便秘薬を服用するならあなたの便秘にあったお薬を選んで。便秘薬の種類と効能
便秘に陥った際に、根本的な解決には生活習慣を見直すほかにありません。
しかし、便秘薬に頼ってはいけないと言うことではありません。便秘薬は現状溜まっている便を強制的に排出して、身体の中をリセットしてくれる役割があります。
そのほかにも、食物繊維など便を排出するのに必要な成分を織り交ぜて、自然に近い形で便を排出させるものも存在します。常に便秘薬に頼ってしまっては根本的解決になりませんが、一時的な対処法としては非常にオススメです。
便秘薬の種類
便秘薬には主に3種類あります。
2.体内の便に水分を含ませて排便を促すタイプ
3.直腸に溜まった便のみを排出してくれるタイプ
便秘薬の効果は主にこの3つです。全て排便に効果のある薬なのですが、利用環境によって使い分けることができます。
穏やかな作用がある便秘薬
1と2は同じような効能なのですが、1は本当に自然と何ら変わらない形で便意を感じます。1の特徴は便意を促しながらも下痢にはならないという点です。程よい水分量を便に含ませて、正常に近い便を排出させてくれます。その為、効果が出るまで半日ほどかかります。寝る前に飲んで翌朝に排便できるイメージです。
なるべく早く出したい方向け
2は1と同様に便に水分を含ませて排便を促してくれます。ただ1と比べると即効性が高く飲んで数時間すれば便意を感じます。水分をかなり多めに吸収して強制的に排便するタイプなので下痢になることが多いですが、体内をリセットしたいときには役立ちます。難点は便意を感じる際に痛みを伴うことがあります。とにかく早く、全て明日までには出したいという場合には非常に重宝します。継続的な利用ではなく短期的に使用するのに向いていると言えるでしょう。
強力な便秘薬
3はいわゆる浣腸タイプです。小腸や大腸に残っている便は排出できませんが、直腸に溜まっている便を即効で排便させてくれます。こちらは1・2と違って飲み薬ではなく座薬に近いです。服用してから数分後には便意を感じて排便することができるでしょう。使い捨てタイプの薬で、今すぐ出したいと言う場合に非常に役立ちます。
どの便秘薬も排便を促す際には非常に効果的です。便秘は生活習慣病なので食生活を見直さなければ根本的な解決にはなりませんが、こうした便秘薬を利用して上手く付き合っていくのも大切なことです。
便秘薬に頼り過ぎてしまうと身体本来の便を排出する力が低下してしまうので、使う頻度などに注意して利用するようにしましょう。