パーソナルカラー診断とカラーコーディネーターは違う
素敵なドレープを持った講師が時間をかけて個人の似合う色を慎重に探って行くというパーソナルカラー診断、憧れの職業ですが、もし本格的にコンサルティングもできるようになるカラリストになる為には相当のお金がかかるようです。
何と言っても高いのはスワッチ。スワッチやドレープと呼ばれるのは、大抵の場合120色に分けられたポリエステルの布で、上級のカラーアドバイザーになるともっと良い質の素材で出来たものを持っていることもあります。
これが最低でも10万円程度はするというのが、パーソナルカラーの資格受験にちょっとためらってしまう理由かもしれません。
アドバイザーはカッコイイ!
あの布できびきびと肌カラーを分類し、似合う色を決めていくアドバイザーの姿を見るといつも、いつかは資格が欲しいと思ってしまいます。
思い切ってローンを組むなどして腰を据えてカラーの勉強をする事を決めれば、覚悟が決まって一気に勉強も進むのかも知れません。
もともと、色の世界に興味を持ち出してあれこれ調べていた時、カラーコーディネーター資格を商工会議所が開いている事を知って何となく受けてみようと思った私。
既に2級の資格を取得しているのですが、これは特に前段階の3級資格をとる必要もなく、簡単な資格でした。
お金もあまりかからなかったです。商工会議所といえばファイナンシャルプランナーなどの実務に少なからず役立つ資格も交付していますが、何となくおじさん向けの団体という先入観を抱いていました。
カラーコーディネーターは敷居の低い資格です
地味な資格なのだろうなと思っていたところ、勉強する内容は色彩についての手堅い知識を網羅していたので、勉強しながら見直しました。
しかし、受験期間はもし大学などでデザインに興味を持っていた場合、1ヶ月あれば確実に合格できると思います。
またデザインの現場にいる人からしてみると、あまり取得する意味がない資格なのかも知れません。
マンセル色相環を見て、昔美術室にあったあれだと思ったのですが、実際にセンスのいい人はあまりそれを気にしていなかったような気がします。
光源と色の関係や色彩についての基礎知識はみっちりと頭に入るので、勉強したという感じは得られます。ただし、送られてくる合格証が、当時は薄い紙でした。
パーソナルカラーは検定自体がまだ新しく、2004年に色彩技能パーソナルカラー検定と、色彩資格パーソナルカラー検定の二つが制度化されました。しかし、より実践的なのは名門のカラーアナリストスクールに通い修了書を頂く事のようです。