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O脚矯正のための歩き方・立ち方・座り方~日々の姿勢改善でO脚は治る



歩く女性
 
女性の約8割が抱える悩みだとも言われるO脚――その原因は、私たちが毎日繰り返している日常生活における習慣や癖だと言われています。

足を組む・内股で歩く・片方の足に体重かけて立つ・アヒル座りや横座りが多い・高いヒールの靴を良く履くなど、これらの行ためが癖付くことによって、積もり積もってやがてO脚へ足を変えてしまうのです。特に日本人は、室内で靴を脱いで床に座る畳文化の国ですので、特にアヒル座りや横座りを子供の頃から抵抗なく繰り返してきている場合が多く、そのためO脚でお悩みの方が海外に比べても多いようです。


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今回は改善グッズなどの商品や整体院に頼るのではなく、生活習慣や癖を直すことからO脚を改善するためのポイントをいくつか探っていきましょう。

 

正しい歩き方

まず、歩くときに姿勢は背筋を伸ばして真っすぐ、天から紐でひっぱりあげられているような気持ちで胸を張って歩きます。その際、足の裏はかかとから降ろしてしっかり全体を使って体重を移動させ、つま先で地面をけるような形で足を運んで下さい。O脚の方の中には歩くときの体重が足の側面に集中してしまう方が多いようです。この点を意識して、足裏全体で地面を捉え、体重が一か所にかかることのないように歩いて下さい。

 

負担の少ない立ち方

立っている時は両足に体重を乗せて、真っ直ぐ、というよりも気持ち前傾姿勢で立つと腰やひざ裏への負担が軽くなるので楽に立っていられます。長時間の立ち仕事の方などはよく腰が痛いというのが一種職業病のようになっていますが、この立ち方に気を付けてみて下さい。

 

注意すべき座り方

百害あって一利なしのアヒル座り

座るときに、ぺたんとお尻を折りたたんだ両足の間に落として座る「アヒル座り」は絶対にやめましょう。これは百害あって一利なしとも言える悪しき姿勢です。この姿勢を続けることで、いつしか骨格が形状記憶してしまい、体育座りなどをしてみても膝をくっつけたまま座るためにかなりの集中力を必要とするようになってしまいます。これこそがねじれでありO脚の原因となる証拠ともいえるでしょう。こうなってしまうと普通に座っていることが辛い、腰が曲がる、などのおよそO脚とは無関係と思われる症状が自覚できるはずです。そうなる前に今すぐその姿勢を止めた方が賢明です。

 

足を組む癖は筋肉のねじれの原因に

続いて足の筋肉をねじれさせる原因ともなる「足を組む」癖もやめましょう。
椅子に座るときは、座面に浅く腰掛け背筋を伸ばして座る姿勢が最も美しく正しい姿勢とされていますね。しかし正しい姿勢というのは往々にしてキープすることが難しく、次第に疲れて自分の楽な姿勢へと崩れていってしまうことが多いのです。その楽な姿勢として多くの方が無意識に足を組んでしまいます。

足を組んで座ると、膝下が斜めに流れ細く長く感じられることもあり、女性の多くがこの姿勢をむしろ良い姿勢として認識している方もいるかもしれません。しかしこの姿勢は足の筋肉をねじれさせるだけでなく、体の軸自体をも歪ませスタイル全体に悪影響を及ぼします。

美しく座った姿勢を演出したいときにだけ足を組むのはアリかも知れません。しかしこれが癖になってしまうと、今度は普通に椅子に腰かけるだけ、という姿勢がキープしづらくなってきます。そうなると常に足を組む状態になりO脚はますます悪化。パンツスタイルや膝が見える丈のスカートでの立ち姿のバランスが崩れてきます。

 

焦らず少しずつ癖の改善を

O脚は進行が進むと骨盤の歪みにまで達し膝や足の付け根に痛みを感じるようになったりもするので、こうなってしまうと今度は腰、背中、首、と痛みを感じる部分が増えてしまい、どんどん姿勢が乱れていき、その結果贅肉が付きやすくなる要因ともなります。

足が真っ直ぐにならないというだけのことなら、歩いたり座ったりの日常的な動きでは大して目立つことが無いし、立ち姿は体を斜めにすれば気にならないだろう、と甘く考えておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、O脚が原因で体のラインが崩れる、と考えると、悪化する前に直しておこう、と思いませんか?

癖というのは自分が意識していない状態でも行ってしまう行為のことですから、これを直すというのはとても難しいものです。整体院や改善グッズに頼らずに自分でなんとかしてみようと思うのであれば、そこには強固な意志が必要だということを覚えておいてください。

ただし、あまり固く考える必要はありません。無意識のうちに癖が出てしまっていても、落ち込む必要もありません。癖に気付いた時点で直す、これを繰り返していけばいいのです。そうしていくうちに1日に10回出ていていた癖が5回になり、3回になり、1回になりやがて……というように、少しずつ直っていけば良いことなのですから。大切なのは焦らないこと。これを念頭に置いて、意識して癖の改善、ひいてはO脚の悪化を防いでみましょうね。

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