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長袖だから大丈夫ってホント?紫外線をカットする服・効果のない服



外で気分転換する女性
最近は、UVカット商品の服が多数あり、夏の服装としては人気を集めています。
色々な商品として販売されているため、手元に1枚くらいはあると思われますが、カット方法を詳しく確認した事がある方は、多くはないと思われます。


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では、UVカットできる素材とは、いったいどういったものなのでしょうか。

 

ポリエステル、ウールには紫外線をカットする性質がある

まず、もともと服の素材となる布に、紫外線をカットする特性があります。
ポリエステルやウールなどには9割以上も紫外線をカットすることができると言われています。
逆に、綿は、紫外線を透過しやすいという特性があり、綿素材の服は紫外線対策には向いていない素材です。

これらのもともとの素材の特性に加え、繊維にUVカットを加工する技術があります。
綿などの紫外線を透過しやすい生地には、こういった技術を使ってUVカットを行っています。

 

微粒子を練り込むタイプ

繊維に酸化チタンや特殊セラミックを練り込み、紫外線を吸収し、乱反射させる効果があります。
これらの仕組みは日焼け止めに使われる紫外線錯乱剤と同じものであり、服に日焼け止めクリームが塗り込んであるような形になります。
糸に高濃度に練り込むことで、紫外線をかなり軽減することができます。
生地になる前に、糸に直接練り込むため、繰り返し洗濯してもUVカット効果はほとんど変わらないと言われています。

 

糸の形状を変えるタイプ

糸の断面の形状を変えて、UVカットを高める方法です。
太陽光を乱反射しやすい特殊な形状に変えて、紫外線が肌に到達するのを防ぐ方法です。
製品の中には、十字や星型の形をした糸を使い、婦人衣料、インナー、水着などの商品として開発されたものがあります。

 

編み方を工夫してあるタイプ

ニット地はその織り方から、紫外線を透過しやすいという特性があり、UVカットがしにくい布地でした。
そこで、このニットを高密度に織ることによって、UVカット率を上げるという加工が生み出されました。
繊維間の隙間が少なくなることによって、紫外線対策が期待できる生地となっています。

 

製品にコーティングするタイプ

製品に後から加工してUVカットを行う方法です。
繊維の表面に紫外線を吸収、乱反射するコーティング剤を吹き付けます。
この処理で行った素材は、洗濯を繰り返し行うと、少しづつUVカット効果が薄れてしまいます。

 
上記の加工を複合的に合わせて製品を作ることにより、かなりの紫外線がカットできる商品が販売されています。
紫外線対策には、これらのUVカット素材の服を積極的に取り入れると良いでしょう。

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