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そば茶とは何?古くて新しい健康飲料、その魅力とは?!



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様々な種類のお茶が販売されている中、香ばしい香りが特徴のそば茶というお茶をご存じでしょうか。
そば茶と言うと、おそば屋さんで出て来るお茶だったり、健康や美容に効果があるとして、ペットボトルのものがコンビニやスーパーなどで販売されている印象があります。
しかし実際、何となく体に良いイメージがあるものの、具体的にどんなお茶なのかは、詳しく知らない人も多いことと思います。
よく知ることで更に飲みたくなる、そば茶についてご説明していきたいと思います。


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そば茶の原料はそば

そばは信州や出雲、北海道、福井など、様々な産地があることからも、日本各地で栽培されている穀物です。
主に夏に涼しい土地を好み、稲作が苦手な寒冷で痩せた土地でも栽培することが可能なことから、各地に主食として広まったと言われています。

そばの原料であるそば粉は、そんなそばの実を挽いた粉です。
そば粉のみで作られた十割そばから、小麦粉を混ぜたもの、山芋や海藻のふのりなどの食材を繋ぎに加えたものなど、様々な種類のものが販売されています。

そば茶も、そばと同じそばの実から作られたお茶で、そばの実の皮を取り、焙煎したものです。
香ばしい何とも言えないほっとする香りが特徴で、色はほうじ茶のような茶色をしたものや、そばの種類が異なる韃靼そばを使用した韃靼そば茶は、黄色っぽい緑茶のような色をしています。

おそば屋さんに行くと、お茶として出て来ることもありますし、スーパーやコンビニにも、たくさんのティーバッグやペットボトルのそば茶が販売されています。

体に良い食べ物として知られているそばと同じそばの実が原料のお茶であることから、そば同様、様々な美容や健康に対する効果を、お茶として飲むだけで得ることができるのも嬉しいところです。

一見ちょっぴり地味で渋いイメージのそば茶ですが、実際飲んでみるととても美味しく、そばの香りや味を楽しむことができるとても飲みやすい飲み物です。

 

そばの歴史は?

そば茶の原料であるそばは、中国からヨーロッパに至るまで、数多くの国で食べられている穀物です。
日本に伝えられたのは、弥生時代とも言われており、そば粉として用いられるようになったのは、鎌倉時代からだとされています。

そんなそばは、最初からそば茶や現在の形のそばとして食べられたのではなく、そば粉として用いられるまでは、お粥としてそばの実を炊いて食べられていたようです。
また、その後そば粉が普及してからも、そば粉をお湯で溶いたり、水で溶いて加熱したそばがきが主流でした。

江戸時代になると、今私たちが麺類として食べている切そばが多く食べられるようになり、現代では切そばやそば茶の他にも、そばを使用した洋菓子や和菓子もたくさん販売されています。

 

そば茶とそば湯はどう違うの?

そば茶がそばの実を焙煎して作られたお茶ならば、同じそばから作られるそば湯とはどこが違うのでしょうか?

そば茶は、そばの実の皮を取って、焙煎してお湯で抽出したお茶なのに対して、そば湯はそばを茹でる時に出る茹で汁のことです。
そばの風味があるという点では同じですが、透き通った褐色や黄色い色をしているそば茶に対して、そば湯はどろりととろみのある、白濁したものです。
飲み方も、通常のお茶と同じように作って飲むそば茶に対して、そば湯はそばのつけ汁に入れて塩気をプラスして頂くことが多いようです。

どちらにもそばの栄養成分がたっぷり含まれていますが、そば湯はそばを茹でた茹で汁だけに、そのままでも若干塩分の味がするのに対して、そば茶はお茶として生活のあらゆる場面で飲むことができる、とても飲みやすい飲み物と言えます。
どちらも美容や健康に効果の高いものなので、飲む機会があれば、積極的に摂っていきましょう。

 

そば茶を飲むとどんな効果が得られるの?

そば茶というと、多くの人が知っているのが、血液サラサラ効果です。
これはそばに含まれているルチンという成分に拠るもので、そば茶を飲むことで、血管をしなやかに保ち、血液がどろどろに固まるのを防いで、サラサラの状態を維持することができると言われています。

血液をサラサラにするということは、冷え性の改善や高血圧の予防などの効果が期待できるだけでなく、新陳代謝を高めて痩せやすい体を作ることにも繋がるので、そば茶は正に飲むだけで、誰もが欲しい美容や健康に対する効果を得ることができるお茶と言えます。

これ以外にも、胃腸の調子を整える効果もあり、胃が弱っている時や、便秘や胃腸炎で腸の調子がいまいちの時にも、そば茶は効果を発揮します。
また、そばの香ばしい香りは、リラックス効果もあるので、ストレスが溜まって辛い時や、ほっと一息つきたい時など、ゆっくり過ごしたい時の飲み物としても最適です。

ノンカフェインで、誰でも飲みやすいお茶だからこそ、毎日の食生活に取り入れて、その効果をじっくり実感していきたいものです。

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