ブリーチとヘアカラー、ヘアマニキュア。髪を染めるならどれがいい？

 
ヘアカラーとひとくちに言っても、売り場に並んだヘアカラー商品を見るとたくさんの種類の商品が並んでいます。
ヘアカラーをしたいと思ったとき、まずどれを選んだら良いのか迷うところでしょう。
ヘアカラーの種類にはどんなものがあるのか、ご説明しましょう。

ヘアカラーの種類

ヘアカラーはその用途によって、さまざまな種類のものが販売されています。
大まかに分けますと、黒髪の人が自分の髪の色を軽くするために使うものと、白髪が目立つ髪を染色するタイプのものがあります。

黒髪を明るい色に染色する場合には、脱色してから染色したり毛皮質のメラニン色素を分解して髪を染める染料を髪の内部へ浸透させることにより染色する方法があります。
こうした方法は永久染色剤と呼ばれ、一度染色した髪の色を戻すことはできないためにシャンプーしても髪色が落ちることはありません。
白髪を染めたりする場合には嬉しい効果と言えます。

ブリーチ

ブリーチは髪の色素を分解して脱色するための溶剤です。
脱色することによって黒髪から茶色、黄色、金髪という具合に色を抜いていく仕組みになっています。
かける時間によっても明るさに変化が生じてしまいます。
染色効果はありませんが、明るい髪色にしたい場合には効果的です。
メラニン色素を分解して明るさを上げていくために、色落ちはせずにシャンプーなどで髪を洗っても色に変化はありません。

薬剤がアルカリ性の高いものなので、明るい色を繰り返し行っていると髪のダメージが激しくなってしまいます。
市販品のブリーチ溶剤は美容室のものよりも髪の負担が大きいと言われています。
行きつけの美容院がありましたら、ブリーチの相談をしてみるのも良いのではないでしょうか。

ヘアカラー（永久染色剤）

毛髪の中で化学反応を起こして髪を染色します。
アルカリの作用でキューティクルを開き、成分を内部に浸透させます。
一般的な白髪染めがこの方法で用いられています。

ヘアカラーの方法としては乳液状のものからクリーム状のもの、泡状のものなど様々なものが存在しています。
自分にとって使いやすいものを使用することが、ムラなく染めるためのコツともいえます。
泡状（ムース状）のものは髪と髪の間にも浸透しやすいので根元を染めるのに適しています。
初めての方はこのムース状のものが使いやすいでしょう。

髪の中のメラニンを分解し、その後に色素を加えていく方法なので、明るい色にも髪を染めることができます。
髪のダメージがひどい場合は開いたキューティクルから色素が抜けてしまうため、色が抜けてしまう場合もあります。
また人によってはアレルギー反応が出てしまう場合もありますので、ご自身で行う場合にはしっかりとパッチテストを行うようにしましょう。

ヘアマニュキア

髪表面のキューティクルに色素をコーティングして色を付ける方法です。
髪表面のプラスイオンにマイナスイオンを持つ色素が結合して髪が染まります。
アルカリ溶剤を使ったヘアカラーよりは色落ちしやすいのですが、髪をコーティングしてくれるため他のものと比べると髪を傷めないというメリットがあります。
髪をコーティングしてくれるので、ツヤとハリを与えてくれるといったメリットもあります。

シャンプーをしているうちに色が落ちていき、使用してから3週間ほどで元の色に戻ります。
やってはみたものの色が気に入らないといった場合には、専用のリムーバーで落とすこともできます。
髪のダメージやアレルギー反応などがほとんどありませんので、パッチテストの必要もありません。
気軽に使えるヘアカラーということができます。

ただし市販品の中には髪を脱色した後に色を乗せる仕組みの溶剤もありますので、購入する前にしっかりとチェックして下さい。

一時着色料

カラースプレーやヘアマスカラがこれに当たります。
その日の気分で髪色を変えたり、お出かけの際に目立つ白髪を目立たなくすることができます。
発色剤が髪の表面に付着して発色するため、一度の使用でもしっかりと色がつくのが特徴です。

色持ちはしないため、シャンプーをすると落ちてしまいます。
アレルギーの方でもほとんどかぶれたりしないため、パッチテストの必要もありません。
黒髪でも白髪でもキレイに染まるために、一時的に染めて様子を見てみたいという人にもオススメです。
スプレータイプのものは広範囲の白髪も隠してくれるため、お出かけ前に気付いた時などに利用してみるのも良いでしょう。

ただし効果は一時的なので、水やシャンプーで落ちてしまいます。
雨や汗などでも落ちてしまうため、雨の日は特に気を付けなくてはなりません。
スプレーした髪の手触りもゴワゴワした感じになります。
いずれにせよ一時的に髪を染めて応急処置をしたい場合に利用するのが良いでしょう。

スプレータイプが使いにくかったら、ヘアマスカラのように部分だけ使用するものも重宝します。
こちらは雨でも落ちにくく、2～4回の使用で白髪を目立たなくしてくれます。

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