心臓や甲状腺の機能改善にも?ココナッツオイルの効果・効能
「甲状腺」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは、体にある器官の一つで、甲状腺ホルモンを分泌する働きをしています。
この甲状腺の働きを助けるためにも、ココナッツオイルが役立つのです!
甲状腺の機能を助けるココナッツオイル
甲状腺って、どんな働きをしているの?
甲状腺は、のど仏のすぐ下にある蝶々が羽を広げたような形をした器官で、甲状腺ホルモンを分泌する働きをしています。
甲状腺ホルモンの役割は主に3つあり
・交感神経を刺激する
・胎児や小児の正常な成長を助ける
という、小さい器官ですが非常に重要な役割を担っています。
ですので、このホルモンの分泌が不足している場合はもちろん、過剰に分泌されている場合にも体調不良を起こします。
甲状腺異常のサイン
●ホルモンの分泌量が不足している場合(甲状腺機能低下症)
慢性的な疲労・食欲の低下・体重の減少・むくみ・皮膚のかさつき・集中力の低下・脱毛等
●ホルモンの分泌量が過剰な場合(甲状腺機能亢進症)
動悸・息切れ・急激な体重の減少・手の震え・汗の増加・全身の倦怠感等
また、甲状腺の病気は女性特有と思われがちですが、割合として女性が多いというだけで、男性は罹らないということではありません。
甲状腺が異常を起こす原因
さて、予防するためには、これが一番重要です!
しかし実は、この病気の原因は先天性のものからストレスまで、原因をコレ! と一つに絞ることができません。
ただ、やはり日から摂取している食べ物との関係は、この甲状腺の機能を低下させる原因の一つとされています。
中でも、普段よく使うコーン油や大豆油などの植物油の成分であるリノール酸、オレイン酸といった長鎖脂肪酸は、体に蓄積されやすく、甲状腺へも悪影響を及ぼすとされています。
ココナッツオイルの摂取で劇的な変化が!
じゃあ、ココナッツオイルも植物油じゃないの?
と思われるかもしれませんが、ココナッツオイルはトロピカルオイルという種類のもので、成分に長鎖脂肪酸は含みません。
逆に、その体に溜まった長鎖脂肪酸から出来た脂肪を、体外へ排出しやすくする作用を持っています。
これにより、代謝機能を正常に近づける、甲状腺の手助けをしてくれるのです。
2週間毎日、適量のココナッツオイルを食べ続けたことで、甲状腺機能が75%改善したというデータもあります。
代謝が上がれば、それに伴って体の様々な不調が改善されることは間違いありません。
毎日スプーン3~4杯ずつのココナッツオイル健康生活を始めませんか?
「ココナッツオイルは心臓に悪い」という説は本当?
ココナッツオイルは体に悪い。そんな話を耳にしたことがあるでしょうか?
ココナッツオイルが、体に良い万能オイルだと持て囃されるようになったのは、この数年の話です。
原産国などでは、生活の一部として当たり前のように使われていたオイルが、半世紀以上に渡り世界的に日の目を見ることがなかったのには、様々な事情があったようです。
アメリカの保護貿易主義がウソの始まり
原産国では「生命の木」と呼ばれ、その主食にもなるほどのココナッツ。
オイルだけではなく、果肉、果汁、大きな葉まで、全てが生活の中で利用されています。
1930年代、アメリカは自国の大豆から摂れる植物オイルを広く販売するために、フィリピンから輸入されるココナッツオイルに対し、高い貿易税を課しました。
更に1970年代には、アメリカ大豆協会による、ココナッツオイルを始めとする輸入品のトロピカルオイルを排除しようという動きにより、「飽和脂肪酸の体への悪影響」を唱えるネガティブキャンペーンがマスコミを通して広がったため、トロピカルオイルという名前はアメリカの市場から姿を消すことになりました。
もちろん、ココナッツオイルが体に悪いとされる中でも、それは間違いであると唱え続けていた研究者はいましたが、それらの言葉は全て、強い反対論の中で有耶無耶にされてきたのでした。
原産国で実証されるココナッツオイルの効果
しかし近年、ココナッツオイルの主成分である飽和脂肪酸は、体に脂肪や悪玉コレステロールを植え付け、心臓病などの原因となる成人病の元になっている「長鎖脂肪酸」ではなく、体に留まることなくエネルギーとして消化され、代謝を促すことでそれまで体の中に居座っていた悪玉コレステロールの排出を促す「中鎖脂肪酸」であることが明らかになりました。
その証拠に、ココナッツオイルを主食に取り入れ生活する南太平洋諸島の先住民には、心臓病だけではなく、ガン、関節炎、虫歯などもほとんど存在しないという調査結果があります。
更には、1人当たり年間120個のココナッツを消費するというスリランカでは、報告させる心臓病患者は10万人に1人という割合なのだそうです。
医療現場で活用されるココナッツオイル
ココナッツオイルは、日本では1960年代から2500g未満で生まれてきた低体重児や、病中病後の栄養補給など医療用としても活用されています。
この中鎖脂肪酸は、母乳にも3~5%程度含まれているということですから、このような使われ方も納得できますね!
アメリカ大豆協会は、長い年月こんなにも素晴らしいオイルを封じ込めていたことを、後悔しているのではないでしょうか?