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ポリフェノールにも副作用がある?摂りすぎるとどうなる?



ポリフェノール

 

美容に健康に嬉しい効果がいっぱいのポリフェノールは、赤ワインやチョコレートなど身近な食品にも多く含まれていることから、とても摂取しやすい健康成分と言えます。
しかもその種類は約5,000種類もあることから、活性酸素を除去する抗酸化作用や殺菌作用だけでなく、それぞれのポリフェノールの種類ごとに様々な健康効果や美容効果があるのも魅力です。
サプリメントとしても数多く販売されていることから、食品でなかなか摂取できない忙しい人でも、手軽に摂取することのできるポリフェノールですが、実際のところ、毎日取り続けても副作用は無いのでしょうか?
気になるポリフェノールの副作用についてご説明していきたいと思います。

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食品を常識の範囲内で摂取している分には特に問題は無い

肌の老化防止や病気の予防のために毎日除去していきたいのが、活性酸素です。
しかし活性酸素は、毎日の仕事や育児のストレス、偏った食生活、紫外線、喫煙、運動不足、長時間のパソコン作業など、様々な原因で体内に蓄積してしま
 うものです。

そんな活性酸素を除去するのに欠かせないのが、優れた抗酸化作用のあるポリフェノールですが、チョコレートや赤ワイン、コーヒーなど、どこにでも手に入る身近な食品から摂取することができることから、毎日の食生活に意識して取り入れている人も多いことと思います。
このようにあまりに身近な存在な上に、コーヒーやチョコレート、紅茶など手軽に摂取できる食品が多いことから、実は取り過ぎなのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。

 
確かにポリフェノールの一日の摂取量が1,500mgなことから考えると、コーヒーや緑茶をコップに4杯も飲めば、必要な量を超えて摂取することになりますが、食品から常識的な範囲内で摂取しているうちは、特に問題が無いとも言われています。

 

ポリフェノールを含む飲食物としての注意点

ただし、赤ワインはお酒なので、飲み過ぎれば肝臓などの負担になったり、アルコールを分解する際にビタミンなどの栄養素を排出してしまうので注意が必要ですし、チョコレートやミルクココアも、取り過ぎれば糖分の過剰摂取になり、ビタミンやミネラルを排出するだけでなく、太る原因にもなりかねないので、程々の量を心がけることが必要です。

 
また、コーヒーや緑茶にもポリフェノールはたっぷり含まれていますが、こちらもカフェインが多い飲み物なので、食事時の摂取や一日に何度も飲む過剰摂取は控え、一日2~3杯程度にしておくことをお勧めします。
食べ物や飲み物は、どのようなものでも一つの食品ばかりを食べ続けないで、色々なものをバランス良く食べることが健康維持には大切です。
せっかくのポリフェノールの効果を活かすためにも、食べ過ぎや飲み過ぎに注意して、適度に楽しんで摂取していきましょう。

 

 

ポリフェノールの種類によっては過剰摂取で副作用がある場合も

常識の範囲内で食べ物で摂取しているうちは特に問題無いと言われるポリフェノールですが、中には食べ過ぎると副作用のあるポリフェノールもあります。
例えば、女性に嬉しい効果がいっぱいのイソフラボンは、生理後から排卵日までに多く分泌される女性ホルモン、エストロゲンに似た働きをすると言われています。

 
エストロゲンは女性の体には大切なホルモンですし、ダイエットや肌をキレイにするためにも欠かせないものですが、過剰摂取すると体内の女性ホルモンのバランスが乱れ、生理不順などになる恐れがあるので、食品でも摂取する量を気を付ける必要があります。

目安としては、1日に75mg摂取するのが適量です。

納豆なら一日1パック約35mg、豆乳なら200mlのコップに1杯で約40mg、豆腐は1/2丁で40mgになります。
サプリメントからの摂取量の上限は30mgと定められているので、サプリメントと食品を併用する場合は、常に取り過ぎにならないよう意識することも大切です。

 
あまり神経質になる必要はありませんが、だいたいの目安として摂取量を気を付けて、イソフラボンの効果を副作用無く、最大限に活かしていきましょう。

 

カテキンの摂取量にはご注意を

また、濃い緑茶を飲み過ぎて、胃を傷めた経験のある人も多いように、緑茶などに含まれるポリフェノールであるカテキンも、過剰に摂取すると胃に負担をかけることになりやすいものです。
胃腸の弱い人や、生理前の女性で粘膜が敏感になっている人は胃の粘膜を傷めやすいので、空腹時に飲むのを避け、何か食べ物と一緒に摂取するようにするなど工夫しましょう。

 
筆者が緑茶と一緒にお勧めする食べ物は、はちみつです。
はちみつは胃の粘膜を守る働きをするので、カテキンで胃を痛める心配が減りますし、はちみつにもポリフェノールが含まれていて、殺菌効果もあるので、風邪が流行っている時の予防としても効果的です。

 

 

ポリフェノールが欠乏することで起こる副作用もある

このように取り過ぎれば副作用があるものもあるポリフェノールですが、基本的に常識の範囲内の量を摂取していれば、美容や万病の元である活性酸素を除去するなど、様々な体に嬉しい効果を発揮する、とても優れた成分です。
そのため、逆にポリフェノールの摂取量が欠乏すると、様々な副作用があると言われています。

 
例えば、多くの人が春先から苦しんでいる花粉症などのアレルギー症状を悪化させたり、活性酸素を除去する力が弱まり、病気にかかりやすくなることもあります。
どのような成分も一度に大量摂取して何日も維持することはできないので、ポリフェノールも日々の食事やサプリメントでこつこつ安全に摂取する習慣を付け、美容や健康の大敵である活性酸素を効率よく除去して健康な毎日を過ごしていきたいものです。

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