色素沈着に効果あり?! ハイドロキノンの正しい使い方と注意点

 
シミ化粧品やクリームに含まれているハイドロキノンはどのような効果をもたらすのでしょうか。色素沈着の治療に非常に効果的と言われていますが副作用はないのでしょうか。ここでは効果的に治療するために色素沈着の種類やハイドロキノンの使い方、注意点などをまとめました。

色素沈着の種類は？

色素沈着を大きくわけると肝斑・雀卵斑・老人性色素斑・炎症後色素沈着があります。すべてにハイドロキノンが効果的ではないのでシミの種類に合わせて治療を行いましょう。もっとも効果的なのは炎症後色素沈着ですが、シミの深さも関係してきます。表皮層までの浅いものには効果的ですが真皮層まで達するものには期待できないので注意しましょう。

肝斑

女性ホルモンのアンバランスが関係していると考えられている色素沈着で、主に頬骨や額、目や口のまわりなどに左右対称に現れます。レーザー治療ではあまり効果がないので、主に他の治療法とハイドロキノンを併用して治療を行います。

老人性色素斑

加齢や紫外線によってできてしまう色素沈着で顔や手の甲、腕などによく見られ、一般的な「シミ」のことをさしています。ピーリングやレーザー治療と併用すると効果が高まりますよ。

雀卵斑

遺伝や紫外線によって鼻まわりを中心にできる小さな褐色の色素沈着で、一般的に「そばかす」と言われています。レーザー治療と併用すると効果が高まります。

炎症性色素沈着

傷・ニキビ・湿疹・虫刺され・やけど……などの炎症後にできてしまう色素沈着です。ハイドロキノンが非常に効果的なシミですが、紫外線を浴びてしまったり真皮層に達してしまったりしたものは改善されないおそれがあるので注意が必要です。

色素沈着へハイドロキノンはどのように働きかけるの？

ハイドロキノンは3つの働きを同時にするので色素沈着に非常に効果的です。メラニン色素を作り出す酵素（チロシナーゼ）の働きを抑えつつ、メラニン色素を作り出す細胞（メラノサイト）を減らし、さらにメラニン色素の色そのものを薄くする作用があります。

色素沈着へハイドロキノンがもたらすもっとも大きな効果は漂白作用です。これからできるシミを予防するだけでなく、すでにできているものを消してくれるので黒ずみに悩んでいる方の強い味方になるでしょう。

ハイドロキノンクリームは化粧品orクリーム？

通常ハイドロキノンは美白化粧品かクリームかのどちらかになります。化粧品に含まれているものはごくわずかですがクリームになると1％から4％の濃度が、さらに2％以上になるとクリニックでの処方が必要になってくると国の厚生労働省が定めています。

たしかな効果を求めたい方は化粧品よりもクリームを使用しましょう。市販品は手軽ですが、やはり効果が強いハイドロキノンですので万が一のことを考えてクリニックでの処方をおすすめします。

またハイドロキノンが効いてくる段階で赤みを帯びたり、皮膚がポロポロとれてしまったりするのですが、はじめての場合は不安になってしまうこともあるのでクリニックだと安心ですよ。10g 4,000円程度と高額になりますが、安心には変えられないと思います。

しかしやはりクリニックでは高額なので通販を利用して安く購入する方も現実にはいます。まずはクリニック処方のハイドロキノンを使って慣れてきた頃に通販で購入するのもひとつの方法かもしれませんね。しかしやはり安全に使うなら医師のもと使うのをおすすめします。

ハイドロキノンを使うときの注意点

「肌の漂白剤」と呼ばれているほど強力な漂白作用を持つハイドロキノンは注意して使わなければなりません。間違えてしまうと逆効果になってしまったり、副作用を引き起こしてしまったりするおそれがあるので注意しましょう。

まずはパッチテストから

ハイドロキノンは強力なのでまずはパッチテストをしてから使用を開始しましょう。二の腕などの皮膚の薄いところで試すのが最適です。ばんそうこうやガーゼなどにクリームをつけて肌に貼り24時間放置して異常がなければ大丈夫ですよ。

綿棒でつけよう

色素沈着を治療したいところ以外にハイドロキノンがついてしまうと肌トラブルを引き起こしてしまうおそれがあるので避けましょう。綿棒にとってからシミにつければ必要最小限の量で済みますよ。

洗顔直後は避けよう

洗顔直後はハイドロキノンがよく吸収されてしまい、効果がムダに出過ぎてしまうおそれがあるので避けましょう。まずは基礎化粧品で肌を整えてから使うことをおすすめします。

使用期間は？

3ヶ月使ったら2週間から1ヶ月お休みのサイクルを繰り返してハイドロキノンを使いましょう。続けていると効果が弱くなってきてしまうのでお休みをはさむことで最大限に作用を発揮しますよ。

また同じところに続けて使っていると肌を弱めてしまうおそれがあるので長期間の使用はやめて医師に相談しながら使いましょう。

紫外線や刺激を防ごう

ハイドロキノンを使っている期間中は紫外線対策やムダな刺激を肌に与えないように注意しましょう。色素沈着が濃くなってくるので注意が必要です。

 
色素沈着に効果的なハイドロキノンに効果を求めるのならクリームがおすすめです。しかししっかりとした効果の反面、副作用もあるので注意して使わなければなりません。そのような点からやはりクリニックでの治療がおすすめと言えるでしょう。
 
以下にハイドロキノンのシミへの効果や副作用、ハイドロキノンが配合されているビーグレンのレビューが掲載されています。
ハイドロキノンのシミへの効果・副作用とおすすめ化粧品
ハイドロキノンを使う際注意点もしっかり見てくださいね。

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