グロースファクターって何？動物性プラセンタと植物性プラセンタ

 
女性は誰しも、年齢を重ねることに逆らうことはできません。
そのため毎日スキンケアを頑張っていても、どうしても年齢とともに、シミや小じわ、肌のくすみや毛穴トラブルなどが気になるものです。
そんな女性のスキンケアにとって強い味方なのが、プラセンタです。

 
アンチエイジング成分としてもすっかりお馴染みなので、使用している人も多いことと思いますが、多種多様にあるプラセンタには、それぞれ種類や特徴があるものです。
一見同じようで実は違いのある、プラセンタの種類や特徴をご説明したいと思います。

 

プラセンタには植物性と動物性がある

プラセンタには豚、羊、馬などの胎盤由来の動物性プラセンタと、植物の胎座から採取される植物性プラセンタ、また、魚などから採取される海洋性のプラセンタの三種類がありますが、何となく植物性だと肌に優しそうとか、動物性の方が効果がありそうなど、漠然としたイメージで選んでいる人も少なくないのではないでしょうか？

筆者も初めてプラセンタを選んだときは、敏感肌なので植物性プラセンタの方が、動物性プラセンタより肌に優しそうだと、勝手に思い込んで購入したことがあります。

確かにどのプラセンタも肌にとっては良い効果がいっぱいですが、細胞分裂を促進するグロースファクターという効果があるのは動物性プラセンタだけなように、実は原料以外にも様々な違いがあるものです。
それぞれのプラセンタが持っている違いを理解して、自分に合ったプラセンタを選ぶことができれば、より効率よくプラセンタの美容効果を実感することができます。

動物性、植物性、海洋性由来のプラセンタの違いや特徴を知り、一番自分に合った続けやすいものを選ぶようにしましょう。

 

動物性プラセンタに含まれるグロースファクターとは？

動物性プラセンタの主な原料は、豚や羊、馬の胎盤です。
胎盤には命を育む様々な栄養が含まれていますが、動物性プラセンタの一番の特徴は、グロースファクターと言われる細胞分裂を促進する成長因子があることです。
細胞分裂が促進すれば、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーもスムーズに行われるようになるので、アンチエイジングの高い効果を実感することができます。

そんな動物性プラセンタの中でも、最もポピュラーなのが豚プラセンタです。理由は豚は一度に出産する子供の数や、出産回数が他の動物に比べて年に2回と多いことから、胎盤の量自体が豊富なことによります。
そのため、馬プラセンタや羊プラセンタと比べてもとても安価で、化粧品だけでなく、サプリメントでも様々な商品に幅広く配合されているとても使いやすいプラセンタです。

また、馬プラセンタは1年に1頭しか出産しない馬の胎盤が原料なことから、アミノ酸の量がとても多く、豚プラセンタに含まれていない必須アミノ酸が6種類もあるなど、高価で高品質なプラセンタとして有名です。
他にもヨーロッパなどの海外で人気の羊プラセンタも、安全性が高く、プラセンタ注射で用いられるヒト由来のプラセンタとアミノ酸の組成が似ていることから、浸透力の高い良質のプラセンタだと言われていますが、日本は羊由来の原料は感染症予防のために厳しい制限が設けられているので、羊プラセンタの商品は殆ど流通していないのが現実です。

 

植物性や海洋性プラセンタにも優れた美容効果が

植物性プラセンタの原料は、主にとうもろこしやライ麦などの植物の胎座と言われる、動物や人間の胎盤のようなところから採取されるプラセンタで、海洋性プラセンタは主に鮭の卵巣膜から採取されるプラセンタです。

これらのプラセンタは動物性プラセンタのような、細胞分裂を促進するグロースファクターの効果はありませんが、動物性プラセンタと同じく、ビタミンやアミノ酸、ミネラルなどを豊富に含んでいるので、これらの豊富な栄養素により肌の潤いをアップし、アンチエイジングや優れた美肌効果を実現することができます。

積極的な攻めのアンチエイジング効果はありませんが、肌をしっかり潤しながらアンチエイジングをしたい敏感肌の人や、植物性成分が好きな人にとってはお勧めのプラセンタと言えます。

 

プラセンタには女性に嬉しい効果がいっぱい

プラセンタと言うと、アンチエイジングとして美肌を目指すための高い効果がある美容成分として有名ですが、プラセンタの実力はそれだけではありません。

更年期障害や月経前症候群など、多くの女性が悩んでいるホルモンバランスの乱れにも、プラセンタは効果を発揮します。
更年期障害や月経前症候群は病気ではないからと我慢しがちですが、プラセンタをサプリメントとして摂取することで、これらの辛い症状を緩和して、穏やかな毎日を過ごすことができるようになれば嬉しいものです。

サプリメントとして摂取するのは、動物性プラセンタだけでなく、植物性プラセンタでも海洋性プラセンタでも同様の効果を実感することができるので、自分に合っていて続けやすいプラセンタを毎日の生活に取り入れていきましょう。