので、ぜひ積極的に摂取していきましょう。
肌をつくり潤いをアップさせる食品を取る
インナードライ肌に不足しがちな保湿成分はセラミドです。
セラミドは肌が本来持っている保湿成分の一つで、肌のバリア機能を強化し、潤いを保持する役割を果たしています。
化粧品などでもセラミド配合のものがたくさんありますが、インナードライ肌改善のためには、食品からもセラミドを摂取することが効果的です。
セラミドを多く含む食品として有名なのがこんにゃくです。
こんにゃくというと、何だか調理が面倒臭いと思う人もいるかもしれませんが、お湯で茹でて市販の味付け味噌やかつお節と醤油をかけるだけで一品としておかずになるので便利です。
しかも100g食べても僅か5kcalとカロリーも低い上に、食物繊維やカリウムも摂取できるので、美容のためにもお勧めの食品です。
他にもひじきやわかめ、小豆、コーヒーや紅茶にもセラミドは含まれています。
乾燥わかめを常備してインスタントのお味噌汁に入れてもいいですし、市販のわかめふりかけを毎日のご飯にかけるだけでも摂取できます。
コーヒーや紅茶は仕事の合間の息抜きに手軽に楽しむことができるので、飲み過ぎに注意しながら、適度に食生活に取り入れていきましょう。
また、肉や魚、大豆製品、乳製品などのタンパク質も、インナードライ肌改善には欠かせない食品です。
野菜や果物も美肌を目指す上で大切ですが、これらタンパク質を含む食品も健康な皮膚を作るために欠かせないものです。
牛乳などの乳製品や、納豆など手軽に摂取できる大豆製品を上手に活用して、必ず一食に一品は意識して摂取していきましょう。