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ごま油vsごま油とオリーブオイル。美肌を目指すならどっち?



ごま油

 

オイル美容に使うオイルとして、代表格のオリーブオイルと人気のごま油を比較してみましょう。美容効果はそれぞれ特徴がありますよ。

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ごま油の美容効果をチェックしましょう!

ごま油を美容に使うには、茶色いごま油ではなく、白いごま油を使います。製造の工程で加熱してないので、ビタミンが損なわれていないためです。
市販の白ごま油はそのままでも使えますが、キュアリングと呼ばれている湯せんの方法で、加熱処理する方法もあります。湯せんは100度前後で止めるのがコツです。この加熱で抗酸化作用の高いセサミノールが生成され、美容効果が高まります。

 

ごま油:成分の特徴

スキンケアの効能としては、定番の保湿効果のほか、血行促進とアンチエイジング効果が特徴です。

 
ビタミンEとゴマリグナンのはたらきで血行が良くなります。
ビタミンEは、血行を促進し、代謝をアップさせるはたらきがあり、酸化を防ぐ力もあります。
ゴマリグナンは、抗酸化作用がきわめて高く、老化を招く活性酸素を除去するアンチエイジング効果、免疫力向上の作用が抜群です。体に摂り入れれば元気がわいてきて、肌に塗ると、肌が若々しくなります。代謝が上がり、肌再生が正常になるので、肌に残ったメラニンを排出する美白効果もありますよ。

 
ごま油は、オレイン酸のほかにリノール酸が豊富なのが特徴です。オレイン酸が約40%なのに対して、リノール酸は約45%含まれています。
リノール酸は、保湿、抗炎症、肌をなめらかにし、バリア機能を高めます。浸透力が高く、真皮まで浸透するオイルです。

 

ごま油でマッサージ

ごま油は、全身のマッサージに向いています。古来インドでは、マッサージオイルとしてごま油が使われてきたほどです。

 
お風呂でのマッサージ法をご紹介しましょう。
お風呂に入り、体を洗って湯船に浸かったらオイルマッサージの開始です。
首、肩、おなか、足にオイルを塗り、マッサージをします。この時、下から上にマッサージするのがポイントです。冷えやむくみが気になる人は、足先やふくらはぎを重点的に。丁寧なマッサージで脚が軽くなりますよ。

 
ごま油はさっぱりした感触なので、体に塗ってもマッサージしているうちに浸透してなくなりますが、オイル特有のベタつきが気になる人はもういちど石けんで軽く洗い流しても良いですね。

 

ごま油でクレンジング

ごま油は顔のマッサージにも使えます。
じつはクレンジングオイルとしても使えるので、洗顔前にごま油を塗ってクルクルとマッサージし、メイク剤を浮き上がらせましょう。
オイルは少し水分を含むと乳化の作用で白っぽくなり、メイク剤ともなじんで浮き上がらせることができます。そのあとは、普通に洗顔すればスッキリです。

 
洗顔の後もオイルの保湿効果は残るので、クレンジングの後、もう一度丁寧にフェイスマッサージをして、リンパの流れを良くしましょう。
リラックス効果もあって、お風呂での楽しみが1つ増えますよ。

 

ごま油でヘアケア

ヘアケアに関しても、アーユルヴェーダでは、頭皮マッサージに使われています。洗髪前に地肌にたっぷりのごま油を塗り、マッサージします。数十分置いた後、シャンプーで洗い流します。
これだけでも、頭皮の汚れが落ち、適度に保湿され、健康な髪になっていきます。

 
また、手作りのごま油シャンプーもおすすめです。
普段のシャンプーにほんの少しごま油を混ぜ、普通にシャンプーするだけです。ごま油のトリートメント効果で、髪の毛1本1本がコーティングされ、乾いた後もしっとりまとまる髪になります。

 

ごま油でうがい

ごま油をスプーン1杯のごま油を口にふくみ、喉のガラガラうがいと口のブクブクうがいをします。口に入れておくのは短時間で十分ですが、口をブクブクする際は、舌の裏側や頬と歯の間など、すみずみまで行き渡らせましょう。

 
このごま油うがいは、オイルプリングとして、インドでは古来からアーユルヴェーダの健康法で行われてきました。
口や歯のケアになるのはもちろん、ごま油は浸透力にすぐれているので、口から吸収されてデトックス効果もあると考えられています。
どのくらい実感できるかは個人差があるとは思いますが、虫歯や口臭、歯周病の予防、口内炎の改善、顔のしわの改善、白髪の予防と改善にも効果があると言われています。

 

 

オリーブオイルの美容効果

次に、オリーブオイルの美容効果をチェックしてみましょう。
オリーブオイルは、市販の食用オリーブオイルでもOKです。その中でもエキストラヴァージンオイルが美容に向いています。

 

オリーブオイル 美容成分の特徴

オリーブオイルの主成分は、オレイン酸で、全体の約70%以上を占めています。
オレイン酸は、人間の皮膚にもともと含まれている成分なので、皮脂不足や乾燥した肌には皮脂を補うはたらきをして、肌を保湿し、肌トラブルを防ぎます。もともとの成分を補ってくれるので、肌なじみが良く、マイナートラブルもおきにくい低刺激のオイルなんですね。

 
そのほか、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが豊富で、バランス良く肌に栄養を与えてくれます。
また、オレイン酸やビタミン、ポリフェノールの効果で抗酸化作用が高く、酸化しにくいのも特徴です。

 

オリーブオイルの日焼け止め

市販の日焼け止めほどの効果はありませんが、天然成分なのにSPF8~10の効果があります。日焼け止めは肌が荒れやすいので、敏感肌の人にとってはオリーブオイルで代用できれば助かります。
ただし、効果は弱めなので、紫外線の強い時や長時間戸外にいる時は、塗り直しや強力な日焼け止めを併用することをおすすめします。
天然成分で日焼け防止の効果があり、保湿も同時にできるので、日常の紫外線対策としてはとても便利なアイテムです。

 

オリーブオイルでクレンジング

クレンジングオイルとしても使えます。
コットンにオリーブオイルを含ませ、丁寧に拭き取るだけでキレイに落ちますよ。肌なじみが良く、コットンで軽く押さえて拭き取るだけで、メイク剤がすぐに浮き上がってきます。

 

オリーブオイルでパック

オイルパックも手軽にできます。
手のひらにたっぷりのオリーブオイルをとり、顔に伸ばします。ゆっくりクルクルとマッサージした後、蒸しタオルを数分乗せます。その後はティッシュで拭き取ります。オイルが残っていても問題ありませんが、気になる人は石けんを泡立ててやさしく洗い流しましょう。

 
毛穴の集中ケアもオイルパックと同じ要領でできます。気になる部分に指でオイルを乗せ、クルクルとなじませます。数分放置してから拭き取りましょう。

 
オリーブオイルは、ヘアケア、ボディケアにも使えて、まだまだ用途がありますよ。

 

 

スキンケア用としてどっちもあると便利かも?

ごま油とオリーブオイルの美容効果、いかがでしたでしょうか。
どちらも用途が幅広いので、1本オイルを手元に置いておけば、いくらでも使えそうですね。
どちらも効能としては、とてもすぐれていて、肌のアンチエイジング効果は抜群です。

 
得意分野としては、ごま油がマッサージ中心で全身の美容効果を高めるのに対して、オリーブオイルは、クレンジングや日焼け止めなどスキンケアを中心にさまざまな用途があります。
マッサージオイルとして毎日たっぷり使うならごま油、スキンケアを中心にお手入れに使いたい人はオリーブオイルがおすすめです!

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