白髪は白髪染め・ヘアカラー・ヘアマニキュアのどれで染めるべき？

 
白髪が出てきた時に、まず多くの人が「白髪を染める」という手段をとることでしょう。
しかし、今まであまり髪の毛を染めたことがないという方にとって、染毛剤を選ぶのはなかなか手間がかかるものです。
特に「白髪染め」というネーミングが入った商品を手に取ることに、抵抗がある人もいるでしょう。

 
そのため、白髪を染めるための商品ではなく、髪の毛を黒く染めるためのヘアカラーを選んで使っている人もいるようです。
果たして白髪染めとそれ以外の商品にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

白髪染めとヘアカラーの違いは？

実は白髪染めもヘアカラーに分類される商品です。
白髪を染めるためのヘアカラーが「白髪染め」なのですが、茶色っぽい髪を黒くするためのヘアカラーとは違うタイプの商品です。
白髪染めには白い髪の毛を上手に黒く染めるような成分が配合されており、通常のヘアカラーには黒髪をよりきれいに染めるような成分が配合されています。

白髪染めは、年配の人向けの商品だというイメージがあるかもしれません。
ですが、それは大きな間違いです。
若い方が使ってはいけない商品ではありません。使用目的と商品の特性がマッチしていたら、恥ずかしがらずに使用してみて下さい。
白髪の量は多いのか、それとも少ないのか。かなり目立つ状況になっているのか、それともさほど目立たない状況なのか。そういった白髪の量によっても、使用する染毛剤を選ぶことができるのです。

ちなみに、ヘアカラーや白髪染めは「永久染毛剤」というものに分類されます。
2つの染料を混ぜ合わせることで、色を決めることができるでしょう。
この配合によって、染まる色も変わってきます。

 

白髪染めとヘアカラーはどう使い分けるべき？

最近白髪が少しずつ目立つようになってきたという方は、通常のヘアカラーを使用しても大丈夫です。
しかしながら、「前髪の生え際に白髪がたくさん出てきている」「髪の毛を分け目に白髪が固まって生えている」という場合には、白髪染めを使用したほうがきれいに染まるという意見もあります。

 

ヘアカラーとヘアマニキュアはどう違う？

白髪を染めるためには「ヘアカラー」や「ヘアマニキュア」を使用する方も多いでしょう。
このヘアカラーとヘアマニキュアの違いはどこにあり、どう使い分けたら良いのでしょうか。

 

ヘアカラー

ヘアカラーは、染料を髪の毛の内部にまで染みこませます。
そのため、シャンプーをしただけで落ちるようなことはありませんし、比較的長持ちします。
また、髪の毛が同じような色合いで染まりやすく、気軽に染めることができるでしょう。
その代わり、何度もヘアカラーをすると髪の毛が傷み、頭皮が荒れてしまうこともあります。
髪の毛のパサつき・ゴワつきの原因にもなりかねませんので、あまり頻繁に染めることは勧められないという人もいます。

 

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは、髪の毛の表面にあるたんぱく質と染料が結びつき、髪の色を変える染め方です。
髪の毛の内部にまで入らないので、髪への負担は少ないでしょう。
ですが、ヘアカラーよりも早く色落ちしてしまう傾向があります。
お風呂に入った後や雨に濡れた後にタオルや服にカラーがついてしまうこともあるかもしれませんので、注意して下さい。

 

その他の染髪製品

これ以外にも、一時的に髪の毛を染めることができるスプレータイプの商品や、染まりにくいけれど頭皮や髪の毛に優しいカラーリンスなど、いろんな染毛剤があります。

ただし、人によって髪の毛が染まりにくい人もいれば、簡単に染まる人もいます。
髪質に合わせて選んでも染まらない場合には、美容院などで染めたほうがいいかもしれません。

 

白髪を染めるための商品にもいろいろある！

白髪染めやヘアカラーにも、いろんな商品があります。
クリームのようになっているもの、ジェルタイプのもの、液状になっているものなどがあります。最近では、泡状のヘアカラーも人気を集めています。

ロングヘアーの女性におすすめなのが、ジェル状のヘアカラーや液状のヘアカラーです。クリーム状の商品は伸びにくいことがあり、髪の毛が長い人には使いにくいかもしれません。ジェルや液状ならば、髪の毛に広がりやすいので便利です。

逆に、髪の毛が短い人はクリームタイプの方が使いやすいかもしれません。
また、「生え際だけ染めたい」「分け目の気になるところだけ染めたい」という場合にも、クリームタイプの商品が使いやすいでしょう。