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レーザーでタトゥーを消す!~跡は?費用は?刺青の除去ホントのところ



今やファッション感覚で、多くの人々に親しまれているタトゥー(刺青)ですが、やっぱり消してしまいたい……というようなことになったときに、綺麗に消すことは可能なのでしょうか?

 
乾燥対策

結論からお話してしまうと、どのようなタトゥーであっても、手術を行わずに完全に消すことは、非常に困難です。


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特に多くの色彩が使われているものに関しては、「分割切除」という大きな手術を行ったとしても、完全に消えるという保証はないようです。

 

染料が真皮にまで到達するタトゥー

それでは、なぜタトゥーを完全に消すことが困難であるのか、その理由を探るとともに、美容外科で行うことのできる、タトゥーを消す方法について、お話をさせて頂きましょう。

 
まずは、タトゥーの原理を知っておきましょうね。

タトゥーを入れる場合に、最初の段階で行われるのが「筋彫り」と呼ばれる、いわば下書きのような作業です。
この段階では、皮膚の深い部分(真皮)にまで染料(単色の墨)が到達していないことが多く、治療により完全に消すことができる場合もあります。

 
ところが、次の段階で様々な色彩の染料が使われ、それが真皮にまで到達してしまっている場合には、まず完全に消すことはできないという、覚悟を持つ必要があるのだとか。
何の気なしに、あるいはファッション感覚で気軽に入れたタトゥーは、いざ、消したい!ということになったときに、非常に厄介であることがわかりますね。

 

タトゥーはターンオーバーでは消せない

それじゃあ、皮膚のターンオーバーを活性化させれば、自然に消えるんじゃないの?
そんな疑問の声も挙がりそうですが……。

確かに、ターンオーバーは真皮の細胞も生まれ変わる仕組みですから、染料が入り込んだ細胞も、繰り返し代謝を行うという、ターンオーバーの機能は働いています。
つまり、この考え方は正しいということになりますが……。
長期間の年数を経ても自然に消えることはなく、薄くはなりますが、確実に残ります。

ということは?
美容外科での治療、または「皮膚の切除」を行う必要があるということなんですね。

 

タトゥーを消す方法(1)レーザー治療

それでは次に、タトゥーを消す治療法と、手術についてのお話です。

まずは「レーザー治療」について。
この治療法のメリットは、なんといっても皮膚を傷つけることなく、タトゥーを少しずつ消して行くことができるという点ですね。
治療の面積により、長期に渡る治療となる場合もありますが、2ヶ月~3か月のスパンを開け、最低でも5回の治療が必要となります。

 

レーザーでタトゥーを消す原理

ここで、なぜ2ヶ月~3か月のスパンが必要であるのか、という疑問が湧いてきますよね?

「レーザー治療」の原理は、レーザーの照射により皮膚内部の細胞の代謝を促進し、タトゥーを消してしまおう、ということです。
つまり前述のような、ターンオーバーの促進を強制的に行うということ。
そして、レーザーにより破壊された染料の粒子は、2ヶ月~3か月ほどで、ゆっくりと除去されて行きます。

この間の皮膚は、レーザーを照射による色素沈着を起こしているため、短期間に続けてレーザーの照射を行ってしまうと「ケロイド」や「色素脱失(皮膚の色素が抜けて白なる)」などのトラブルに見舞われてしまう危険性があるんですね。
これが、2ヶ月~3か月のスパンが必要であるという理由です。

 

レーザーではタトゥーが消えないことも

ですが、正しい「レーザー治療」を行ったとしても、綺麗に消すことのできる確率は100%ではありません。
もしも、傷跡が残ろうが、完全に消し去ってしまいたい!ということであれば、次にご紹介する「切除法」しか方法はありません。

 

タトゥーを消す方法(2)切除法

前述の通り、一度入れてしまったタトゥーを皮膚から完全に消してしまうことは非常に困難です。
ですが、「切除法」であれば、完全に消してしまうことが可能となります。

たとえば、小さな範囲のタトゥーであれば、切除する皮膚の面積が少ないため、1回の手術で完全に消してしまうことも可能です。

 

切除手術では確実に傷跡が残る

ところが厄介なのが、広い範囲の「切除手術」ですね。
この場合には、数回に分割しての手術が行われることがほとんどで、場合によっては、手術そのものに数カ月を費やさなければならない事態も発生します。
また、「切除法」は、確実に傷跡が残る手術であるということも、頭に入れておきましょう。

 

タトゥーを消すのに必要な金額は?

そして、気になる費用ですが……。
某大手美容外科で「切除法」を行った場合、直径1cm以内で80,000円。
かなり高額な手術であることがわかりますね。

一方、「レーザー治療」であれば、タトゥーの大きさにより費用が異なりますが、10,000円前後からとなっています。

 
つまり、本気でタトゥーを消してしまいたいのであれば、「切除法」が最適ではありますが、費用の問題を第1に考えるのであれば、ひとまず「レーザー治療」で様子をみるのもひとつの方法であるといえるでしょう。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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