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麦茶は水出しと煮出し、どちらがいい?【味・成分・もち】



はと麦茶
 
香ばしい風味が癒される美味しい麦茶は、手軽で飲みやすいペットボトルのものの他にも、ティーバッグを使用して作った、煮出したものと、水に浸けて水出ししたものがあります。

暑い季節はより飲みやすい水出しにする人も多いですし、煮出した麦茶はその風味が増して、より香ばしく美味しくいただくことができるものです。

そんな煮出した麦茶と水出しの麦茶ですが、作り方や風味以外にも、実は少しずつ違いがあります。一見同じように見えて違う、煮出した麦茶と水出しした麦茶についてご説明していきたいと思います。


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煮出した麦茶と水出し麦茶はどう違うの?

麦茶はやかんで煮出すように、1リットルに1袋を目安としたティーバッグや、焙煎された大麦がそのまま販売されています。
煮出して麦茶を作る場合は、どの麦茶を使用しても問題なく作れますが、水出しの麦茶を作る場合は、できれば「水出し用」と明記されたものを使用すると美味しい麦茶を作ることができます。

煮出して作る麦茶は、やかんにティーバッグを入れて、ぐつぐつと煮出して作るので、冷たい麦茶が飲みたい時には、熱々のやかんを水道水などに浸けてしっかり冷ました後、冷蔵庫で冷たくなるまで冷やすことからも、手間と時間がかかります。

しかし水出しの麦茶なら、容器に直接水道水と麦茶のティーバッグを入れておくだけで、簡単に麦茶を作ることができるので便利です。
水から作ることから、冷蔵庫で冷やす時間も煮出した麦茶より短くて済みますし、何より水に入れておくだけで麦茶が作れる手軽さは、忙しい人にとってはとても嬉しいものです。

夜の間に水と麦茶のティーバッグを容器に入れて、冷蔵庫に一晩おいておけば、朝には冷たい麦茶が出来上がっていて、仕事などへも持っていくことができます。
煮出した麦茶も水出しの麦茶も、麦茶としての栄養成分は基本的には殆ど変わらないので、栄養補給という意味では、どちらでもほぼ同じということになります。

 

煮出した麦茶が香ばしい理由

作る手間や時間は水出しの麦茶の方が簡単ですし、栄養成分や元々の焙煎した麦を使用しているという意味ではほぼ同じ、煮出した麦茶と水出しした麦茶ですが、水出しした麦茶に比べて、煮出した麦茶の方がより麦の香りが高く、香ばしい風味を楽しむことができます。

その理由は、麦茶を煮出すことで、アルキルピラジンという麦茶の香りの成分が増えるからです。
アルキルピラジンは、血液をサラサラにする効果を持つ成分であることから、美容や健康、麦茶ダイエットをするために麦茶を飲むなら、断然煮出して作った方がお得ということになります。

また、麦茶の香ばしい香りは、リラックス効果もあることから、仕事中に一息つきたい時や、ゆっくりくつろぎたい時に麦茶を飲む場合にも、煮出した温かいものを飲むことがお勧めです。

水出しの麦茶にもアルキルピラジンは含まれていますが、せっかく同じティーバッグから麦茶を作るなら、より美容や健康に効果のある成分をたくさん抽出できる方が良いということになります。

煮出した麦茶は作る手間はかかりますが、美容や健康に嬉しいアルキルピラジンが増えるというのは、とても大きなメリットです。
このことから、栄養成分はほぼ同じでも、煮出した麦茶には、水出しの麦茶よりも優れた美容や健康に対する効果が期待できるということになります。

 

煮出した温かい麦茶がアルキルピラジンを活かす

煮出した麦茶にたくさん含まれているアルキルピラジンは、何といっても麦茶の主な効果として知られている、血液サラサラ効果の成分として有名です。水出しの麦茶にもアルキルピラジンは含まれているので、同様の効果を得ることはできますが、煮出した麦茶には更に多くのアルキルピラジンが含まれていることから、より血液をサラサラにする優れた効果を実感することができます。

また、体は冷やすと血液の流れが悪くなってしまいますが、煮出した温かい麦茶なら、麦茶で体を冷やしすぎることも無いので、全身の血流を良くして、アルキルピラジンの効果をしっかり活かすことができます。

 

煮出した麦茶は雑菌の繁殖が緩やかで安心

麦茶は煮出すことによって、水出しの麦茶よりもコクや香りが増して美味しくなるだけでなく、雑菌の繁殖を抑える効果も得ることができます。
水は一旦煮沸させると、雑菌を殺菌することができるので、水道水にティーバッグを入れて作った麦茶と比べて、長く保存することが可能になります。

但し、煮立たせた麦茶を、そのまま温かい温度で放置すると雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、一旦水道水などでやかんごとしっかり粗熱を覚ました後、冷蔵庫で保存することがポイントです。

基本的に作った麦茶はその日のうちに飲み切ることが大切ですが、煮沸してすぐ、しっかり粗熱を取った麦茶は、水道水から作った水出しの麦茶と比較して、長い時間安全に保存することが可能になります。

水筒に入れて一日持ち歩く麦茶や、帰宅後、夜遅い時間に飲みたい麦茶など、安心してより良い状態のものを飲むためにも、水出しよりも煮出してしっかり冷やすことをお勧めします。

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