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違いはドコ?たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒー



コーヒー
 
美容や健康に効果のある飲み物として人気のたんぽぽ茶ですが、よく似た飲み物にたんぽぽコーヒーというものがあります。

見た目はほぼコーヒーみたいな褐色のたんぽぽコーヒーは、オーガニックカフェなどで食後のお茶として飲んだことのある人も多いでしょうし、店頭にもコーヒーと並んで販売されていることもあります。


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どちらも同じたんぽぽが原料の飲み物ですが、たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーには、やはり少しずつ違いがあるものです。
それぞれの特徴を踏まえて、ご説明していきたいと思います。

 

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの原料の違いは

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの原料は、どちらもたんぽぽです。
たんぽぽと言うと、道端や庭先、公園などで見かけるとても馴染みの深い植物ですが、たんぽぽ茶や、たんぽぽコーヒーもそんなどこにでも生えているものと同じ、たんぽぽから作られています。
さすがに道端のものや庭先のものは、ちょっと口にするには不衛生なので使用されませんが、お茶用やコーヒー用に栽培されたたんぽぽが原料として使用されています。

しかし同じたんぽぽが原料でも、たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーでは使用する部位が異なります。
葉や茎、根っこなど、たんぽぽを幅広く使用するたんぽぽ茶に対して、たんぽぽコーヒーは根っこのみを原料とした飲み物です。
色もたんぽぽコーヒーの方が濃く、まるで本物のコーヒーみたいな濃い褐色をしていることが特徴です。

 

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの味は

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーは同じたんぽぽが原料の飲み物ですが、使用している部位や、製造方法が異なるせいか、味にも違いがあるようです。

まるでブレンド茶のような明るい褐色で、風味もお茶らしいさわやかで飲みやすいたんぽぽ茶に対して、たんぽぽコーヒーは焙煎されているせいか、ちょっぴり炒った香りのする、正にコーヒーのような濃厚な飲み口の飲み物です。

たんぽぽ茶がお茶としてそのまま楽しまれるのに対して、たんぽぽコーヒーは、ミルクや豆乳との相性も抜群で、本物のコーヒーのようにラテとして楽しむこともできます。

 

たんぽぽ茶の作り方とたんぽぽコーヒーの作り方

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーは同じたんぽぽから作られる飲み物ですが、作り方が違います。

たんぽぽ茶の作り方

(1) たんぽぽの根を傷つけないように掘り起こし、よく水洗いして土を落とします。

(2) 葉や茎と一緒に、たんぽぽの根を2~3cmくらいに切り、天日干しで乾燥させます。
しっかり乾燥させる必要があるので、だいたい2週間くらい干すことがお勧めです。

(3) (2)で乾燥させたものをさらに細かく刻みます。

(4) 鍋などで炒ってしっかり水分を飛ばしたら出来上がりです。

(5)淹れる際は、普通のお茶と同じように、急須やティーポットを使用してたんぽぽ茶を入れて熱湯を注いで約3分間程蒸らしたり、沸騰したやかんで5分間程弱火で煮立たせます。

たんぽぽコーヒーの作り方

(1) たんぽぽの根を傷つけないように掘り出します。

(2) タワシなどを使用して、よく洗い土を落とします。

(3) 2㎝くらいに切って、水に浸けてアクを抜きます。

(4) フードプロセッサーなどを使用して、細かく粉砕します。

(5) フライパンなどでよく炒って焙煎します。

(6) 淹れる際は煮出すこともできますが、コーヒー同様、ドリップする方法がお勧めです。

 
このように、同じたんぽぽを使用していながら、作り方や淹れ方が少しずつ異なるたんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーです。
市販のものでは、たんぽぽ茶はティーバッグになった使いやすいものが販売されていますし、たんぽぽコーヒーは既にドリップするだけになった普通の挽いたコーヒー豆と何ら変わりない状態のものが販売されています。

どちらも美容や健康に優れた効果が期待できる飲み物である上に、ノンカフェインなので、子どもからお年寄りまで皆で楽しむことができることがメリットです。

 

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの成分の違いは?

たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーは形状や香り、使用している部位が少しずつ異なりますが、同じたんぽぽを原料としていることから、成分はほぼ同じです。

たんぽぽは古来より中国では漢方として用いられてきた薬草であることから、たんぽぽ茶やたんぽぽコーヒーに使用する根には、女性の体に嬉しい成分がたっぷり含まれています。
例えば苦味の成分であるタラキサンシンは産後の母乳の分泌を促進する成分です。

産後の女性の中には、なかなか思ったように母乳が分泌しないことを悩んでいる人も少なくないことと思います。
たんぽぽ茶もたんぽぽコーヒーもノンカフェインなので、育児の合間に飲むことで、産後のデリケートな体をケアしながら、母乳の出を良くする効果まで実感することができます。

また、イヌリンはごぼうなどに含まれている成分で、便通を改善する効果がありますし、フェノール酸というポリフェノールも含まれているので、抗酸化作用で病気や肌荒れの原因となる活性酸素を除去することができます。

さらに、たんぽぽの根だけでなく、葉や茎も使用するたんぽぽ茶は、これらの成分にプラスして、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCなども摂取することができます。

妊娠用品やベビーグッズ売り場にも置いてあることが多く、産前産後の女性に勧められることの多いたんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーですが、このように優れた健康や美容効果があるからこそ、世代を問わず、多くの人の毎日の生活に取り入れていきたいお茶と言えます。
たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの違いを理解して、自分に合った方法で飲み始めてみましょう。

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