基本のクレンジングと洗顔。自信が持てる素肌を手に入れよう

顔の印象はある程度メイクでごまかすことができますが、メイクを落とした後の“すっぴん”には、それまでのお手入れの結果が残酷なほど正直に表れています。そこで目をそらして自己流のケアを続けても、お肌の調子はますます悪化するばかり。
シミやシワもどんどん増えて、実年齢よりも老けた印象になってしまいます。

 
このような悪循環を防ぐには、スキンケアの基本となるクレンジングと洗顔を正しい方法で行うのが一番。素肌そのものを真に清潔な状態に保たなければ、どんなに値段の高い高級化粧品を使ってもあまり意味がないのです。お肌が荒れてキメが粗くなっていれば、せっかく化粧水や美容液をつけてもちゃんと吸収させることができませんからね。
さっそく今日からクレンジングと洗顔の方法を見直し、ハリと弾力のあるしっとり素肌を蘇らせましょう。

クレンジング剤の選び方

まず、自分に合ったクレンジング剤を正しく選ぶ必要があります。肌タイプ別に選び方をご紹介するので、参考にしてみてください。

乾燥肌

乾燥が気になる人に適しているのは、ミルククレンジング、クリームクレンジング、石けん、天然オイルです。石けんは余分な成分を含まないものを選び、オイルの場合は、界面活性剤を含む市販のオイルクレンジングは避けましょう。これらのアイテムは肌への刺激が少ないので、乾燥で敏感になっている肌にも安心して使うことができます。
ただし、ポイントメイクまできれいに落とすほどの力はないので、部分的に専用のリムーバーを使ってください。

脂性肌

皮脂が多い肌はそれだけ毛穴が詰まりやすく、肌表面にも汚れが付きやすいので、しっかりメイクを落とす必要があります。かといって、あまり洗浄力の強すぎるものを使うと肌に必要な皮脂まで取り去ってしまい、それがかえって皮脂の過剰分泌につながるので、保湿効果のあるクレンジング剤を使うようにしましょう。
おすすめは、ジェルクレンジング。メイクや汚れをしっかりと落とし、さっぱりした使い心地で使用後の肌の突っ張りもありません。

混合肌

最もクレンジング選びに悩んでしまうのがこのタイプ。乾燥とベタつき、どちらに重点を置きすぎてもうまくいかないので、クリームタイプのクレンジングで様子を見てみましょう。皮脂を取りすぎず、しっかり保湿してくれるので、バランスの良い状態に仕上がります。

正しいクレンジングの仕方

自分に合うクレンジング剤が見つかったら、次は正しいクレンジングの仕方を覚えましょう。ポイントメイクをしている場合は、まず先に専用のリムーバーで落としてから顔全体のクレンジングへと進んでください。

クレンジングの手順

１．ポイントメイクを落とす。ティッシュやコットンを専用のリムーバーで湿らせ、上からそっと押さえるようにしてメイクとなじませる。しばらく置いて、十分になじんだら力を入れずにそっと拭き取る。

 
２．適量のクレンジング剤を手に取り、額･両ほほ･鼻先･あごの上に乗せていく。使う量はパッケージに書かれている分量を参考に、その日のメイクの濃さによって適宜調節する。

 
３．顔の中心から外側へ、指の腹を使ってくるくると円を描くようにクレンジング剤を伸ばしていく。すーっとなでるように優しく、余計な力を入れないのがコツ。

 
４．小鼻の周りなどの細かい部分は小指を使って落とし、ザラつきのある部分はじっくりとなじませていく。

 
５．クレンジング剤がメイクと十分になじんで指が軽くなったら、ティッシュで上から押さえて吸収させ、最後にぬるま湯で5回ほど洗い流す。

正しい洗顔方法

クレンジングが終わったら、次は洗顔で顔に残ったクレンジング剤や汚れなどを落としていきます。洗顔料は、どの肌タイプの場合でも、余分な添加物や油分を含まない固形石けんがおすすめ。肌に必要なうるおいは残しながら皮脂や汚れをしっかり洗い落としてくれます。

正しい洗顔の手順

１．肌に汚れを移さず、洗顔料の泡立ちを良くするため、きれいに手を洗う。

 
２．手のひらで洗顔料をよく泡立て、皮脂の出やすいTゾーンから順番に洗っていく。この時、泡を転がすことを意識して、指で肌をこすらないよう気をつける。乾燥しやすい目元や口元は、泡を乗せるだけでも十分。

 
３．35度ぐらいのぬるま湯で顔全体をすすいでいく。洗顔料の成分が肌に残らないよう、最低でも20回は繰り返し行う。

 
４．やわらかいタオルで肌の上から押さえるようにして水分を吸収させる。ゴシゴシこすると刺激で荒れやすくなるし、メラニンの増殖にもつながるので、優しく拭き取ってあげることが大切。

 
５．洗顔後は肌の水分が蒸発しやすくなっているので、時間をおかずにすぐ保湿化粧品をつけて肌を保護する。

 
このような正しいクレンジングと洗顔を毎日行っていれば、荒れていた肌も徐々に改善していきます。自分に合った化粧品を使うことはとても重要なので、調子が悪いと感じたらすぐに別のものに変えましょう。
状態が整って水分をつかまえておくバリア機能が回復した肌には、後に使う化粧水や美容液もぐんぐん浸透します。ハリや弾力が蘇るので、アンチエイジングにも役立ちますよ!

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