便秘になりやすい人が存在する!
便秘は、生理的な状態や生活習慣が大きく影響を与えています。特に女性や年配者は便秘になりやすく気をつけなければなりません。
出産後やダイエット中などの時も便秘になりやすく、便秘になりやすい性格もあります。
ダイエット中の若い女性の便秘
ダイエットはある面、しっかりと行えば余分な脂肪を落としたりして健康に良いのですが、特に極端に食事の量を減らしてしまうと、肌あれ便秘になってしまうリスクが高くなります。
特に食物繊維が少ない偏った食事や小食によって、大腸の刺激が少なくなったために、上手く大腸で便が運ばれずに起こってしまいます。
摂取量も少ないので便も出にくく、食事性便秘と言ったりもします。りきんでも出ず、便が長時間残り、肌あれの原因にもなります。ダイエット中でもしっかりと野菜などの食物繊維をきちんととることが大切です。
女性に多い習慣性便秘
女性の便秘で最も多いのが習慣性便秘といわれるタイプのもので、便意をがまんしたりすることで起こります。
イベント会場などにいくと、女子トイレは長い行列がよくできていますが、こんなとき便意を我慢してしまったり、外出中はトイレに行きたくなかったり、忙しくてつい等といった理由で男性に比べ女性は便意を我慢してしまうケースが多くあります。
また必要以上に下剤や浣腸を使ったりするのも女性に多くみられる傾向で、こういった行為が繰り返されるうちに直腸の感受性が低下してしまい、便が送られてきても便意が起こりにくくなってしまい便秘になってしまいます。
便意を我慢せず、毎朝トイレタイムをもうけるなどの生活上の工夫も大切です。
年配者や出産後に多い便秘
年配者や出産後の女性等は、腹筋の力が弱くなっているので、便を出すときに思うように腹圧をかけることができません。そうすると大腸内での便の移動が遅くなります。したがって便がなかなか排泄されずに大腸の中にたまってしまいます。
従って、このタイプの便秘はお腹がハリやすく、有毒ガス等が発生しやすく肌あれも起こしやすくなります。
運動で腹筋を鍛えるためにジョギングとかウォーキングなどの運動をすると効果的です。
便秘になりやすいストレスをためやすい人
ストレスをためやすい人は、自律神経のバランスを乱しやすく、これが便秘の原因となります。
腸のぜん動運動は、自律神経の副交感神経が優位なときに活発に働きますが、バランスが乱れ、交感神経の働きが強くなると、腸のぜん動運動が上手くいかなくなり、大腸に痙攣(けいれん)が起こってしまいます。そうするとその部分が狭くなって、便が通過しにくくくなってしまい便が出るまでに時間がかかってしまいます。
副交感神経の働きが強くなりすぎると、腸のぜん動運動が活発になるので、便の中の水分が、腸内で十分に吸収されず早めに移動してしまうので逆に下痢を起こしてしまうことがあります。
ストレスからくる便秘は、便秘と下痢を繰り返すことが多く、不溶性の食物繊維をとったり、便秘薬を飲むことでかえって症状が悪化したりするので注意が必要です。
ウサギのようなコロコロとした便の場合が多く、便を出したあとにもスッキリしない場合が多く、ストレスの影響を受けないように、ゆったりとすることを心がけることが大切です。