あなたも混合肌かも？簡単肌質診断法と混合肌改善スキンケア

 
季節に関係なく１年中ベタベタテカテカのTゾーン、夏でもカサカサでごわごわのUゾーンなど肌の部分によって肌コンディションが異なっている「混合肌」。
乾燥肌、脂性肌どちらの特徴も併せ持つ非常に手のかかる肌の状態です。
女性の半分以上は混合肌と言われるほど混合肌の人は多く、珍しい肌の状態ではありません。

 
しかし自分の肌質を自己判断するとき乾燥部分や皮脂の分泌が多い部分、どちらかにしか注目せずに肌の状態を認識しがちです。

例えば、鼻がテカりやすい、おでこにニキビができやすいから自分は脂性肌……、そんな風に判断している人はとても多いのです。
そして、自己判断で脂性肌だと思い込んでいるのでスキンケアも脂性肌に合わせたものになってしまいます。
そうなると、乾燥している部分には適していないスキンケアを繰り返すことになり、乾燥部分の症状が進行してしまうのです。

 

肌の状態は変化しています

どちらかの症状に偏ったスキンケアは混合肌の症状を改善どころか悪化させてしまう場合もあるので、常に自分の肌の状態を把握し症状に合わせたスキンケアを行うことは肌のコンディションの維持には欠かせません。

しかし、肌の状態は、年齢や環境とともに変化します。
特に混合肌は年齢や環境の変化によって突然現れることも多く、自分での判断も難しいため見逃されがちです。

また、自分では脂性肌なのか乾燥肌なのか混合肌なのかよくわからない、そんな人も多いですよね。

一番確実に判断する方法は、デパートのコスメカウンターや専門のクリニックで肌の水分量と油分量を測定してもらうことです。そこで、水分の油分のバランスによって肌質を診断してもらえます。

とは言え、そのためだけにデパートやクリニックに行くのも難しいもの。
そんな人のために、自分で判断できる簡単な方法があります。

 

自分の肌質を簡単にチェックする方法

それは、洗顔後の肌の状態を観察することです。
まず、いつも通りにクレンジングや洗顔を行います。
そこで、すぐに化粧水や乳液をつけずに10分程度放置します。

そしてその時の肌の状態を見てみましょう。

 

このように肌質によって変化が現れます。
そこで「自分は混合肌かも……」と自覚した場合、スキンケアの見直しが必要です。

 

混合肌さんのスキンケア、基本は保湿

混合肌ということは、やはり部分的に肌の状態が違うわけなので、場所によって適切なケアを行う必要があり、少し大変かもしれません。
しかし、適したスキンケアをしっかりと行うことは健康で美しい肌を手に入れる一番の近道です。

混合肌のスキンケアの基本は症状によってスキンケアの方法を変えたり工夫したりすること。
しかし、基本的なスキンケアは乾燥肌に合わせたスキンケアでOKです。
脂性肌に合わせたサッパリタイプのアイテムもたくさん販売されていますが、乾燥することによって余計に皮脂の分泌が過剰になる場合もありますので、なるべく使用しないほうがよいでしょう。

混合肌さんは基本的に、低刺激で保湿力のあるシンプルなアイテムを選ぶ必要があります。
肌のコンディションが悪いといろいろな美容成分に頼ってしまいたくなりますが、あまりおすすめできません。美容成分が刺激となって肌状態が悪化する可能性があるからです。
肌の状態がよくないときこそシンプルなケアを心がけましょう。

 

症状に合わせた臨機応変なケアを心がけよう

しかし、やはり場所によって症状が異なっているわけですから、基本のスキンケアでは物足りない部分もありますよね。

そこは臨機応変に対応しましょう。

 

乾燥への対処法

例えばUゾーンなど基本のケアでは保湿が物足りない場合、乳液を重ねづけしたり保湿クリームをプラスすることで保湿力を高めます。また仕事中や通学中などに乾燥が気になった時は、メイクの上から使用できるミストタイプの化粧水などで保湿し乾燥を予防しましょう。

 

べたつきへの対処法

保湿力の高い化粧水を使用していて乳液までつけるとどうしてもベタつきが気になる場合は、スキンケアを化粧水のみにとどめてみて様子をみてみましょう。
そして皮脂の分泌が多いTゾーンなどの頬の部分がスキンケア直後でもべたついてくる場合は、やさしくティッシュオフして余分な皮脂を抑えましょう。
ティッシュは、あぶらとり紙よりも肌に負担をかけずにほどよく皮脂を吸収してくれるので、日中に脂浮きが気になったときにもおすすめです。

 
このように混合肌のスキンケアは、基本は同じでもそれ俺の肌の状態をよく観察してそれぞれに合わせたケアを追加することで肌状態の安定につながります。

健康で美しい肌を手に入れるために毎日のスキンケアは欠かせません。
変化していく自分の肌と向き合いながら肌コンディションに合わせたスキンケアを続けましょう。