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香りの種類を知って、ワンランク上のオリジナル香水を作ろう!



香水

 

本格的に調合するのは無理でも、エッセンシャルオイルを使った簡単なものなら自分で香水を作ることができます。材料もすぐに揃えられるものばかりなので、ぜひ一度試してみてください。

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基本的な材料

基本的には希釈するオイル、エッセンシャルオイル、容器があれば香水を作ることが可能です。

ベースオイル

ホホバオイルやアーモンドオイルなど、肌に優しい天然成分から作られたオイルを用意します。種類によって効能が違うので、自分の肌に合ったものを選びましょう。無水エタノールでも作れます。

 

エッセンシャルオイル

ベースオイルと同じく、肌に直接つけても大丈夫な質の良いものを使います。香りは好きなものでかまいませんが、2種類以上をブレンドする場合は実際に嗅いで相性を確かめてから購入してください。

 

容器

香水は直射日光に弱いので、遮光できる容器を用意しましょう。手作りの場合は保存料を入れることができないので、すぐに使いきれる小さめのもので十分です。

 

香水の作り方

1.ビーカーにベースオイルや無水エタノールを入れ、その中に好みのエッセンシャルオイルを入れてよくかき混ぜます。
量の目安は、10mlのベースに対してエッセンシャルオイルを30滴。複数の香りを混ぜる時も、合計で30滴になるようにしてください。

 
2.完全に混ざったら遮光容器に移し、1日1回振り混ぜながら3週間ほど置いてなじませます。

 

 

練り香水の場合

液体ではなく練りタイプの香水を作る時は、ベースオイル10mlに蜜ろう2g、エッセンシャルオイルを5滴用意しましょう。
1.ガラスの容器にベースオイルと蜜ろうを入れ、40度ぐらいの湯せんにかけて溶かします。

 
2.完全に溶けたら練り香水用に準備した容器に流し入れ、エッセンシャルオイルを加えてよく混ぜ、冷まして固まれば出来上がりです。
※蜜ろうは温度が下がるとすぐに固まり始めるので、粗熱をとる場合はエッセンシャルオイルを入れるタイミングに注意してください。
もし間に合わなかった時は、再び湯せんにかけて溶かしましょう。

 

 

オーデコロンの場合

オーデコロンは、無水エタノール10ml、精製水5ml、エッセンシャルオイル15滴で作ります。

 
1.ビーカーに無水エタノールを入れ、エッセンシャルオイルを加えてよくかき混ぜます。

 
2.仕上げに精製水を加え、再びよく混ぜれば出来上がりです。

 
※無水エタノールはウォッカでも良いですが、エッセンシャルオイルの香りが少し変化してしまうことがあるので、作るのに慣れるまでは無水エタノールのほうが使いやすいです。
また、精製水がない時はミネラルウォーターでも代用できます。
手作りのオリジナル香水は、基本的な材料さえ揃えればそれほど難しいものではありません。最初はひとつの香り、慣れてきたら複数の香りを組み合わせて自分だけの香水を作ってみましょう。
オリジナル香水を作るために、自分が好きな香りを知りましょう。

 
香水の香りは、なんと400種類以上もあると言われています。その中で大きく分けると「フローラル系」「オリエンタル系」「シプレ系」となり、さらにこの中で種類が細かく分かれていくのです。それぞれの香りの種類や特徴について調べてみたので、香水選びの参考にしてください。

 

 

フローラル系

フローラル系は様々な花を使って調合される香水です。一種類の花だけを使うものを「シングルフローラル」、複数の花を使うものを「フローラルブーケ」、青りんごや葉っぱなどのグリーンを配合したものを「フローラルグリーン」、油脂のようなにおいのするアルデハイドが特徴のものを「フローラル・アルデハイド」、果実の香りを配合したものを「フローラルフルーティ」清涼感のある香りが特徴のものを「フローラルフレッシュ」と呼んで区別しており、女性らしい柔らかさを演出できることから男女ともに人気。デートにも大活躍です。

 

 

オリエンタル系

オリエンタル系は東洋をイメージしており、ベースとなる花の香りに香辛料を混ぜて独特のスパイシーな香りを作り出しています。エキゾチックでセクシーなので、フローラル系とはまた違った意味でデートに最適。
男性用も多く作られており、カップルで同じ香りをつける人も少なくありません。
アンバーやバニラなどの濃厚な香りを配合したものを「オリエンタルアンバリー」、クローブやシナモンなどのスパイスを際立たせたものを「オリエンタルスパイシー」と呼びます。

 

 

シプレ系

シプレ系は地中海のキプロス島をイメージして作られる香水です。様々な花や柑橘類、西洋杉などの植物にオークスモスと呼ばれる苔をブレンドするのが特徴で、これにより独特の個性的な香りを生み出しています。
フローラルの香りを配合したものを「シプレフルーティ」、男性的なレザーやフローラルの香りがするものを「シプレフローラルアニマリック」、濃厚さを控えめにして軽い使い心地にしたものを「シプレフレッシュ」と呼びます。

 

 

香水の香りは三段階で変化する

香水は、最初につけたままの香りがそのまま続くわけではありません。つけたばかりの状態の香りを「トップノート」、つけてから3時間ほど経過した状態を「ミドルノート」、12時間ほど経ったものを「ラストノート」と呼んでおり、トップノートで華やかに香ったものがミドルノートでしっくりとなじんで落ち着き、最後はラストノートで余韻を残しながら少しずつ消えていく……という経過をたどります。
ですから、香水を選ぶ時はつけてから少し時間を置き、香りの変化を確かめてから購入する必要があるのです。

 
香水の中でも中心的な存在である「フローラル」「オリエンタル」「シプレ」。それぞれにふさわしいシーンがあるので、いくつか揃えておくと臨機応変に香りを使い分けることができて便利です。いろいろ試して、自分と相性の良いものを見つけてみてください。

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この記事は当ブログのライター「藤村 華子」が書きました。

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