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ヨガの座法から見る、腰痛を起こさず疲れない「正しい座り方」とは?



ホットヨガ
 
座る、という行為には何種類もの方法があります。体のために正しい座り方を知っておきましょう。


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映画館で何時間も椅子に座り続けたり、正座で足を崩せないままでいたりすると、ものすごく体に負担がかかり、疲れ切ってしまいますよね。ヨガでは座った状態で瞑想を行いなすので、座り方(座法)についても勉強をします。瞑想が深まるように、体と心が安定し、かつ呼吸が整うように座るのが正しい座り方です。また、座り方によっては、体を鍛えたり、修正したりする効果があるので、これからご紹介する座法の中から自分に合った座り方を見つけたり、どのような意味のある座り方なのかを知っておくと役に立ちます。

 

結跏趺坐(けっかふざ)

両足を投げ出して座り、片方の足の膝を曲げて、足裏を天井に向け、反対の足の付け根の上に乗せます。次に曲げていない方の足の膝を曲げ、反対側の足の付け根に乗せて、両脚が交差するようにします。この時、膝が浮いてしまうのでしたら、お尻の下にタオルや座布団を入れると安定します。両手は軽く膝の上に置きます。
足の関節と筋肉が柔らかくなり、内臓の位置が正しくなります。

 

立ち膝座り(休息座法)

いわゆる、「立ち膝」です。片方の足を曲げ、反対の足の太ももの下にかかとを付けます。もう一方の足を膝を折って立て、膝が鼻の真下に来るようにします。両手は、立てた膝を引き寄せるように、膝外から指を組みます。
立膝というと、お行儀の悪いイメージがありますが、古来より日本では正座よりも一般的な座り方でした。茶道でも、最初の頃は立膝で茶をたてていたそうです。ホルモンと神経を鎮め、精神的に安定する座り方です。

 

合せき座法

両足を前に投げ出し、足幅は開きます。両膝を曲げて足裏を合わせてくっつけます。両手で両足をつかみ、かかとをできるだけ体(会陰部)に近づけます。
両方のひざが床に着いているのが理想的です。足の筋肉が柔軟になり、骨盤修正にもなります。

 

正座法

ヨガ式の正座では、足の親指が重ならないように、丁度左右に並ぶように位置している状態にします。背骨が猫背、または反りすぎないように気を付けます。そうすると、胸が自然に広がり、懐が深くなります。
足の関節と筋肉が柔軟になり、重心が下に落ちて心と脳が安定します。

 

背骨が歪まない座り方を

同じ座り方でも、重心をどこに意識するか、背骨を歪まないように心がけるかで、体への負担が大きく違ってきます。正しい座り方をしている時は、体が力んでおらず、感覚や意識が明瞭になっているはずです。足がしびれたり、腰が痛くなったりするのは、背骨が歪んでいるということですので、その時は、自分の頭が天井から引っ張られているように、背筋を伸ばしましょう。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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