冷え性解消に必要なのは運動。生活の中でできる運動アレコレ

冷えを感じている現代女性は大勢います。
仕事で忙しく生活習慣や食生活が乱れると冷えやすい身体になりがちですが、運動が不足していることも大きな要因のようです。
現代の女性は日常生活の中で運動する機会が減ってきていますが、これでは冷えはひどくなるばかりで一向に解消できません。

 
身体が冷えてしまうと代謝、体温が低下するので不健康な身体、やせにくい身体に繋がります。
また自律神経やホルモンバランスが乱れるので、生理不順になったり、卵子の質が低下して不妊につながるともいわれています。
ここでは運動と冷えの関係性についてご説明し、冷えを解消する方法について考えていきたいと思います。

運動すれば代謝が上がる

冷えとは結局のところ、血液循環が悪く滞っている状態により引き起こされるものです。
運動することにより全身の血のめぐりがよくなるので、運動は冷え改善につながるというわけです。

 
特に下半身を意識した運動は冷え解消に効果的です。
なぜなら足には筋肉の６０パーセント以上が集まっており、ここの筋肉を鍛えることによりポンプの役割を果たし全身に血液が循環することを促してくれます。
冷え性の方で特に下半身太りに悩んでいる方は、下半身を集中的に鍛えることで冷えもむくみも解消できて一石二鳥の効果がありますよ。

冷え性さん、運動していますか？

冷え性に悩む人は運動する習慣が無い方が多く、特にデスクワーク中心で座りっぱなしという女性に多く見受けられます。
このような方は運動する習慣が無く筋肉を使わないので、筋肉が硬くなってしまっています。
硬い筋肉ではポンプの役割を果たすことが難しいので、同じ運動をしてもアスリートのようにしなやかな筋肉を持つ人とでは結果が変わってきてしまうのです。

 
どうか「私は運動せず筋肉が硬いから、もう運動しても無駄だわ」とさじを投げないでください。
一度硬くなってしまった筋肉でも、継続的に運動をすることで柔らかさは戻ります。
硬くなった筋肉を元に戻すには、身体に負担の少ない継続できる運動をすることが必要になります。

冷え改善にオススメの運動

運動が冷え解消に効果的なのは分かったものの、今まで運動する習慣のない人にとっていきなり運動を始めることはなかなかハードルが高いものです。
それなら身体に負荷の少ないウォーキングや軽めのジョギングから初めてみてはいかがでしょうか。
ウォーキングやジョギングは足の筋肉に働きかけてくれるので、下半身の冷えに効き目があります。

 
通勤電車に乗る方は一駅手前で降りて一駅分歩く、いつもエスカレーターを使う所で階段を利用してみる、そんなちょっとした努力で結構です。
肝心なのは継続すること。
いくら運動しても継続出来なければ意味がないので、自分にとって継続できる範囲を見極めましょう。

 
注意事項としてはウォーキングやジョギングをする時は靴には気をつけてください。
高いヒールの靴では筋肉が収縮されないのでせっかく運動しても全く効果がありません。
またブーツもふくらはぎを締め付けているのでこれらの運動には適しません。
きちんとシューズも選んだ上で運動することにより、効果が得られるものだということを理解しておきましょう。

ストレッチでも効果あり

ウォーキングやジョギングが冷え解消に効果的だと言えども、忙しい方にとってはその時間を取ることすらない場合もありますね。
またわざわざ外へ出向き運動することが億劫だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな場合にはストレッチを行うだけでも十分冷えを改善する効果があります。
ご家庭で簡単にできるストレッチですが、その効果は絶大で血液の循環を良くしてくれるだけでなく、自律神経を正常化してくれる効果があります。

 
ここでお薦めのストレッチをいくつか具体的にご紹介します。

足指じゃんけん

手でじゃんけんすることは簡単ですが、足の指でのじゃんけんは日ごろ行わない動きなので意外と疲れます。
また何回か繰り返すうちに足先がぽかぽか温かくなってくることを実感できます。

ふくらはぎストレッチ

ふくらはぎは心臓へ血液を送るポンプのような役割を果たしています。
かかとを上げ下げすることによりふくらはぎの筋肉が鍛えられるので、血液循環が良くなります。

腕まわし

デスクワークの多い女性は肩が凝りやすく、血液循環が悪くなっています。
肩甲骨を意識しながら腕を内側と外側に数回回します。
肩がほぐれ柔らかくなるので、肩こりが軽くなりますよ。

生活の中で身体を動かしていこう

女性の大敵である冷えは、運動なくしては改善できないということをご紹介しました。
現代の世の中は便利になりすぎてとにかく人は動かなくなりました。
歩かなくても車や電車がありますし、畑仕事をしなくてもスーパーに行けば食材が買えます。
エスカレーターやエレベーターを使えば階段を上り下りしなくて済むし、トイレだって洋式トイレの方が足の筋肉を使わずスマートに用を足せます。

 
いきなり運動することが大変だと感じる方は、こういった便利な生活を少しだけ使わないようにするだけでも十分効果があります。
継続できることを前提に自分のライフスタイルに合った運動をこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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