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神の木のひと雫「マルラオイル」驚異のアンチエイジング効果とは?




 
アフリカ南部と聞いて、最初に何が思い浮かぶでしょうか?
太平洋とインド洋に面した美しく雄大な自然と、豊富な資源。そこに悠然と生きる野生動物達。
そして、特に南アフリカ共和国には、その土地特有の植物がとても数多くあります。


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実は、近頃、美容オイルとして注目を集めている「マルラオイル」も、南アフリカ共和国、ナミビア、モザンビークといったアフリカの南部地域原産の「マルラの木」の核から抽出されているオイルなのです。

多くの素晴らしい美容成分を含むマルラとは、一体どんなものなのか。ちょっと、興味がありませんか?

 

「神の木」マルラ

アフリカと聞くと、熱帯・多湿といった気候のイメージがあるかもしれませんが、マルラの原産国であるアフリカ南部は砂漠気候で乾燥帯に位置しています。
地球の南半球に位置するため、日本とは季節が逆転し6~7月が真冬、1~3月が真夏になるのですが、冬の最低気温が12℃前後、夏は最高気温が20℃前後と、日本に比べるととても温暖で過ごしやすい気候なのです。
ただ、砂漠気候の乾燥帯ということもあり、この地域の年間の降水量は250~500mmだといいますから空気は年中カラッカラの状態で、更には南半球であるため降り注ぐ紫外線の量は日本の6~8倍と、かなり過酷な環境です。

そのような気候の下でマルラは、大きいものでは約9mにも達するという、とても強い生命力を誇り、自らの中に驚くほど豊富な栄養分を蓄えていることから、アフリカでは「神の木」と呼ばれ古来からの伝統医療にも役立てられてきました。

 

様々な異名を持つマルラ

「神の木」と崇められているマルラには、他にもいくつかの異名があります。

伝統医療としてマッサージオイルや、ベビーオイルとして使われてきたマルラの果実から摂れるオイルは非常に希少なものであるため「アフリカの植物油の宝」とも呼ばれています。

そして、このマルラはマンゴー科の植物で、梅の実(直径2.5cm)くらいの大きさの黄色く繊維質で甘酸っぱい果実を実らせます。
この果実を搾り、発酵→蒸溜→熟成させたものが、南アフリカの土産物、また世界160カ国にも輸出されている人気のリキュール「アマルラクリーム」なのです。
ちなみに、牛乳で割って飲むのがお勧めなのだとか。

そんなマルラは、なんと熟すと天然発酵し、人の手を借りることなく自らの中にアルコール成分を生み出すことができる果実なんです。
人はそれに手を加え、更に美味しいリキュールへと仕立て上げるわけですが、何もしなくても天然のリキュールの美味しそうな香りを野生の動物たちが放っておくわけがないですよね?

それに誘われてやってくるのは、ゾウ。ゾウは、マルラの果実が大好物なんです。
そこからついた異名が「エレファントツリー」。

サル達も集まってくるそうですが、ゾウに比べアルコールの成分が回りやすいサルは、人間と同じで食べ過ぎて二日酔いのような症状に陥ることもあるんだそうですよ。
そんな様子をちょっと見てみたい気がするのと同時に、動物たちがそれほど夢中になる果実をぜひ、食べてみたいものですね。

他にも、南アフリカでは結婚式の前日に実を清める儀式をマルラの木の下で行うことから「結婚の木」という、とても幸せな呼び名もあり、地元の村では「神聖な木」として、とても大切にされているのだそうです。

 

神の木の持つ栄養成分

さて、その食べても美味しい「神の木」から採れるマルラオイルは、どんな栄養成分を蓄え、それが私達にどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?

マルラオイルは、マルラの果実の核の部分から抽出されます。
マルラの果実は、リキュールやジャムに加工されていることでも分かるように、とても良い香りがします。

では、核から抽出したオイルは? といえば、こちらは全くの無臭で、色も無色透明です。

そして、その中に含まれる成分と効果には次のようなものがあります。

 

プロシアニジン

聞き慣れない成分かもしれませんが、プロシアニジンとはポリフェノールの一種で、私達の身近な食べ物では、リンゴ(特に皮の部分)や、ブドウ、ビワなどにも含まれています。

<主な作用>
抗酸化作用/抗アレルギー作用/抗がん作用/消臭/メラニン生成の抑制・美白など。
特に抗酸化作用においては、ポリフェノールの種類の中でも、非常に強力に作用します。

 

フラボノイドカテキン

こちらは比較的耳慣れた栄養成分ですね。実はこれもポリフェノールの一種なんです。
植物の持つ苦味や辛味といったものの元となっている成分で、緑茶などに多く含まれている他、サプリメントとしても多く使用されている成分です。

<主な作用>
抗酸化作用/老化防止作用/生活習慣病の予防・改善など。
特に強力な抗酸化作用を持ちます。

 

トコフェロール

またまた難しい言葉ですが、これはビタミンEのことです。
水には溶けず、油に溶ける性質をもっています。

<主な作用>
抗酸化作用/過酸化脂質の発生の防止/血行促進
過酸化脂質の発生を防止することで肌荒れを防ぎ、肌の老化防止にもつながります。

 
他にも、ヒトの皮脂成分に欠かすことの出来ない必須脂肪酸でありアンチエイジングケアには持ってこいのオメガ脂肪酸や、美白に有効なビタミンCもオレンジの4倍の量が含まれています。

 

環境に培われた効果

これでもうお気づきかと思いますが、マルラオイルに含まれる成分のほとんどには、とても強力な抗酸化作用があります。
さらに、脂肪酸による保湿効果が非常に高いのもマルラオイルの特徴です。
これらは、乾燥が激しく強い紫外線に晒されながらも、強く育つためにマルラの木が自ら身につけた自衛手段なのでしょう。

マルラオイルは、過酷な環境だからこそ生まれた「神の木」からの恵みのオイルなのですね。

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