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PMSを軽減するアロマテラピー。ゼラニウムが生理時期の辛い症状を優しく緩和してくれる



アロマテラピー

 

今回のお話は女性に限定したものとなります。

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女性には生理周期というものがあります

今、どの時期にいるかによって体調や気持ちがかなり異なることは経験上ご存知だと思います。
生理周期は28日間と言われています。
しかし、世の中に便利なモノやサービスがあふれ、大規模な商業施設やビルなどの建物が乱立する町が増えてしまった現代は物理的には豊かになったとしても、職場や学校での人間関係や仕事のノルマ、長引く不景気などの外的要因で非常にストレスフルになったものだと思います。
そんな状況下で過ごすうちに、徐々に生理周期が乱れたり、PMS(月経前症候群)が周期ごとに悪化していくこともあります。
今回は生理周期と心身の状態に合わせたアロマのお話をしたいと思います。

 

 

生理周期と心身の状態

まず、生理周期について簡単におさらいしておきましょう。
生理周期は大きく分けて以下の3ステージあります。()の数字はおおまかな日数を表します。

 

月経期(約7日間)

不要になった子宮内膜がはがれ落ち、経血として排出されるのが月経期です。
この時期は生理痛や腰痛など体の不調の他、落ち込んだりイライラするなど心身ともに不安定な状態なので休息が大事な時期です。

 

卵胞・排卵期(約8日間)

エストロゲンというホルモン(女性ホルモン)が上昇し、心身ともに絶好調となるのがこの時期です。
エストロゲンはLDL(悪玉コレステロール)を減少させ、中枢神経女性化などのはたらきをもつホルモンです。
女性らしさがアップするとか、ダイエットに最適だと言われるのはこのようなはたらきによるものなのですね。

 

黄体期(約13日間)

前半は比較的心身ともに安定していますが、後半になると今度はプロゲステロンというホルモン(黄体ホルモン)が増加します。
急激に増加するのでそれに体がついていけずに自律神経のバランスを崩し、イライラしたり落ち込むといった状態になります。
また、肌荒れを起こしやすい時期でもあります。この時期の体調不良をPMS(月経前症候群)といいます。

 

 

アロマでPMSと上手におつきあいを

各ステージの特徴を見てみると、心身のバランスが崩れ始め、体調不調のど真ん中にある黄体期後半から月経期にかけてはとにかくリラックスすることが大事です。
ストレッチなど何かを日課にしている方は多いと思います。楽しみながら実践されているのなら全然かまわないのですが、「やらなきゃ!」という義務感を感じるとそれはやがてストレスになります。
この時期はただでさえイライラが募ったり、落ち込んだりと心が不安定な状態なのです。ストレスにストレスを重ねるようなものなので多少サボってもいいや、という気持ちでリラックスすることを意識してください。

 

ゼラニウムを用意しましょう

PMSと一言で言っても、人によって、情緒不安定になったり、イライラしたり、むくみがひどくなったりなど症状は様々です。
アロマはこの時期に効果を発揮してくれます。
ここでPMSの代表的な症状に効果的な精油をご紹介しておきましょう。
まずどんな症状でも万能な精油がゼラニウムです。ゼラニウムは女性ホルモンのバランスを保つように作用し、心と体のバランスを整えてくれます。

 

イライラする

ゼラニウム、サンダルウッド、ラベンダー
特にサンダルウッドとラベンダーはヒステリックになりがちな心を鎮静してくれる作用があるのでオススメです。

 

むくんでしまう

ゼラニウム、グレープフルーツ、ジュニパー
グレープフルーツやジュニパーは老廃物を排出する作用があります。

 

気分が落ち込んでしまう

ゼラニウム、グレープフルーツ、レモン、オレンジ、ペパーミント
柑橘系の香りは気分を明るくしてくれる作用があります。

 

便秘になりがち

ペパーミント、レモン、マンダリン、ブラックペッパー
いずれも消化を促進し腸のはたらきを整えてくれる作用があります。
※この場合はおへそまわりを少し強めにマッサージすると効果的です。

 
おへそまわりは腹部リンパ節があります。この部分を刺激することで老廃物が排出されやすくなります。
ここでご紹介した精油の使用方法は何でも良いです。(便秘ケアを除く)

 
少しやる気があればマッサージオイルを作ってゆっくりご自分の体をマッサージするのもいいですし、気力がわかないという方は芳香浴やアロマバスでもかまいません。
PMSばかりは毎月やってくるものなのでご自分の症状に合った精油をチョイスして上手につきあっていきましょう。

 

 

これだけは注意してほしい月経期の精油の選び方

月経期に精油を使う場合には注意すべきことがあります。
精油には「通経作用」という、子宮内のものを外に出そうという作用を持つものがあります。
「子宮内のものを外に出す」わけですから、当然妊娠中の方はこのような作用を持つ精油を使ってはいけません。

 
月経期ですと子宮内の血液を外へ排出しようとします。月経が安定しておらず血液が少量しか出ない方はまだ良いのですが、安定している方の場合、いつも以上に多くの血液が外に出ていくことになります。それにより貧血を起こす恐れがあるのです。
少量の精油で芳香浴を楽しむのは良いですが、マッサージオイルを使って肌に塗布するのはやめておきましょう。

 

特に使用を避けた方がよい精油
・クローブ、シナモン:約80%が通経作用を持つオイゲノールという成分で占められているため。
・フェンネル:約80%が通経作用をもつアネトールという成分で占められているため。
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