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冷え性治療は東洋医学の得意分野!東洋医学による冷え改善のメカニズム



にきび
 
「冷え性」という言葉は西洋医学では使用されず、東洋医学によって生まれた症状の名前です。
東洋医学では体調を崩したときや病気になったとき、その原因だけを探し出すのではなく、体全体を探ります。
つまり肩こりに悩む患者に対して、肩を診るのではなく、体全体の様子を診断します。


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東洋医学による体調不良とは?

東洋医学では、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素によって、体のバランスは保たれていると考えられています。
このバランスが崩れることが体調不良の原因と捉えています。

「気」はエネルギー、「血」は血液、「水」は体液などです。
「気」が不足すれば、自律神経の機能が働くなくなり、下半身を温めることができません。
「血」の流れが滞れば、お血と言い、血液が届かずに手足に末端冷え性を引き起こします。
「水」が乱れれば胃腸の機能や免疫力が低下し、内臓から体全体の冷えを招きます。

それぞれの特徴を捉え、冷え性の症状と体の特徴から何が不足しているかを読み取ることができるのです。

 

東洋医学による冷え性の治療法

では、冷え性を改善するために東洋医学の力に頼る場合、どのような治療をするのでしょうか?
東洋医学での治療法は、主に「漢方」や「鍼灸」が有名です。
脈診や触診、生活習慣や嗜好品の有無、顔色や肌の状態などから、体全体の状態を確認し、患者のタイプを見極めます。
漢方薬を処方する、鍼やお灸で処置をするなどとともに、生活の見直しや注意点についても丁寧に説明します。
患者自身が治そうと努力しなければ、冷え性はよくなりません。
食事やストレスの中に、体に不調をきたす原因があると考えられています。
たかが冷え性の為に治療をするなんて……と思われる方もいます。
ですが、冷え性は万病の元。早期に治さないことで、重大な病気を招いてしまうことも珍しくありません。
特に女性は「気血」の流れがよくないままでは、妊娠することが難しくなったり、難産になる可能性もあります。
更年期障害の症状が重くなることもありますので、冷え性を放っておくことでライフスタイルにまで影響を及ぼす恐れもあります。

 

東洋医学による冷え性改善のメリット

東洋医学による治療のメリットは、不調の部分だけを治療するものではありません。
時間はかかりますが、体全体のメンテナンスを行うため、自覚しにくい不調までも整えます。
冷え性を改善することで肩こりや腰痛を解消し、胃腸の調子も整え、ストレスに強い体を作ります。
西洋医学では、このように専門外の部位まで整えることはできませんし、病気になる前に防ぐ治療はしません。

なじみのない東洋医学ですが、3000年もの歴史ある中国から伝わったもの。
古くから日本でも親しまれ、研究も重ねられてきた医学です。
冷え性の危険性に対しての理解も深いため、冷えに悩む人は一度受診してみるのもいいかもしれません。

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