効果抜群!天然オイル7選~オリーブオイルとココナッツオイル
最近は、さまざまな美容液が出回っていますが、年齢を重ねたお肌のケアには、天然オイルがおすすめです。ひと口に天然オイルと言っても、よく知られたオリーブオイルから、最近注目されているアルガンオイル、日本で伝統的に使われている椿油など、種類は多種多様です。
現在、日本でスキンケアに使われている天然オイルにはどのようなものがあって、アンチエイジングにはどんな効果が期待できるのでしょうか?
アンチエイジングに効果が高い天然オイル それぞれの特徴
アンチエイジングに効果が高く、人気のある天然オイルは、世界中から集まっています。まずは、地中海原産のオリーブオイルから、世界旅行をしてみましょう。
1. 地中海原産のオリーブオイル
美容に使われる天然オイルの代表格と言えば、オリーブオイルでしょう。
オリーブオイルの注目すべき成分は、オレイン酸です。オレイン酸は、お肌にうるおいを与え、皮膚の老化を防ぐ効果や紫外線防止の効果があり、低刺激なので安心して使えます。
ほかにも、リノール酸、ポリフェノール、ビタミンEなど、お肌の老化防止に役立つ成分がたっぷりです。スキンケアだけでなく、食用としてもさまざまな効果があります。
2. アフリカ原産のアルガンオイル
アフリカには、注目度が高まっている天然オイルがいくつもありますが、なかでもモロッコ原産のアルガンオイルは、人気急上昇中です。
アルガンオイルには、ビタミンEがオリーブオイルの数倍あり、お肌の酸化を抑えてくれます。オレイン酸や殺菌効果の高いサポニンも豊富です。浸透力が高く、お肌だけでなく髪のお手入れにも効果的ですよ。
3. 中東原産のスイートアーモンドオイル
スイートアーモンドオイルは、中東原産ですが、現在はアメリカ合衆国が主要な産地になっています。オレイン酸、ビタミンが豊富で、低刺激なので幅広い年齢層、肌質に使える天然オイルです。酵素を抑制してメラニンの増加を防ぐ美白効果もあります。
4. 東南アジア原産のココナッツオイル
ココナッツオイルは、フィリピンなど東南アジアの各地で使われてきたオイルです。ビタミンEが豊富で、天然の紫外線防止効果があります。抗菌作用も高く、お肌を清潔に保ち、肌荒れを防ぎます。料理にも幅広く使えて、甘い香りは紅茶にも合います。
5. オーストラリア原産のマカダミアナッツオイル
マカダミアナッツオイルは、主成分はオレイン酸ですが、注目はバルトミン酸(パルミトオレイン酸)です。これは、お肌を再生し、お肌をきれいにしてくれます。ビタミンも豊富で、お肌がやわらかくなり、血行も良くなります。お肌だけでなく、髪や頭皮にも使えて、食事に取り入れることもできますよ。
6. 日本原産の椿油(カメリアオイル)
世界を半周して日本にやってきました。日本の美容油と言えば、椿油が有名です。
保湿効果のオレイン酸、殺菌力のサポニンが含まれており、紫外線やニキビにも効果があります。使い方としては、髪のお手入れに使う方法がよく知られていますが、クレンジングやお肌のオイルパックなど、スキンケアにも幅広く使えます。
7. アメリカ大陸原産のホホバオイル
アメリカ南部からメキシコ北部が原産のホホバオイルは、ワックスエステルという成分が豊富です。これは、強力なバリア機能と抗酸化作用があり、保湿やお肌の酸化防止に高い効果を発揮します。また、安全性がきわめて高く、どんな肌質でも安心して使えます。スキンケアにはもちろん、ヘアケアにもアンチエイジング効果抜群で、お肌も髪も本来の若々しい姿を取り戻せます。
ほかにも、シアバターやローズヒップオイルなど、注目のオイルはまだまだあります。
アンチエイジングのコツは、自分に合ったアイテムを続けて使うことです。続けることで、お肌の調子が整い、効果もアップします。自分に合った天然オイルをみつけて、健康で若々しいお肌を手に入れましょう!
オリーブオイルのアンチエイジング効果とは?
さまざまな天然オイルの中でも、いちばん有名でよく知られているオイルと言えば、オリーブオイルでしょう。オリーブは、スペイン、ギリシャなどの地中海沿岸の各国で栽培され、日本でも瀬戸内海の小豆島が産地として知られています。オリーブオイルは、美容にも健康にも効果があるオイルとして、料理にもスキンケアにも使われています。
ここでは、スキンケアでのアンチエイジング効果を中心に、その特徴をみてみましょう。
オリーブオイルの注目はやはりオレイン酸!
オリーブオイルの主成分は、約8割を占めるオレイン酸です。オレイン酸の名前はオリーブに由来しているそうですから、それだけ、オレイン酸とオリーブは切っても切れない関係なのですね。
オレイン酸は、人間の皮脂に含まれている成分です。皮脂は、年齢を重ねると減っていくものなので、オリーブオイルをお肌に塗ることで、失われていったお肌のうるおいを取り戻し、お肌の調子を整えることができるのです。オレイン酸は保湿効果が高く、乾燥肌には抜群の効果を発揮します。乾燥によるシワも改善され、健康的な明るい色味のお肌をみちびきます。
また、皮脂不足が改善されるので、紫外線や外の刺激からお肌を守り、お肌の老化を防ぐこともできます。
代謝が良くなると、お肌の再生も良くなり、肌荒れやシミ、くすみが改善されますよ。
オリーブオイルの多彩なアンチエイジング成分
(1) オリーブオイルの脂肪酸―リノール酸とバルトミン酸
オリーブオイルに含まれる脂肪酸は、オレイン酸のほかにも、リノール酸、バルトミン酸が1割ずつ含まれています。どちらもお肌を保湿し、やわらかくする効果があります。
リノール酸は、炎症を抑える効果もあり、大人ニキビの予防に役立ちますし、バルトミン酸は、血管を丈夫にし、シミ・シワなどのお肌の老化を防ぎます。
(2) ポリフェノールとビタミンE
ポリフェノールは、肌荒れや酸化防止に効果があります。
そして、ビタミンEが豊富です。ビタミンEは、抗酸化作用が高いので、シミやしわを改善し、老化防止の高い効果が期待できます。
どちらも抗酸化物質なので、老化の原因と言われる活性酸素を取り除いてくれます。
ビタミンEは、ポリフェノールと一緒に摂ると抗酸化力が高まりますし、ビタミンEは油との相性が良く、体内への吸収率が高まるので、オリーブオイルに含まれるビタミンEは、効果を実感しやすいと言えるでしょう。
このように、オリーブオイルには、お肌を健康に若々しく保つアンチエイジングの成分がたっぷりです。洗顔石けん、クレンジング、美容液などさまざまな使い方ができます。
オリーブオイルのアンチエイジング効果、いかがでしたでしょうか?
料理などで体に取り入れる方法もよく知られているオリーブオイルですが、お肌に塗っても若返りの効果は抜群です。良質のオイルが手ごろな価格で手に入りやすく、使いやすいのも魅力!アンチエイジングの第一歩はぜひオリーブオイルからどうぞ!
ココナッツオイルのアンチエイジング効果とは?
ココナッツオイルは、昔から使われている天然オイルですが、最近は、人気タレントさんが愛用していることでも知られ、使う人が増えています。
ココナッツオイルは、真っ白なミルクのようで、甘い香りが特徴的です。
料理の使い道もいろいろあり、体にも良いことが知られていますが、ココナッツオイルのスキンケア効果は知らない人も多いかもしれません。ココナッツオイルは、年齢を重ねたお肌にも効果抜群ですよ!
1. 紫外線対策
ココナッツオイルの効果として第一に挙げられるのは、紫外線対策でしょう。
ココナッツオイルは、南国のココヤシの木に実るココヤシの実から抽出されます。
ココヤシは、熱帯地方の暑さと強い紫外線にさらされて育つので、その実はとても長持ちして丈夫です。簡単には腐らないということは、酸化しにくく、抗酸化作用が強いのです。紫外線予防には、抗酸化作用とビタミンEが重要ですが、どちらもココナッツオイルには豊富に含まれているので、紫外線対策に大きな効果が期待できるのですね。
実際に、多くのサンオイルにはココナッツオイルが配合されていて、強い紫外線をマイルドに吸収してくれるので、夏の海でもきれいに日焼けができますよ。
2. ビタミンEの美肌効果
ビタミンEは、お肌の酸化を防ぎ、血行を良くしてくれる成分です。保湿効果もあってお肌がやわらかくなり、シミやくすみも防いでくれます。
3. 抗菌作用と消炎作用
ココナッツオイルを伝統的に使用している地域では、けがをした時に傷に塗って使われてきました。抗菌作用があるので、傷が早く治り、消炎作用ではれや赤味が早く収まります。
お肌のトラブルにも効果があり、ニキビに塗ると早く治ります。
ココナッツオイルのスキンケアでの使い方
ココナッツオイルは、使ってみたいけれどどうしたら良いか分からない!という人も多いと思います。最後に、ココナッツオイルのスキンケアでの使い方をまとめてみましょう。
まずは、紫外線対策として、夏のお出掛けには必須アイテムになるでしょう。
さらりとしたつけ心地で、お肌を紫外線などの刺激から守ってくれます。
普段のスキンケアでは、化粧水に数滴混ぜてお肌に伸ばして使うと、保湿効果でしっとりするだけでなく、シミやくすみも解消していきます。ベーシックなスキンケアとしては、ココナッツオイルの量やお肌につけるタイミングなどを工夫して、さまざまな使い方ができそうです。
もちろん、オイルクレンジングとして、メイク落としや毛穴の角栓とりにも使えます。
ほかには、虫さされや湿疹のかゆみにも効果があります。
ただし、ココナッツオイルは人によって合わない場合もあるので、最初は少しずつ試しながら使っていくと良いでしょう。