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手荒れを軽く見ないで!ハンドケアをサボることのリスク



ハンドケア

 

手は角質層も厚く、少々のことではトラブルを起こしにくいため、ついついケアを怠ってしまうこともあります。
こまめにハンドクリームを塗りたくても、べたつく感触が苦手だったり、物を持つときに滑りやすくなり不便に感じてしまうことから、あえて塗らない人も多いのではないでしょうか。

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乾燥を放っておくとどうなる?

水仕事の度にケアができるといいのですが、仕事や家事が忙しいとついつい後回しになってしまうこともあります。
ですが乾燥を放っておくと、最悪病院に行かなければいけないほど悪化してしまうことをご存知でしょうか?
手の皮膚を守っている保護膜のバリア機能が働かなくなると、かゆみや赤みを発症したり、ひどくなると皮膚がパックリと割れて、出血してしまうこともあります。
まともに生活することが困難になってしまい、長期間治療を受けなければならなくなることもあります。
ハンドケアをしないことで起こりうるリスクや、その対処法と回避法をぜひ知っておきましょう。

 

 

酷い乾燥を感じたら迷わずハンドクリームを

手の乾燥がひどくなり、肌のバリア機能が働かなくなった時、皮膚はその弾力を失います。
そのため皮膚が割れたり細かい裂け目ができてしまう、かゆみが止まらない、赤くただれてしまうなどの症状が出てきます。
ひどくなると皮膚の奥深くまで進行し、出血したりひどい痛みを伴うことがあります。これが「あかぎれ」です。
冷えや乾燥によって起こりやすくなり、一度なると修復が難しいために何度も繰り返すようになってしまいます。

 
手のひどい乾燥を感じたら、ワセリンや尿素配合の薬用ハンドクリームでしっかり保湿しましょう。
市販の薬やオロナインなども有効です。
オロナインは小さな子供にも使える薬のため、副作用が心配な方でも手に取りやすい商品です。
手の潤いが戻るまでは、なるべく手を保護し、水や熱、摩擦や寒さなどの刺激から手を守るようにしてください。

 

 

手荒れも軽視しないで

我慢できないかゆみや赤み、皮が剥けてきたり、出血するほどの手荒れを感じた時には皮膚科を受診しましょう。
この時点で、薬局にて薬を買うのは一時のしのぎです。
原因や症状によって処方される薬も変わるので、一度受診をした方が確かです。
ステロイド剤や飲み薬を処方されることもありますので、診察時には持病やアレルギーなどについて医師に相談し、納得できる薬を処方してもらうようにしてください。

 

 

水を使うことが多いなら日ごろから注意を

このような手荒れを引き起こしてしまう人の特徴は、主に職業に関連しています。
水を扱う仕事や、紙や布を触る仕事の方に多い症状です。
同様に、家事で水仕事を多くこなさなければいけない主婦の方も注意が必要です。
他にはアレルギー体質の方やアトピー体質の方、または幼少期にアトピーだったという方なども症状がひどくなりがちです。
肌が水分を保持しにくい体質であり、表面のバリア機能が破壊されやすい特徴があります。
乾燥によって、すぐに肌が悪化してしまう恐れがあるため、人一倍ケアを行いましょう。

 

 

ハンドクリームの使い分け

症状を悪化させないためにも、乾燥を感じた時点で徹底的なハンドケアを心がけてください。
家の中や屋外ではなるべく手袋を使用し、手袋が使えない外出先では、こまめにハンドクリームを使用してください。
ハンドクリームも種類によっては速乾性のあるものや、べたつきの少ないものもあります。
夜にはこってりしたハンドクリームを塗り込み、綿の手袋をして就寝しましょう。
種類を上手に使い分け、賢く利用するのがおすすめです。

 

 

入浴時にも注意が必要

熱いお湯に入浴することや、熱いシャワーで洗うことは乾燥をひどくするため避けた方が賢明です。
浴槽に浸かる時はぬるめのお湯に浸かるか、短時間で済ますようにしましょう。
特に頭を洗う時は、シャンプーの刺激によって手が荒れやすくなります。
ビニール手袋を被せて洗髪するか、シャンプーを低刺激のものに変えるなどしてみてください。
入浴後にドライヤーで乾かす時にも同じです。
熱風と濡れた髪の摩擦によって、手の水分は奪われてしまいます。
手にタオルをかけてカバーしながら乾かす、ハンドクリームを塗り込んでおくなどの処置をしてから髪を乾かすようにしましょう。

 

 

予防のための保湿を

このように、普段の生活の中で注意する点は多々あります。
環境や職場によっては、常に注意することは難しいこともあるかもしれません。
それでも可能な範囲から、手のケアを行うようにしてみてください。

 
丈夫な手は、顔のように丁寧にケアを行う時間をついつい省いてしまいがちになります。
ですが、決して放っておいても大丈夫なパーツではありません。
年齢を重ねるごとに皮膚は乾燥しやすくなり、一度バリア機能を失えば驚くほど肌が荒れてしまいます。
水や風が当たったり、動かすたびに痛みを伴い、とても辛い思いをしてしまいます。
思い通りに手が使えないことや、視界に入る手の荒れを見てストレスを感じることもあるはずです。
そんな状態になる前に、常に潤いバリアを保てるようなハンドケアを続けてみてください。

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