> >

ただシャンプーするだけじゃダメ!髪と頭皮のニオイ対策マニュアル



シャンプー後
 
デオドラント、ニオイケア……というと、どうしても「足」や「脇」などに意識がいきがちですが、足や脇と同じくらい気をつかってほしいところがあります。
それは「頭」です。頭のニオイ、気にしたことはありますか?


スポンサードリンク



 
「毎日シャンプーしているし大丈夫でしょ」「真夏で汗をかいたときくらいにしか臭わないんじゃないの?」なんて思っていませんか??
また、「真夏で汗をかいて臭うのは仕方ない」とか「一日が終わる頃にはだれでも多少臭いでしょ」とか「頭のニオイなんてだれも嗅がないし、気付かれないから大丈夫!」なんて開き直っていると、素敵な恋のチャンスを逃してしまうかも!

意外と頭のニオイは周囲にバレています。
よく、男性がふとしたときに髪から香るシャンプーの匂いにドキドキするというのを耳にしますが、あなたの頭からは本当にシャンプーの香りが漂っているでしょうか?
「だから、毎日シャンプーしているから大丈夫だって!」と、自信満々なアナタこそ危険信号なのです。

 

髪を洗うだけでは頭の臭いは防げない!

毎日シャンプーしているかどうかは、頭のニオイに関係ありません。
もちろん、シャンプーしなければどんどん臭くなっていくのは当たり前ですが、毎日シャンプーしていれば安心というわけでもないのです。
というのも、頭皮は人間の身体の中で一番皮脂の分泌が多い箇所なのです。べたつきやすいTゾーンと頭皮の皮脂腺とでは、実は頭皮のほうが2倍も多いそうです。
この事実だけでも少し不安になってきませんでしたか?
これらの皮脂がシャンプーの時にきちんと洗い流されていないと、皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖してニオイのもとになります。
つまり、ただ単にシャンプーしているというだけでは、頭皮のニオイケアは不十分なのです。

 

皮脂を落としすぎるとニオイのもとになる!

正しいシャンプーの仕方で、しっかりと皮脂を落すことが頭皮のニオイケアでは重要になってきます。
「じゃあ、しっかり皮脂を落すために洗浄力の強いシャンプーを使ったほうがニオイケアにはいいのね」と思うかもしれませんが、これも実はNGです。

たしかに、シャンプーで皮脂を落すことはニオイを防ぐためにとても大切なことです。
でも、過ぎたるは及ばざるが如し!
必要以上に洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮の皮脂が足りない状況になり、乾燥状態になります。そうすると、身体はもっと皮脂を出そうとして、皮脂が過剰分泌になってしまいます。
この仕組を知らずに、「やっぱりまだべたつくから……」「まだニオイが気になるから……」とどんどん洗浄力の強いシャンプーを使っていくと、たちまち負のスパイラルに陥ってしまいます。

「けっこう洗浄力の強いシャンプーを使っているんだけどな……なのにベタつきやニオイが気になる!」という方は、思い切って洗浄力がもう少し弱いシャンプーに切り替えてみてください。

 

トリートメントは毛先を中心になじませて

適切な洗浄力のシャンプーを使って正しくシャンプーをしたとして、シャンプーの後に気をつけてもらいたいのがリンスやコンディショナー、トリートメントの使用です。
「しっとりやわらかいつやつやの髪にしたいから……」といって、髪の根元からたっぷりとつけたりしていませんか?
これらのトリートメント剤が頭皮の毛穴にこびりついて、洗い流されなかった場合にニオイの元になります。
トリートメントなどはパッケージ等に書いてある使用方法のとおりに使用しましょう。大抵の場合、頭皮には付けないように、毛先を中心になじませるといったことが書いてあると思います。

 

濡れたままの髪は雑菌の温床に

シャンプー、トリートメント、これでコツはわかったから大丈夫!……ではありません。
シャンプー後に髪をきちんと乾かしていますか?
「髪が傷むし、面倒だから自然乾燥派」という方は気をつけたほうがいいですね。

まず、ドライヤーで乾かすことで髪が傷むというのは少し違います。
ドライヤーで上手に乾かすことができれば、自然乾燥のほうが髪は傷みます。
というのも、髪が濡れた状態だとキューティクルが開きっぱなしになるからです。
濡れた髪を早く乾かして、早くキューティクルを閉じてあげたほうが傷みは少ないのです。
なので、ドライヤーで乾かすことへの抵抗感をまずはぬぐいさってください。
そのうえで、しっかり乾かさないとなぜニオイの元になるのか説明します。
髪が濡れた状態、つまり頭の湿度がとてもたかい状態になっています。
多湿の状態では雑菌が繁殖しやすく、カビも発生しやすくなります。
濡れっぱなしのお風呂場を想像してください。たちまち雑菌の嫌なニオイ、黒カビや赤カビの宝庫となります。
極端に言えば、濡れっぱなしの頭皮も同じです。
お風呂あがりには換気をしてお風呂場を乾かすように、髪もしっかりと乾かすことで多湿状態にならずに雑菌やカビの発生を防ぎます。
もし、自然乾燥で頭皮のニオイが気になっている方はぜひドライヤーでしっかりと乾かしてみてください。
ドライヤーでしっかり乾かすことで寝ぐせもつきにくくなりますよ。

 

スタイリング剤の香りには要注意

また、よかれと思って毎日つけているスタイリング剤も実はニオイの元になる可能性があります。
「いい香りがするスタイリング剤なら、臭くならないし、逆にニオイをごまかせるのでは?」なんて都合のいいことを考えたりしていませんか?

これはまったくの間違いで、スタイリング剤も毛穴につくと皮脂などと一緒に酸化してニオイのもとになります。
そして、スタイリング剤がいくら良い香りでも皮脂のニオイと混ざるとたちまち嫌なニオイになってしまいます。
スタイリング剤を頭皮に付けないように気をつけることや、付け過ぎないようにすることも大切です。

 

少しのケアで頭皮や髪のニオイは防げる

いかがですか?いままで頭皮のニオイを気にしたことがなかった方も、ぜひ今日から頭皮のニオイにすこし気を使ってみてください。
自分が座っていて、相手が立っているときなど、実は頭皮のニオイがバレやすいシチュエーションであったりします。
午後になって「この人の頭、なんか変なニオイがする……」なんて思われないように、いつも素敵な香りがする頭でいたいものですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
この記事は当ブログのライター「かみやまみか」が書きました。

Comments are closed.