世界と日本のパーソナルカラー診断の歴史
パーソナルカラー診断は受ける側にとってはとても感覚的で、自分ではっきりと似合う色を確認しながら診断を受けることが出来ます。
しかしパーソナルカラーをシステム的に学ぶと、このカラーコーディネート方法の理論的な側面がわかってきます。
あくまでも受ける側ではそれほど意識する必要がない点なのですが、意外と古い歴史を知るとなんだか色合わせの重要性がよく分かり、ますますパーソナルカラーへの信頼度が高まります。
根拠があるから信頼度も高まるパーソナルカラー
カラー診断は様々あり、中にはスピリチュアリスム由来のオーラソーマ診断のようなものもありますが、なんだかぽやっとオーラが見える人のいう事を聴くのに比べると、よりはっきりした根拠があるのだなと感じさせられます。
もっとも、精神的に疲れていて人から詳しく自分の心理状態を教えて貰いたい場合、オーラソーマ診断も何となく癒される部分がある為、時と場合によって使い分けると良いのかもしれません。
パーソナルカラーの歴史は1928年アメリカに遡ります
パーソナルカラーの歴史は、古くは1928年、アメリカのロバート・ドアというインテリアデザイナーの考案した理論に遡ります。
診断を受ける時に必ず自分の肌色をが青みか黄色みかというトーンが決められますが、このアンダーブルートーン、アンダーイエロートーンについて最初に発案したのがドアなのです。
同じトーンの色はよく馴染みそれほど混乱した印象にならないことから更に発展し、カラーキイプログラムという理論がまとまりました。
建築、ファッションの分野で重宝されたパーソナルカラー
1920年代や30年代といえば建築やファッションの分野でぞくぞくモダンな理論が作られた時代ですが、この時に出来るだけ混乱しにくいカラーシステムが欲しいというのが、工業デザインに携わる人の大きなニーズだったという訳ですね。
このカラーキイプログラムいに、季節に合わせて色を分類するというスイスのヨハネス・イッテンの発見が組み合わさったものが、パーソナルカラーの大まかな歴史です。
日本でパーソナルカラーが広まったのは80年代
日本で一気に広まったのは、工業デザインだけでなくおしゃれの分野で様々なカラーが用いられた80年代です。
前衛的なカラーや幾何学的なフォルム、女性の前向きな社会進出が重なると、色彩理論はぐっと需要が高まり一般的な人も多く診断を受けるようになるという傾向があるみたいです。
それと同時に、スピリチュアルなムードが高まって疲れやすくなる時代には、そういった傾向のカラーコーディネートも人気が出るのかもしれません。どちらも上手く組み合わせておしゃれを楽しみましょう。