脂性肌改善計画！まずは洗顔料選びから

 
気づいたらおでこや鼻が油でテカテカ～ってことありますよね。脂性肌で悩む人は、皮脂をいかに抑えるかに神経を使っているのではないでしょうか。もともとの肌質はありますが、普段のスキンケアを見直すことで、脂性肌を改善することができます。ここでは、スキンケアの基本である洗顔について考えてみましょう。

脂性肌の仕組み

あぶらとり紙で取っても取ってもすぐにでてくるアブラ。どうしてなんだろうと不思議に思ったことはありませんか？　あぶらとり紙で皮脂を取っても、肌はすぐに新たな皮脂を分泌させます。これは、肌が油を出さなきゃ！という皮脂スイッチがONになった状態だからなんです。

もともと肌の角質層には水分と油分がバランスよく含まれていますが、いったんこのバランスが壊れ水分が不足すると、肌は自分を守るために皮脂を過剰に分泌するようになります。この皮脂をあぶらとり紙や洗顔で取り除けば取り除くほど、肌は皮脂を盛んに分泌してしまうのです。この悪循環をストップさせるには、「皮脂を取りすぎない」ことが重要なポイントになってきます。

洗顔の重要性

皮脂を取りすぎないために洗顔をしないというのはいけません。毎日の生活で肌には自然に汚れや老廃物がたまっています。肌の表面に残ったこれらの汚れを放置すると、これが原因で肌あれをおこしたり、ニキビの原因となったりします。また、メイクをしている場合であれば、メイクの汚れが肌に残っていると肌トラブルの原因だけでなく、色素沈着やしみ、しわ、たるみといった老化の原因にもなります。このため、肌の汚れをきちんと取り除くという洗顔は欠かせないものなのです。

洗顔料の選び方

洗顔料については個人の好みがあるので、現在使っているものが肌に合っているようであれば変える必要はありません。しかし、現在の肌質で悩んでいるのであれば、洗い上がりがあまりさっぱりしすぎるものは避けたほうがよいでしょう。洗い上がりがキュッキュッとなるほどすっきりさっぱりするものは皮脂を取りすぎの状態です。皮脂を取りすぎると、後で皮脂の過剰分泌を促してしまうため、洗浄力の強すぎる洗顔料は要注意です。

その点では、洗顔石鹸を使ってみることをオススメします。洗顔石鹸にも種類がたくさんありますが、洗顔フォームに比べて添加物なども少なく肌への刺激が少ないため、メリットが多いといえます。できれば天然素材の刺激の少ないマイルドなものがよいでしょう。

脂性肌のための洗顔方法

洗顔石鹸を泡立てネットなどでしっかりと泡立てて、やさしく肌を包み込むように洗顔しましょう。ごしごしこするのではなく、泡で洗うように直接指が肌にふれないくらいの気持ちでやさしく洗います。小鼻のわきや鼻の下、あごといった汚れのたまりやすい部分は丁寧に洗います。

すすぎはぬるま湯で行いましょう。熱すぎるお湯は皮脂を必要以上に取り除いてしまいますし、水では皮脂が残りやすいので、身体に浴びるとぬるいと感じるくらいの温度でしっかりとすすぎを行います。泡が完全に取れたら、最後は冷水で流すようにしましょう。温かいお湯は毛穴を開かせ、冷たい水は毛穴を引き締める効果があります。最後は肌を引き締めるために冷たい水で終わらせるようにしましょう。このように、お湯の温度にも気をつけて丁寧に洗顔をしてみましょう。

基本に立ち戻った保湿ケアを

洗顔を丁寧に行ったら、肌が乾ききる前に保湿を行います。まずは化粧水でしっかりと肌を潤します。ブースターなどをつけると化粧水の肌への浸透がよくなるので、使用してもかまいません。化粧水をつけるときはコットンか手でしっかりと肌の奥まで潤すつもりで、化粧水を何度かに分けてパッティングしていきます。最後には手の温度で化粧水をなじませるようにハンドプレスをしておきましょう。

化粧水で肌が十分に潤ったら、水分が蒸発しないように美容液やクリームといった保湿剤でフタをするようにします。オイリー肌の場合はスキンケアアイテムを複数使うよりも、基本のアイテムでシンプルなケアをすることが肌のためにもいいでしょう。

生活習慣の見直しも重要

オイリー肌を改善するためには、洗顔などのスキンケアももちろんですが、普段の生活習慣から見直すことが大切です。食事も油分の多い揚げ物などはなるべく控え、高たんぱく低脂肪の肉や魚に加え、旬の野菜や果物をしっかりと摂る必要があります。

食事のバランスが悪いときにはサプリメントなどでビタミンを補給することも効果があります。オイリー肌に悩んでいる場合はビタミンB1、B2、ビタミンCを十分に摂ることを心がけましょう。

食事だけでなく、基本となる早寝早起き、適度な運動も生活に組み込んでいけると身体の中からきれいになれますよ。肌は身体の状態のバロメーターです。不健康な状態で肌だけがきれいになるということはありえませんから、まずは健康であることから気を付ける必要があります。

ストレスも肌には大敵！　毎日を良い気分で過ごしながら、心も身体もきれいになれるように健康的な生活を送っていきましょう。

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