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危険な便秘~腸の検査、受けてますか?原因に病気が疑われる便秘



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前章を見ると便秘は誰にでも起こりうる症状ですが、危険で病的な便秘も中にはあります。


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そこでこの章では便秘が起きたら疑われる病気を書いていきます。

 

腸ねん転と腸閉塞

腸の一部がねじれたり締め付けられたりするなど圧迫されて細くなり便が動かなくなる上、ガスも腸内に溜まってきます。

特に腸閉塞は一般的な便秘と違って進行が速いので悪心や嘔吐などの放散痛や激しい腹痛を伴います。そして最悪の場合、水やナトリウムが腸から出てショックを起こしてしまいます。
腸閉塞かな?と思ったらすぐに消化器外科に行きましょう。

 

大腸がん

進行が進んでいる段階なので大腸カメラに加えて血液検査で分かることが多いです。

 

大腸ポリープ

大腸ポリープは腸の潰瘍と言っても良いかもしれません。
こちらも大腸がんのように炎症を起こし腸管が細くなる場合があるので便通が悪くなるのが特徴です。

 

過敏性大腸炎(IBS)

IBSは近年患者数が増えている疾患であり、その名の通り大腸に炎症が起こるので勿論腸内の環境が悪くなります。
そうなると便秘が起こることもあるのですが、IBSの場合は逆に下痢になってしまう人もいるようなので注意しましょう。

 

自律神経失調・ストレス

ストレスなどで自律神経失調にかかると睡眠不足などで腸の蠕動運動が起こりにくくなります。

また、偏食になるので油っぽい肉や辛い物、さらにはタンニンの入った飲料を取り過ぎる事があります。
特に辛い物やお茶類やワインに含まれるタンニンはタンパク質を変性させる効果があるので腸内の粘膜を刺激して炎症を起こすことがあります。

また、過度の肉食で便が固くなる場合もあるので慢性化するとポリープやガンの原因にもなります。
なのでストレスを食欲を満たすことで解消するというやり方は体を壊すので避けたいですね。

 

自分の腸の状態を把握することが大切

このように腸の粘膜を刺激するものや蠕動運動を妨げる生活習慣が便秘を誘発させることが分かって頂けたと思いますが、病的ではない女性ホルモンによる便秘もあります。

しかし便秘を機に、という言い方は変ですが自分の「腸の体質」を知る事が大切でしょう。
そこで手軽に出来る検査が検便と血液検査でしょう。

検便は肉眼では見えない血便や胆汁の量などで内臓の異常を発見できますし、血液検査は白血球の量などでガンのリスクを図ることができます。
また、時間があれば大腸カメラによる検査も潰瘍やポリープなどの炎症をすぐに発見できるので良いでしょう。
便秘の気になる人は腸を中心に人間ドッグをやってみましょう!

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この記事は当ブログのライター「さっしー」が書きました。

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