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ジャーマンカモミールの育て方:お医者さんのハーブを自宅で栽培



ハーブ
 
リラックス効果や月経前症候群の改善、胃腸の調子を整えるなど、様々な嬉しい効果のあるジャーマンカモミールを、ハーブティーやアロマオイルで楽しむのもいいですが、自宅で栽培することができたら、より身近にジャーマンカモミールを楽しむことができます。


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ジャーマンカモミールを育ててみたいけれど、アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいるから難しい、と躊躇している人もいるかもしれませんが、ベランダや玄関先でもプランターを使って育てることができるので大丈夫です。
お医者さんのハーブと言われるジャーマンカモミールの育て方をご紹介したいと思います。

 

まずは種か苗を用意する

ジャーマンカモミールの種や苗は、ホームセンターの園芸コーナーなどで簡単に入手することができます。
乾燥などにも比較的強く育てやすいので、あまり植物を育てた経験がない人でも、安心して挑戦できるハーブです。

種植えの季節はだいたい3月から4月頃ですが、種から育てるときちんと発芽するか心配な場合は、4月頃から出回る苗から育てると失敗しにくいです。

土は庭などへの地植えなら培養土を混ぜてしっかり耕して、柔らかくしておきます。
プランターの場合も、鉢底石を並べて、培養土をたっぷり入れておきます。
培養土はあればハーブ専用のものが便利ですが、野菜や花を育てるもので十分です。
種から育てる場合は、種自体がとても小さいので一度にたくさん発芽しますが、それぞえの株の間隔を10cmから20cmは空けるように、発芽して葉が出てきたら植え替えをしましょう。

春に植えたものは、春の終わりには花を咲かせますが、9月から10月の秋にもジャーマンカモミールは植えることができます。
この場合は越冬して、再び春が訪れた頃、丈夫な花を咲かせます。

 

水やりをする

植物を育てるためには、水やりが欠かせません。
しかしたっぷり水をあげすぎてしまうと、逆に植物をダメにしてしまう場合もあるものです。

ジャーマンカモミールも、水のあげ過ぎに注意が必要な植物です。
基本的には少し乾燥している土を好む植物なので、プランターの場合は、水やりは土の状態を見て、乾いて2~3日経ってからあげるようにしましょう。

また、庭や畑などへの地植えの場合は、水やりは最初の1回のみすれば、あとは特に乾燥が気になる時以外やらなくても大丈夫です。

 

アブラムシに注意する

ジャーマンカモミールは比較的強い植物ですが、アブラムシが付きやすいので注意が必要です。
アブラムシ対策としては、新芽が出た頃からこまめにカモミールをチェックして、見つけたら歯ブラシなどで擦り落として増殖を防ぎます。
また、アブラムシはキラキラしたものが苦手なので、アブラムシ除けのシールを購入して使用するのもお勧めです。

枝にたくさん発生してしまった場合は、切り落として他への繁殖の拡大を防ぎますが、基本的にはアブラムシ除けのシールやネットを用いて、予防として対策していくことがポイントです。

 

収穫は花が咲いてすぐに摘み取る

ジャーマンカモミールの花が咲くと、辺り一帯に何とも言えない優しい香りが漂います。
大切に育てたジャーマンカモミールが可愛らしい花から良い香りを漂わせるのは、とても素敵な光景でずっと見ていたいものですが、ハーブとして活用するためには、花が咲いたらすぐに摘み取ることがお勧めです。

摘み取った花はそのままハーブティーにしてもいいですし、乾燥させて保存しておくと日持ちするので長く楽しめます。

 

ジャーマンカモミールは1年草

植物には何年も青々と生き続ける多年草と、1年経ったら枯れてしまう1年草がありますが、ジャーマンカモミールは1年草の植物です。
そのため、種を植えて花が咲いて枯れてしまったら、そのままにしておいても翌年地面にこぼれ落ちた種で花は咲きますが、香りなどが弱くなってしまいます。

よりジャーマンカモミールの効果を実感したい場合は、枯れた花は抜いて、春になったらまた新しい種を蒔くことをお勧めします。

 

ロマンカモミールとジャーマンカモミールの違いは?

ホームセンターなどで苗を見ていると、ジャーマンカモミールの他に、とてもよく似たロマンカモミールという花が売っています。

ロマンカモミールもジャーマンカモミールと同じく、カモミール一種です。
花の形状はロマンカモミールの方が真ん中の黄色い部分が平なことと、花自体が少し大きいことが特徴です。
一見とても似ているしどちらもカモミールですが、ロマンカモミールは多年草なので、ジャーマンカモミールのように1年で枯れることはありません。

但し、ロマンカモミールはジャーマンカモミールよりも苦味があることから、ハーブティーとして楽しむよりは、入浴剤やスキンケアアイテムとして使用することが一般的です。
乾燥させたカモミールの花を煮出して化粧水を作ってもいいですし、ホワイトリカーなどに漬け込んで、カモミールの成分をたっぷり抽出したものに好みでグリセリンなどを加えて、化粧水として使用することもできます。

効果はジャーマンカモミールとほぼ同じですが、ロマンカモミールの方が作用は緩やかなので、より高い効果を実感したい場合はジャーマンカモミールをお勧めします。

 
可愛らしい白い花や優しい香りは、そこにいるだけでふんわり癒されます。
ぜひジャーマンカモミールを自分で育てて、楽しんでみましょう。

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