日焼け後のアフターケアは日焼けしたその日が肝心。シミを作らないための対処法
夏に海やプールに行って、日焼け止めを塗り直さずに長時間遊んでいたり、春先や秋口など、日差しがそんなに強くないと思って、日焼け止めを塗らずにレジャー、運動会の観戦など。
家に帰ってふと気づいたら、皮膚が真っ赤!
誰しもある事だと思います。
そんな時、スキンケアはどういった事をすれば良いのでしょうか。
急な日焼けは、なったその日のケアが重要
こういった急な日焼けは、焼けてしまった日から、肌を重点的にケアをする事が重要です。
紫外線に当たると、防衛反応によってメラニン色素ができ、肌が小麦色に変わります。
このメラニン色素は、ターンオーバーがスムーズであれば、皮膚の奥に沈着せずに排出されます。
ところが、大量の紫外線によって肌の細胞が損傷してしまった状態で、スキンケアをさぼってしまうと、ターンオーバーは正常に行われず、日焼けで過剰に出たメラニンが表皮内に残ってしまいます。
残ったメラニンは真皮に行ってしまい、部分的に黒くなる事で、シミになってしまいます。
そういった理由で、日焼けの後のスキンケアは大事なのです。
水で冷やして、水分補給
まず、炎症を起こした肌は、冷たい水や氷などで冷やします。
日焼けで全身が水分不足となっているため、水を飲むなど、水分補給も行いましょう。
次に、皮膚に化粧水で水分を与えます
真っ赤になった肌を鎮静化させるために、収れん化粧水などをコットンにとり、激しくパタパタとパッティングする方も見られますが、実は逆効果です。
皮膚に摩擦や刺激を与えたりすると、最悪の場合は毛細血管が切れ、ターンオーバーが正常に行われなくなり、過剰に作成されたメラニンの排出ができなくなってしまいます。
日焼けの後の赤くなった肌への化粧水は、刺激のない物を、手で優しく塗って、包み込むように馴染ませることが大事です。
パッティングをする場合は、指先で優しく行うようにします。
美容液などをつけていきます
日焼け後のシミ予防には美白化粧品と思いがちですが、実は高価な美白化粧品を使うより、ターンオーバーを正常に促す効果のある、保湿化粧品を選ぶのがポイントです。
保湿化粧品は、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌が元々持っている成分が入った物がお勧めです。
紫外線によってコラーゲンが破壊され、ヒアルロン酸が変性してしまっているので、これらの成分を補うようにすることで、正常なターンオーバーになり、結果的にシミを防ぐ事ができるのです。
日焼け後は皮膚がむけてしまう事もあると思いますが、絶対にむいてはいけません。
炎症やシミの元となり、肌にとって良い事は何一つありません。