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だから効く!「ビタミンCの爆弾」ローズヒップオイルの成分と効能



美白化粧品
 
ローズヒップは、ハーブティーにして体に取り入れても、オイルとしてお肌につけても美容効果満点です。ローズヒップが美容に効く!というのは知っていても、どうしてそんなに効くのか理由はご存知でしょうか?


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ロースヒップの美容効果には、とくべつなビタミンCが含まれていて、ほかにも役に立つ成分がお互いに助け合って劇的な相乗効果を生んでいます。もちろんスキンケアに大活躍するオイルにもその効能は十分あります。
この秘密を知れば、きっとあなたもローズヒップを試してみたくなるはず。
早速、ローズヒップオイルの美容効果の秘密を探っていきましょう。

 

ローズヒップってどんな植物?

ローズヒップとは、「バラの果実」を意味していて、イヌバラなどの特定のバラの品種から抽出されます。
もともとは南米チリのアンデス山麓に生息する野バラで、花びらが一重の可憐なドッグローズの花の実です。実は真っ赤なだ円形で、実の皮には天然のビタミンC、赤い果肉にはβカロチンが含まれています。

 

ローズヒップオイルとは

ローズヒップのオイルは、1kgの実から3gしか採取できないそうです。
オリーブオイルなどはもっとたくさん取れるので、それと比べるととても希少なオイルということになりますね。そのため、お値段もちょっと高めになっています。

オイルの用途は、ジャム、マーマレード、石けん、ローションなど多岐にわたります。
ローズヒップのピュアオイルは使ったことがなくても、意外に身近な化粧品に入っているかもしれません。

フランスのカトリーヌ・ドヌーヴさん、アメリカのミランダ・カーさんなど、世界的な女優さんやモデルさんが愛用していることでも知られています。

 

ローズヒップの成分

ローズヒップは、95%がオメガ脂肪酸という美肌成分です。
オメガ脂肪酸は、肌細胞の細胞膜を構成している成分なのですが、体内では作ることができません。補充するには、青魚などの食品かスキンケア、サプリメントなどで摂取しなくてはいけません。ローズヒップをお肌に塗るということは、肌細胞の原料を直接補給しているということになりますね!

 
ローズヒップには、ビタミンとミネラルが豊富です。

●ビタミンAと鉄分は、ほうれん草の約2倍以上
●ビタミンCは、レモン果汁の約10倍以上
●βカロテンは、トマトの約20倍以上、リコピンは約8倍以上です。
●カルシウムは、牛乳の約8倍以上
●マンガンは、わかめの約2倍以上

 
ほかにも、ビタミンB1、B2、ナトリウムなどが含まれています。
こうしてみると、ビタミンとミネラルのたくさんの種類が、小さい実にギュッと濃縮されて入っているのが分かります。

 

ローズヒップオイルにも美肌成分がたっぷり!

これをオイルにすると、成分は脂肪酸が中心となりますが、ビタミンやミネラルは引き継がれます。
もともとローズヒップの実は、「ビタミンCの爆弾」と言われるほどビタミンCがたっぷりで、ビタミンA、B、Eなど美肌成分が充実しています。

 

脂肪酸

体に良いとされる不飽和脂肪酸の代表格、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸がほとんどを占めています。なかでも必須脂肪酸のリノレン酸とリノール酸が80%を占めているのが特徴的です。

 

ビタミンA酸

レチノイン酸とも呼ばれます。日本では、まだ医薬品や化粧品として認可されていない成分ですが、外国ではシワに効果のある成分として用いられており、日本でもしだいに使われるようになっています。レチノイン酸は、催奇性があると考えられており、レチノイン酸そのものを妊娠中に内服するのは禁忌ですが、ローズヒップに含まれるレチノイン酸はそれほど影響がないので心配しなくて良いでしょう。妊娠線予防にも使われるくらいですので、ローズヒップにレチノイン酸が含まれているからと言って心配する必要はなさそうです。むしろ、レチノイン酸の効果でコラーゲンの生成がうながされ、ターンオーバーが正常になり、メラニン抑制でシミに効果的です。

 

ビタミンC

もともとビタミンCが豊富で、実に含まれるビタミンCは、レモン果汁の10倍あると言われています。普通、ビタミンCは酸化しやすくお肌の奥まで到達しにくいのですが、ローズヒップのビタミンCには、ビタミンPと呼ばれる植物性フラボノイド20%が含まれていて、酸化しにくくなっています。この点は、ローズヒップの大きな特徴です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成をうながし、新しい肌細胞が生まれ、正常なターンオーバーを行うことで、シミやシワなどのお肌の老化を防止します。また、酵素チロシナーゼの活動を抑制するので、メラニン生成が抑えられ、美白効果もあります。

 

充実!赤系のパワー

(1) リコピン

トマトのポリフェノール赤色カロテノイド「リコピン」が多量に含まれています。
もともと実にはトマトの約8倍のリコピンが含まれています。
リコピンは抗酸化作用が高いことで知られています。

 
(2) βカロチン

βカロチンも豊富ですが、こちらはオレンジですね。
βカロチンは、体内でビタミンAに変化します。

 
(3)ビタミンP(フラボノイドのアントシアニン色素)

こちらも赤の栄養素で、ほかのビタミンに対するとくべつなはたらきがあります。
ビタミンCは、お肌の若返りに欠かせないコラーゲンを増やすために効果的です。壊れやすいビタミンCは、ビタミンPのはたらきで保護され、1.5倍の効果を生むとも言われています。
ビタミンEは、お肌をやわかくする効果がありますが、抗酸化作用があるのに自分は役目を終えると酸化してしまいます。ビタミンPは、酸化したビタミンEを何度も再生するはたらきがあります。
このようなビタミンPのはたらきで、ビタミンCとビタミンEの効果が増幅され、ローズヒップのすぐれた美容効果が引き出されているのですね。

 
ローズヒップの成分と効果、いかがでしたでしょうか。
効能が分かって使うといっそう効果も高くなるような気がするものです。まだ使ったことのない人もぜひお試し下さい。きっとご満足いただけると思います。

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