毛穴の改善は正しい洗顔方法から！洗顔料の選び方・洗い方・すすぎ方

 
年齢を問わず、多くの女性のお肌の悩みである「毛穴の開き」は、実は毎日のスキンケアの習慣で少しずつ作られているかもしれません。
特に誰もが毎日行う洗顔は、知らず知らずのうちに毛穴の開きの原因となる誤った方法をしている場合が多いものです。

 
せっかく毛穴の開きに効く様々な成分が配合された高価な洗顔フォームを使っていても、誤った洗顔方法を続けていれば毛穴は小さくなるどころか、ますます開いて目立ってしまいます。
お気に入りの洗顔フォームの効果を最大限に発揮するためにも、今日から正しい洗顔方法を心がけて、毛穴レスのお肌を目指していきましょう。

 

自分に合った洗顔料を上手に選ぶ方法

店頭に並んでいる市販の洗顔料は、チューブに入った洗顔フォームや洗顔ジェル、液体のものや粉末タイプ、石鹸タイプの固形のものまで様々な形態のものがあります。
これらたくさんある洗顔料の中から自分に合ったものを選ぶことが、毛穴改善にとってとても重要になっていきます。

選び方は成分等にこだわりがなければ好みで構いませんが、毛穴改善と明記されていなくてもいいので、連用しても肌荒れしないものを選ぶようにしましょう。

スクラブやクレイが配合された毛穴改善の効果を謳った商品や、ピーリング効果のあるフルーツ酸や酵素が配合されたものは、人によっては毎日使用すると角質を除去し過ぎて肌の刺激となり、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーを乱す原因になる場合もあります。できればこれらの商品は週に1～3回程度の使用に留め、普段はごく普通の肌に合った洗顔料を選び併用していくといいかもしれません。

 

泡立てネットでたっぷり泡立てて

自分に合った洗顔料を選んだら、よくテレビのＣＭで見るようなモコモコのクリームのような泡に泡立てて洗顔することが大切です。

なかなか水やお湯を加えて手のひらを擦り合わせるだけでは、モコモコの泡を作ることは難しいですが、市販の泡立てネットを使用すれば、どんな洗顔料でも素早くモコモコしたへたらない泡を作ることができます。
使い方は軽く濡らした泡立てネットに1回分の洗顔料を入れて、よく揉むだけです。固形石鹸の場合も石鹸を濡れた泡立てネットに擦りつけて、揉み込むだけでモコモコの泡を作ることができます。

洗顔料をしっかり泡立てることは、洗顔時の過剰な摩擦を減らすので、肌に優しく角質を傷めることなく毛穴の汚れをしっかり落とすことができお勧めです。
泡立てネットは雑貨屋さんや化粧品を扱うお店でも入手できますが、100円ショップなどでも気軽に購入できるので、手のひらだけでは上手に泡が作れない人はぜひ利用してみましょう。

 

顔を洗うときは擦らないが鉄則

毛穴の開きが気になる人は、早く毛穴の汚れを取り除こうとゴシゴシ力を入れて洗顔したり、気になる毛穴の目立つ部分を時間をかけて執拗に洗う人が多いようですが、これらの行為も毛穴改善のためには逆効果です。
水かぬるま湯で軽く濡らした顔に、しっかり泡立てた洗顔料を手のひらを押し当てるようにして乗せ、指の腹を使って優しく泡の上から円を描くようにしてマッサージしましょう。
この時、円を描く方向は、必ず内側から外側、下から上が基本で、あくまで指には力を入れず、泡をクッションのようにして洗うことが大切です。
洗う時間も数回マッサージするくらいで十分なので、何十分も擦ったり洗顔料を肌に乗せっぱなしにしないように気を付けましょう。

 

すすぎも人肌よりぬるい温度で

泡をしっかり馴染ませたら、次にすすぎを行います。
すすぎもつい面倒だからとシャワーを直接顔に当てたり、熱い湯船のお湯でゴシゴシ洗ったりしがちですが、ここでもあくまで優しく行うことが大切です。

シャワーの水圧や熱いお湯は、その刺激によって肌の潤いを保つ皮脂や、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの肌本来の保湿成分を洗い流してしまうので、毛穴改善に逆効果になってしまいます。
必ずすすぎは人肌より少しぬるめのぬるま湯で、擦らず顔にお湯をそっと当てる感じで行うと、肌への負担も少なく優しく洗い上がることができます。

しっかりすすいだら、最後に毛穴を引き締めるためにも冷たい水ですすぎを数回行うと血流も良くなり、毛穴改善に効果があります。

 

タオルドライは押さえるように優しく

テレビのＣＭやドラマで、女優さんが汗を拭いたり顔を洗った後に、ポンポンと軽く抑えるように拭き取るのを見たことある人は多いと思います。
あのように顔を擦らず優しくタオルを押し当てるようにして拭くことは、肌への負担を減らすだけでなく、摩擦によって失われがちな肌のターンオーバーに必要な肌本来の保湿成分を守る効果も期待できます。

毛穴改善には28日周期で繰り返される、肌の生まれ変わりのサイクル、ターンオーバーを整えることが最も重要です。
そのためにもタオルでゴシゴシ肌を擦るのは止めて、あくまで優しく水分をタオルに吸収させるような気持ちでタオルドライして、大切な肌の潤いを守っていきましょう。