1日に2リットルの水飲み、ホントに必要？美肌になるための水分摂取法

女性の体は、一般的に男性よりも筋肉量が少なく、体内の水分量も少なめだと言われています。美容のために1日2リットルの水を飲むという方も多いかもしれませんが、実は水を摂りすぎると体の不調を招いてしまうこともあるんですよ。

なぜ1日2L必要なの？

成人女性の場合、誰もが1日2Lの水分を必要としているわけではなく、水分の摂取量と排出量のバランスを取ることが大切です。排出量は尿から約1.4L、皮膚や肺から出て行く不感蒸泄が1.0L、排泄物に0.1Lの全部で2.5Lです。摂取量は食事1L、エネルギーを合成する時の代謝によって得られる0.3Lで1.3L。つまり飲料水としては残り1.2L摂れていれば十分なのです。ただし、汗をかきやすい夏場や、ダイエット中で食事量が減っている場合などは、1.5～2Lほど摂るといいでしょう。運動もせず、汗もかいていないのに、無理に2L摂っていると、体の中に余分な水分が溜まって冷えやむくみの原因になります。また、リンパ液の流れも悪くなって老廃物が体にたまりやすくなりますので、くれぐれも水分の摂りすぎには注意しましょう。

美肌になるための正しい水の摂り方

では、1日に必要な1.2Lを上手に摂るためには、どのようにしたらいいのでしょうか。それは、起床時、朝食時、10時頃、昼食時と生活のリズムに合わせてその都度コップ一杯分の水をゆっくりと飲んでいくことです。イライラを抑えたい時にはカルシウム豊富な硬水、便秘解消にはマグネシウムの含有量が多い海洋深層水、食欲がない時には胃腸のぜん動運動を活発にする炭酸水、エイジングケアには水素水と、欲しい効果に合わせて水を選ぶと、効果的に美容に活用することができます。ミネラルウォーターには様々な種類がありますので、自分にぴったりの1本を見つけられるといいですね。

体の中での水の役割とは？

水は、様々な栄養素が溶け込んだ状態で体の中を巡り、その栄養を体の隅々まで届けるという役割があります。体内に一定の水分量があることで、血液の循環もスムーズになり、免疫力の維持にもつながります。また、食事中に水を摂ることで胃酸を薄めて食欲を抑えることができるので、ダイエットにも最適です。ダイエット中は、便秘予防のためにも、水を多めに飲むようにしましょう。普段、コーヒーばかり飲んでしまうという方は、水を上手に取り入れて、美肌を目指していきたいですね！

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