冷えの原因はファッション?3つの『首』を温めて冷えを解消しよう
冷え性に悩む女性が近年増えています。
生活習慣や食習慣の乱れ、運動不足、過度なストレス…身体を冷やす要因はたくさんありますが、服装にも冷えを引き起こす要素があることをご存知でしょうか。
身体が冷えてしまうと体温が低下し、疲れやすく、風邪をひきやすくなります。
また身体が冷えると熱を生み出せないので代謝も落ちてしまい、太りやすい身体になったり、ホルモンバランスの乱れを招き不妊症になってしまう女性も多いようです。
ここでは服装と冷えの関係に着目し、どういう服装をすれば冷えを解消できるのかご紹介したいと思います。
現代女性の服装は冷えを引き起こす!?
流行りのピッタリと身体にフィットした服装は細身に見えることから、好んで取り入れている女性が多いようです。
オシャレではありますが、このような服装は身体を冷やしてしまいます。
身体を締め付ける服装は血液の循環を悪くするので、それゆえ身体を冷やすといわれています。
これと同じ理由でハイヒールの靴もあまりヒールが高すぎると血行が悪くなるので身体を冷やします。
また冬場に上半身はコートを着ているのに、足元はストッキング1枚のみという方がいらっしゃいますが、上半身だけ温めても足元が冷えていては身体を温めることはできません。
上半身は下半身が温まれば、しだいに温められるので特別な工夫はあまり必要ありませんが、下半身は意識して温めないと身体は冷えたままです。
身体を温めるには上半身よりも下半身に力を入れた方がいいということを覚えておくといいでしょう。
3つの首を温める
一般的に良く言われていることですが、人間には「首」「手首」「足首」の3つの首があり、この3つの首を温めることが冷えを解消するには効果的です。
3つの部位に共通していることは、太い動脈が皮膚に近いところにあるため、気温の影響を受けやすく、皮膚がとても薄いということです。
女性の方なら経験があるかと思いますが、冬場髪の毛を結ぶよりもおろして首元が髪で覆われている状態の方が温かく感じます。
冬場にタートルネックのニットを着ることは理にかなっているのです。
ですから冷えに悩む女性は首元がなるべく詰まった洋服を選ぶか、マフラーやストール等で首元を温めることを心掛けましょう。
手首は手袋やアームウォーマー等を取り入れましょう。
足首については靴下やレッグウォーマーの活用が効果的です。
特に近年冷え性さんに注目されている冷え取り靴下もぜひ取り入れて頂きたいと思います。
冷え取り靴下の活用
「冷え取り靴下」という靴下をご存知でしょうか?
冷え取り靴下とは、「冷え取り健康法」の提唱者である進藤義晴先生が推奨している「頭寒足熱」を具体的に実行する手段の一つとして発案されたものです。
冷え取り靴下とは、絹と天然素材でできた靴下を4枚以上重ねばきします。
足の裏には内臓系のツボがたくさんあるので、上質な素材の靴下を重ねばきして温めることにより、足の裏を活性化させ毒素を排出する効果があるといわれています。
冷え症や不妊に悩む方を中心に近年密かに流行しているようです。
冷え取り靴下の履き方
一番下に絹の5本指靴下をはくと、足の裏の毒素を排出する働きがあると言われています。
その次は天然素材の靴下を重ね、更に絹→天然素材と靴下を重ねていきます。
冷え取り健康法の定義では4枚以上重ねることを推奨していますが、窮屈に感じる方は2枚でもいいでしょうし、もっとたくさん重ねたいというかたは履く枚数を増やすなどして自分の健康状態に合わせて調整しましょう。
冷え取り靴下を4枚履くと、いつもの靴下1枚の状態よりもどうしても足が大きくなってしまいます。
ですから冷え取り靴下を日常的に取り入れることをお考えの方は、お出かけ用の靴はワンサイズ大きめを購入するといいでしょう。
冷え取り靴下は足の裏や足首を温めるので、冷え解消に効果はありますが、あまりにもたくさんの靴下を重ねすぎると逆に血行が悪くなり、熱を生み出せない体質になるのではないかという懐疑的な意見があるのも事実です。
ですが冷え取り靴下を実際に履いてみればわかると思いますが、絹の5本指ソックスは予想以上に快適で足の先からぽかぽか温まります。
冷えに悩む女性なら一度は自分に合った範囲で、冷え取り靴下を取り入れてみることをお薦めします。
ファッションと健康の両立を
ファッションは自分らしさを主張する手段の一つであり、オシャレにこだわる女性も多いでしょう。
しかしながらいくらオシャレでも身体を冷やして不健康になってしまうような服装は考えものです。
冷えないファッションとは身体の露出を減らし、下半身や3つの首を温めることなので、オシャレと冷えないファッションは相反するものと言えるかもしれません。
自分なりに考えてファッショナブルな服装と冷え解消ファッションをミックスしてみてもいいですし、外出するときはオシャレにこだわる分家ではとことん冷え解消ファッションで過ごすというのもいいアイデアでしょう。
自分に合った身体を冷やさず自分らしいオシャレをこの機会に一度考えてみてはいかがでしょうか。