ほうれい線対策にも効果的！マリオネットラインをケアするマッサージ２種

 
そろそろシワが気になり始めた方。「マリオネットライン」て、ご存知ですか？　操り人形の口元のように、唇の端からあごに向かって縦にのびるラインのことです。

 
口周りの法令線から下へとつながってしまうと、どんどんブルドック化して、老けてみえてしまいますよね。口角が下がってくると、不機嫌な暗い印象さえ与えてしまいます。

 

口周りの縦のシワができる原因

そもそも口周りの縦のシワはどうしてできるんでしょうか。エイジングや顔の表情を動かさない生活習慣で、頬の筋肉がかたくなり、血液やリンパ、老廃物の流れが停滞することが原因です。そこで有効なのが、表情筋の深部やリンパを刺激して、スムーズに流れるよう促進してあげるようなケアです。

一番簡単なケアは、気になるシワラインにエイジング系のクリームをたっぷり刷り込むこと。そして、次のケアは、筋肉に対して横にこするのでなく、縦方向にほぐすマッサージを取り入れることです。簡単なマッサージを２つご紹介しましょう。

 

縦のシワに効果的なマッサージ

１つ目が、口の外と中から頬をつまみ、上下させるマッサージで、頬骨筋に効かせるマッサージ。軽くあけた口の内側を親指、外側を人差し指、中指の２本でつまみ、頬の筋肉をはさみます。指の腹を使って３本の指を左右に動かし、筋肉をもみほぐします。これを片側15秒、反対側まで計３０秒行います。

２つ目は、小鼻の脇を人差し指と中指で押さえた状態で、「え」と「お」を声を出して１０回唱えるメソッド。「え」で鼻下の筋肉がちぢみ、「お」で鼻下の筋肉がのびるのを容易に感じるはず。この２つのケアを真面目に行うと、顔がじんわり疲れ、ほぐれてくるのが直後から自覚できます。

どちらのケアも筋肉の弾力を戻すのに即効性があって、実際、法令線が短くなったり、薄くなったり、という嬉しい成果が報告されているんですよ。継続すると、口角が徐々に上がってきて、マリオネットラインのシワが消えるのも夢ではありません。

 

リップは輪郭をしっかり描いて

そうそう、リップメークでもワンテクがあります。唇は輪郭がぼやけると途端に老けてみえるので、上唇の山二つを薄めのリップペンシルでしっかりかたどるのがオススメ。口角も勿論上げ気味に描くことで若々しく。輪郭をとった後はリップを塗りますが、中央はグロスでツヤを足すと、更に元気に見えます。

舞台の女優さんは、大きな声で、口や顔全体の筋肉を使って大きな表情で話す習慣から、「マリオネットライン」どころか、シワやたるみが現れにくいんですって。逆に言えば、人としゃべらず、笑ったりもせず、無表情な顔で毎日を送っている人は、自ら表情筋を硬くして、シワやたるみを作りやすくしているということになります。不幸そうな下がった口角には、特に注意しなくては！　美容以前に、ハッピーでいられるマインドセットが大切なんですね。