ほうれい線を消したい…特効薬は笑顔！シワ対策・リフトアップの新常識

 
　子どもの時に見たドラマの中にこんなシーンがありました。30歳の誕生日を迎えた女性の主人公が、鏡を見ながら「30代からはシワが増えるから、もう絶対笑わないわ」と決心するのです。

私は子どもながらに「笑うとシワが増えるんだー」と思ったことを覚えています。でも今はまったく逆だと思っています。「笑わないとシワが増える」と。

老け顔の象徴は目尻よりも口元！

　確かに笑うと、目じりにシワができます。いわゆる「カラスの足跡」です。でもそれを見て誰がフケた印象を感じるでしょうか。「よく笑う人なんだろうな。今まで楽しい人生を送ってきたんだろうな」とむしろ好印象なのではないでしょうか。40代や50代の女優さんの写真を雑誌などで見ると、目じりのシワは堂々と見せているように思います。

　それより気にすべきは、フケ顔に見せる最大の要因、ほうれい線です。若い女性のイラストを描いた後、ほうれい線を描き加えるだけで、たちまちおばあちゃんのイラストになります。それくらいフケ顔の象徴なのです。

ほうれい線を防ぐ方法

　ほうれい線を防ぐ一番いい方法は、よく笑うことです。口角をあげ、目じりを下げて、顔をくちゃくちゃにするくらい笑いましょう。それが顔の表情筋をやわらかくし、筋肉がこわばってできるほうれい線を防ぐのです。お笑い番組を見たり、おもしろい人と話したりしてできるだけ多く笑う機会をつくこと、そしておもしろいと思ったときは大げさなくらい笑うことを心がけましょう。

　笑うだけではなく、笑顔やほほえみも効果的です。素の表情の時、道を歩いているときや一人で仕事をしている時、どんな顔をしていますか？　ブスっと怒ったような顔をしているなと思う人は、いつもより１ミリ口角をあげるようにしてみてください。１ミリ上げるだけでも一日中維持するのは、結構大変です。でもそれが表情筋のトレーニングになります。一日中維持したままですから、顔のマッサージや体操よりずっと効果があります。

シワができるもできないも、これまでの積み重ね

　こんなことがありました。デパートの化粧品売り場でＢＡ(ビューティー・アドバイザー)さんに、最近シワが気になることを相談しました。するとそのＢＡさんに　「シワは突然できるのではありません。何年もかけてあなた自身が作り上げているものなんですよ」と言われ、目からウロコでした。ある朝ふと気づく一本のシワも、今までしてきた表情やスキンケアの蓄積なんだと気づきました。

　シワを伸ばすための高い美容液やリフトアップローラーを買う前に、まず日々の生活を見直してみましょう。普段から口角を上げ気味でいること、人に挨拶するとき人と話すときはとびきりの笑顔で、おもしろいことがあったら思いきり笑う。そしてスキンケアやメイクをするとき、何かを顔に塗るときは下から上へを心がけましょう。

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