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ワキガ治療にアクロポリン線切除手術を検討する前に



脇の下の臭いに悩む方は、大勢いらっしゃるのではないかと思います。
この臭いの原因となっているものは「アクロポリン線」から分泌される分泌液が、細菌や脂肪酸と混ざり合うことにより酸化することにあります。

 

ワキのにおい

 

そして、この「アクロポリン線」からの分泌液が多い方の場合には、不快な臭いを発する、いわゆる「ワキガ」の状態となってしまうんですね。
それでは、脇の下の皮下の構造を知るとともに、美容外科で行える「ワキガ治療」にはどのようなものがあるのでしょうか。

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ワキの下、ワキの臭いの構造

脇の下の皮下には、「アクロポリン線」のほかに、「エクリン線」、「皮脂腺」が存在しています。
「アクロポリン線」からの分泌液は、多かれ少なかれ、誰にでもあり、フェロモンであるともいわれています。
そして「エクリン線」ですね。これは汗を分泌するための線で、分泌機能が高い方は、「多汗症」となる場合もあります。
それから「皮脂腺」。これは皮脂を分泌する腺であり、過度の皮脂が分泌された場合には「ニキビ」や「吹き出物」の原因となります。

 

 

美容外科で行える「ワキガ治療」

完全摘出法

これは、脇の下の皮膚を切開し、「アクロポリン線」と「エクリン線」を取り除く手術となります。この手術は、1度行ってしまえば一生涯「ワキガ」に悩まされることがないためオススメですが、4cm程度の傷跡が残るという、デメリットがあります。
また、48時間固定を行う必要があり、約1週間後の抜糸となります。
さらに費用は150000円~200000円前後と高額であるため、それほど深刻に「ワキガ」で悩んでいない場合には、別の方法を試してみて様子を見てもよいでしょう。

 

切らないワキガ治療 「レーザー治療」

これは、皮膚の上からレーザーを照射し、マイクロ波により、汗腺を破壊する方法です。
この方法の場合には、皮膚を切開する必要がありませんので、傷痕が残る心配がないというメリットがあります。
また、ダウンタイムは1週間程度。効果は半永久的に持続しますが、1回当たりの費用が350000円前後と、かなり高額となるのがデメリットといえばデメリットでしょう。

 

ボトックス治療なら比較的安い

これは、注射針にて脇の下の皮下に「ボトックス」を注入して行う方法です。
この治療法をお試しで行った場合、かかる費用は1回当たり17000円前後。
どんなに広範囲であっても、100000円を超えることはまずありません。
ただし、効果は半年から1年前後で消失します。
手術が怖い、あるいはできる限り低い予算で「ワキガ」治療を行いたい場合には、まずは「ボトックス治療」を試してみるのもひとつのテではありますね。

 

 

また、美容外科によっては独自のローンでの支払いが可能な場合もありますので、ご自身の「ワキガ」の状態により、担当医と相談の上で、治療方法を決定することが望ましいといえるでしょう。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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