インナードライ肌にやさしい!おすすめ化粧水・ファンデーション
過剰な皮脂分泌によるニキビなどの肌トラブルと、つっぱるような角質層の乾燥に悩むインナードライ肌は、ベースメイクも崩れやすく、複数の肌トラブルを同時に起こしやすい、とてもデリケートな状態です。
そんなインナードライ肌は、納得のいく化粧水やファンデーションを選ぶのもとても大変です。
かつて筆者も酷いインナードライ肌に悩み、様々なアイテムを試してきました。大人ニキビや毛穴をカバーしようと落ちにくいファンデーションを選べば選ぶほど内部の乾燥は悪化。さらにそれを落とすためのクレンジング剤が合わず、インナードライ肌が酷くなっていった経験があります。
しかしインナードライ肌に効果的な化粧水やファンデーションを上手に選ぶことができれば、自ずと肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが整い、インナードライ肌もそれに伴う肌トラブルも改善していくことができます。
そんなインナードライ肌改善にぜひ実行したい、化粧水やファンデーションの選び方をご紹介したいと思います。
インナードライ肌におすすめの化粧水
インナードライ肌はニキビや毛穴の開きが気になる人が多いことから、どうしても引き締め効果のあるニキビ肌用の化粧水を使ってしまいがちです。
確かにニキビ肌用の化粧水は、今できているニキビを殺菌したり、毛穴を引き締める効果がありますが、インナードライ肌のニキビの原因は、角質層の潤い不足です。
このことから、ニキビ肌用の化粧水よりも、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌本来の保湿成分が配合された高保湿タイプの化粧水を使用することをお勧めします。
特に合成界面活性剤などがごく少量か無添加の、シンプルな成分で作られた化粧水なら、デリケートなインナードライ肌の負担になることも無いので、安心して連用することができます。
肌をうるおす保湿浸透水(松山油脂)
入手しやすい化粧水としては、松山油脂の肌をうるおす保湿浸透水がお勧めです。
ヒアルロン酸やトレハロース、セラミドなどの保湿成分がたっぷり配合されているのに、合成界面活性剤も比較的刺激の少ない水添レシチン一種類とシンプルで、防腐剤無添加の肌に優しい処方です。
価格も容器に入ったものが120mlで1,404円(税込)、詰め替え用が864円(税込)とリーズナブルなので、気兼ねなく使えるのも魅力です。
天使の美肌水
他にも、ドラッグストアやバラエティショップでも見かける、ヒアルロン酸の天使の美肌水もお勧めです。ヒアルロン酸と尿素の抜群の保湿力でしっとりインナードライ肌を整えることができるだけでなく、成分も水、グリセリン、尿素、ヒアルロン酸ととてもシンプルなので、敏感肌のインナードライ肌にも安心して連用することができます。
310mlで820円(税込)とたっぷり使うことができるので、気になる人は試してみましょう。
ファンデは極力クレンジング不要のものを選ぶ
インナードライ肌と言えども、やはりベースメイクは止められない。
これは女性として誰もが思うことだと思います。
ベースメイクと言えば、一般的なのがファンデーションですが、できればクリームタイプやリキッドタイプより、パウダータイプのファンデーションを選ぶことがお勧めです。
理由はパウダーファンデーションはクリームやリキッドのタイプと比較して、合成界面活性剤の配合量が少ないものが多いからです。
さらにインナードライ肌は、肌を外部の刺激から守るバリア機能も弱っている場合が多いので、できればバリア機能を壊さない、クレンジング不要のファンデーションを選びたいところです。
クレンジング不要のファンデーションと言うと、なかなか見つけにくいと思われるかもしれませんが、シンプルな成分で人気のミネラルファンデーションなら肌への負担も少なく、洗顔料で落とすことができるものが多いのでチェックしてみましょう。
ピュアナチュラルミネラルパウダー(エリザベス)
入手しやすいところでは、バラエティショップやドラッグストアでも購入できる、エリザベスのピュアナチュラルミネラルパウダーが、成分もミネラル100%でシンプルなのに、1,296円(税込)とお手頃です。
色も3色あるので、自分にあったものを選んで、気になる肌トラブルを優しくカバーしていきましょう。
プレスドナチュラルファンデーション(キャンメイク)
他にもキャンメイクのプレスドナチュラルファンデーションは、固形のパウダーファンデーションですが、シリコンフリーで合成界面活性剤もごく少量なので、洗顔料や石鹸のみで落とすことができる、インナードライ肌にお勧めのファンデーションです。
価格もケース込で1,000円(税抜)、リフィル740円(税抜)ととてもリーズナブルなので、気になる人はチェックしてみましょう。
ニキビが酷い場合はファンデを止めてパウダーのみに
ファンデーションをクレンジング不要のものに変えると、徐々に肌の調子も良くなっていきます。
しかし大人ニキビなどが酷い場合は、ファンデーションを中止して、一時的にパウダーのみにするのもインナードライ肌改善のためには必要です。
パウダーにもクレンジングが必要なものもたくさんあるので、できればシンプルで石鹸や洗顔料で簡単に落とせるものが理想です。
フェースパウダー(ちふれ)
手頃なところでは、ちふれのフェースパウダーが合成界面活性剤無添加のシンプルな成分で、価格も35gで500円(税抜)とリーズナブルなので、気兼ねなく使うことができます。
シッカロールキュア(和光堂)
また、赤ちゃんの汗疹対策でお馴染みのベビーパウダーも、ベースメイクとして使用することができます。
お勧めは和光堂のシッカロールキュアです。酸化亜鉛や、モモ葉エキスと言った、ニキビをケアする成分が入っているので、大人ニキビが悪化してしまったインナードライ肌をふんわり優しくメイクすることができます。価格もベビーパウダーだけに、140g 480円(税抜)とたっぷり入っているのでお勧めです。
インナードライ肌のベースメイクは、とにかく肌への負担を少なくすることがポイントです。デリケートに傾いてしまった肌を労わりながら、ベースメイクを楽しんでいきましょう。