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幸せな人は便秘になりにくい?精神的ストレス・不安と便秘は自律神経を通して繋がっている



便秘解消

 

便秘の原因の1つにストレスがあります。腸のぜん動運動も自律神経の働きによって調節されていますが、ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れ、腸の働きが悪くなり便秘の原因になります。

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どうして腸は第2の脳と呼ばれるのか

よく腸は『第2の脳』と呼ばれたりします。
これは小腸の形と大脳の溝が似ているからというわけではありません。腸は全長7.5~9mもある長い器官ですが、ぜん動運動により便を送り出して逆流するようなことはありません。
これには自律神経のうちの副交感神経が大きな役割を担っていて、その中枢は脳にあります。
つまり腸のぜん動運動は脳のコントロールを受けて動いていることになります。

 

同時に、腸には独自の腸管神経系というネットワークがある

しかし実は腸には約1億個の神経細胞があり腸管神経系という独自のネットワークをもっています。
首から下の神経の半数以上が腸に集中していて、腸は脳の次に神経細胞の数が多い組織になっています。しかもこのネットワークは神経伝達物質であるセロトニンを出して脳の指示がなくても働く自律性を持っています。
実際に動物実験で脳と腸管をつなげている神経を全て切ってしまっても、腸は動き続けることが報告されています。そのために腸は「第2の脳」、「セカンド・ブレイン」等と呼ばれます。

 

 

どっちが腸を動かしてるの?お腹と脳の不思議な関係

脳と腸の間には、『脳腸相関』という密接な関係があります。
うつ病等の精神疾患の人の多くに腸の異常が認められていますし、うつ病の薬を飲むと便秘の副作用が出やすくなることから、その関係性が注目されています。
精神的ストレスは自律神経のバランスを崩し、腸の動きを弱めることで便秘を引き起こす原因になることはよく知られていますが、腸の症状が精神的ストレスを引き起こしているのではないかという研究報告もあります。
つまり腸から出た精神的シグナルが、脳に何らかの影響を及ぼしているということになります。
こういうことも考えると、腸の健康というのは非常に大切な問題になってくるのでしょう。

 

 

腸幸せな人生をおくるために

腸管神経から分泌されているセロトニンは、幸福感や癒しを感じる神経伝達物質で、ストレスにも抵抗性があると言われています。
腸の調子が悪いと良いシグナルは送られず、便秘になるとイライラしてくるというのもこういったことに関係があるのかもしれません。
体の約9割のセロトニンは腸に存在していると言われ、腸は便とともに幸福を作り出す組織です。このため、腸内環境を整えスッキリ排便するというのも幸せな人生をおくるための1つの条件かもしれません。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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