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年齢?遺伝?それとも病気…?白髪になる主な原因とその対処法



黒髪
 
ヘアスタイルは変わらないのに、白髪が増えたことで年齢よりも上に見られることが増えた……これって大きな損失ですよね。同じ年齢なのに白髪が多い人とほとんどできない人に分かれるなど個人差も大きいですが、一体何が原因なのでしょうか?


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白髪の主な原因トップ3

白髪の原因は一つではなく、中には複数のものが重なっているケースもあります。しかし、考えられる主な原因としては、次の3つが最も有力です。

 

メラノサイト不足

肌が日に焼けると黒くなるのと同じで、髪の毛の黒い色にもメラニンが関わっています。このメラニンは「メラノサイト」と呼ばれる色素細胞によって作り出されるのですが、加齢やストレス、病気などが原因で徐々に量が減ってくるので、年をとればとるほど白髪になりやすくなるのです。

 

睡眠不足

人間の体は寝ている間に修復されるようにできていますが、それは髪も同じです。ですからあまり睡眠が足りない状態が続くと、血流が悪くなって必要な栄養が行き届かず白髪ができてしまいます。

 

ストレス

適度なストレスは心身にハリを持たせるのに有効ですが、過剰なストレスは逆に大きなダメージを与えてしまいます。「最近仕事が忙しい」「嫌なことが続いている」などなんらかの自覚症状がある人は、白髪予防のためにも意識して発散させるようにしましょう。
ストレスがたまると白髪になってしまうのは、メラノサイトがストレスに弱いからです。また、ストレスは血流を悪くしたり、ホルモンバランスを乱したりする原因になるので、これも良くありません。

 

白髪は遺伝する?

よく「髪が薄いのは遺伝したからだ」という言い方をしますが、白髪の場合はどうなのでしょうか? 確かに、両親のどちらかに白髪の多い人がいれば、そうした体質を受け継いでいる可能性は大いにあります。
しかし、それは「多少、そうでない人に比べて白髪になりやすい傾向がある」という程度のものであり、似たような生活習慣を送ることによって白髪のできやすい体質を作り出してしまっていると言ったほうが正解でしょう。

もし、自分や両親に白髪が多いと感じたら、ちょっと立ち止まって日頃の生活習慣を見直してみましょう。すぐには結果が表れなくても、根気よく努力すればまた元の黒髪に戻れる可能性は決してゼロではありません。

 

病気の副作用で白髪に…白髪の原因となる主な病気

白髪は、病気が原因でなることも珍しくありません。特に「最近急に白髪が増え始めた」という場合は、自覚症状のない病気が隠れていることも。念のため、病院で検査を受けてみましょう。

 

ウェルナー症候群

「早老症」とも呼ばれるもので、一般の人に比べて数倍の早さで年を取ってしまう病気です。個人差はありますが、だいたい20歳頃から白髪やシワなどの老化現象が現れ始め、癌や糖尿病、脳卒中などを引き起こして40歳ぐらいで亡くなってしまいます。

 

白斑

髪だけではなく、体全体の色素が薄くなる病気です。原因はチロシンやメラノサイトの減少で、遺伝による先天的なものと、合わない化粧品などに反応して起こる後天的なものに分かれます。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌量が不足し、体を正常に動かすためのエネルギーが足りなくなる病気です。老化現象が早まることから白髪になりやすくなります。

 

貧血

ビタミンB12や葉酸、鉄分、亜鉛などの不足によって起きるもので、月経があることから女性に多く発生します。めまいや立ちくらみが起きるというイメージが強いですが、栄養が不足して血液を作るのが難しくなることから白髪の原因にもなるので要注意です。

 

成長ホルモン分泌不全

人間の体は、成長ホルモンが正常に分泌されることによって新陳代謝が促され、髪や皮膚の修復や再生がスムーズに行われます。しかし、これが生まれつき少ない人がいて、どうしても白髪になりやすくなってしまうのです。

 

強いショックで一夜にして白髪になることってある?

よく、マンガや小説などで「主人公は非常に強いショックを受け、一夜にして髪が真っ白になってしまった」といった表現が見られますが、これは現実には起こり得ないことです。確かに、精神的に強いショックを受ければそのストレスでメラノサイトが破壊されてしまうことは十分に考えられますが、その場合も白くなるのはあくまでもこれから生えてくる髪だけ。すでに黒髪として生えてきている部分まで一気に白くなることはありません。

 

白髪が体のSOSの場合も

ある程度の年齢になれば、老化現象の一つとして髪に白いものが混じり始めるのは当然のことです。しかし、まだ20~30代の若さで白髪が増えてしまったり、体調の悪い日が続いていたりする時は、そこに体からのSOSが隠されている場合もあるので注意しましょう。

そして、できるだけ規則正しい生活を送ることが大切です。日頃から体調管理に気を配っていれば異常を見つけやすいし、髪のお手入れをマメにしていればより早く白髪の発生に気づいて対処することができます。
一度できてしまった白髪も、こうした努力を重ねることによって再び黒髪に戻すことは十分に可能なので、症状が悪化しないうちにできるだけの対策を取っておきましょう。

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この記事は当ブログのライター「藤村 華子」が書きました。

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