冷え性体質でもぐっすり眠れる「快眠の法則」
手足が冷たい、寒すぎて寝つけない。
冷え性体質だと満足に睡眠のとれない方もいます。
あたたかい布団や毛布にくるまっても寝つけないほどの冷え体質。
そんな冷え性さんが、ぐっすり快眠できる方法をご紹介します。
良質な睡眠を取るためのコツ
1. パジャマや布団は吸水性の良い素材を選ぶ
人間は睡眠中にコップ1杯の汗をかきます。
その水分は寝ている間にパジャマや布団、シーツに吸水されています。
体から放出された水分は冷たいもの。この冷たい水分をまとったままでは、当然体は冷えてしまいます。
パジャマはシルクやコットンなど、汗を十分に吸水してくれるものを選びましょう。
2. 必要以上の厚着はしない
また、寒いからといって厚着をすると、余分な汗をかきすぎて体を冷やしてしまいます。
どうしても寒い場合はレッグウォーマーやネックウォーマーなどのアイテムをプラスし、衣類の重ね着をしないように気をつけましょう。
3. 起きたら布団は乾燥させて
起きたら布団を乾燥させることも大切です。
湿気をまとった掛布団を、同様に湿気だらけの敷布団にかぶせたままにしていませんか?
できれば掛布団はめくったままにし、乾燥させるようにしましょう。
布団を干してしまうのが一番有効ですが、布団乾燥機や扇風機を用いて乾燥させても大丈夫です。
4. 水分摂取は適切に
自らの湿気で寝具を冷やしてしまうからといって、水分摂取を我慢しないようにしてください。
体内に取り込む水分が少なくなれば、血液はドロドロし、血流が悪くなってしまいます。
ドロドロ血は体を冷やす大きな原因となります。
水分はきちんと摂取したうえで、出してしまった水分を上手に取り去ることが重要です。
5. 掛け布団は重すぎないものを
同様に、重すぎる掛け布団を使用している人も注意が必要です。
布団の重さで血管が圧迫され、血流が体の末端まで巡っていない可能性があります。
寝具を見直してみるのも、冷え性改善に繋がります。
就寝前の1時間の過ごし方
また、寝る1時間前に入浴したり、体を温めるドリンクを寝る前に飲むのもおすすめです。
体の内側からポカポカと温まり、熱が消えないうちに布団に入れば、気持ちの良い睡眠を得られます。
ドリンクはココアやホットジンジャーエール、白湯などが適しています。
時間がなくて入浴が無理な場合は足浴だけ、または湯たんぽを活用するのもいいでしょう。
充分な睡眠が得られないと体にストレスがかかり、自律神経を乱してしまいます。
結果、ますますひどい冷え性を引き起こしてしまう悪循環に繋がりますので、冷えて眠れない症状は、早々に解決すべきです。
寝具や寝る前にすべきことを改善して、ポカポカと気持ち良い眠りを得られるように工夫してみましょう。