脱・白髪染めで白髪を活かす！綺麗に魅せるヘアスタイル＆ファッション

 
30代後半ぐらいから徐々に目立ち始める白髪。気になって、何度も白髪染めを繰り返しているという人も多いのではないでしょうか?　しかし、染料の刺激は決して肌に良くないし、手間や時間がかかるので大変。これを一生続けるのかと思うと、思わずくら～い気分に……。

 
そんな時には、発想を転換して「白髪を生かす」ことを考えてみましょう。白髪があってもかっこよくキマる髪型やファッションはいろいろとあります。コンプレックスを隠さず堂々と見せることができれば、毎日の暮らしはもっとイキイキしたものになりますよ!

 

白髪染めを上手にやめるための段取り

今まで白髪染めを使ってきた人が急に染めることをやめてしまうと、黒や茶色の部分と真っ白な部分の差が目立ってしまいますよね。このような場合は、ペンタイプやスプレータイプの白髪隠しで伸びてきた部分を隠してあげましょう。汗や雨で落ちにくい工夫がされているので、オールシーズン使えます。もちろん、使用後はシャンプーで簡単に落とせるので色が残る心配はありません。

また、今まで真っ黒や濃い茶色などに染めていた人は、それを少しずつ薄い色に変えていくと自然な仕上がりになっておすすめです。染料は髪の内部まで色を染み込ませるヘアカラーではなく、髪の外側のみ色を付けるヘアマニキュアを選択しましょう。

 

白髪を目立たせず、おしゃれに決まるヘアスタイル

他人から見て最も白髪が目立つのは、生え際や分け目の部分です。ですから、きっちり分け目をつけるのではなく、ギザギザにしたり、前髪をふわっとさせたりして自然に生え際をぼかすと目立ちにくくなります。髪全体に無造作なパーマをかけるのも効果的。

また、思い切ってベリー･ショートにするのもおすすめです。髪全体が短いので白髪が多くてもスッキリとして見えるし、清潔感もバッチリ。お手入れが楽なのもうれしいポイントです。

モード系のファッションが好きなら、個性的なボブ･カットはいかがでしょうか?　耳のすぐ下あたりでまっすぐに揃えたヘアスタイルは上品で垢抜けた印象を与えます。分け目を変えたり、ゆるくカールをつけたりと、アレンジも自由自在な上に、着こなせる洋服の幅がぐんと広がるのもメリットの一つです。

逆に避けたいのはストレートロング。長い髪をきれいに見せるにはどうしても髪のツヤが必要となるため、白髪が交じっているとうまくいかないのです。
また、ただでさえ老けた印象になりやすいおだんごヘアも難しいでしょう。髪をまとめるなら、ふんわりとサイドでまとめたり、編み込みを作って華やかな感じに仕上げたりすると白髪が目立ちにくくなります。

 

白髪だからこそ映える、新しいファッション

白髪が増えるとつい後ろ向きな気持ちになってしまいますが、白髪だからこそ似合う服装もあります。それは、パステルカラーやビタミンカラー、ビビッドな原色の洋服たち。髪が黒い頃は似合わなかったのが、不思議としっくり馴染むようになるのです。
かといって黒やグレーなどのシックな色が似合わなくなるわけではなく、むしろ白髪が増えたことによって上品に着こなせるようになり、おしゃれの幅はどんどん広がります。今まで手を出せずにいた洋服が試せる絶好のチャンスなので、いろいろなファッションを楽しんでみてください。

子供の頃によく着ていたフリルやリボンのついた甘いテイストのもの、モード系の雑誌に出てくるようなちょっと個性的な洋服も、白髪を生かすことでうまく着こなせるようになります。

 

メイクはきっちりと!　肌のお手入れにも気を抜かないで

白髪の多い人が老けて見える場合、往々にして「自分はもう年だから」とあきらめているケースが少なくありません。しかし、人の印象はほんの少しの工夫と努力でがらりと変わるもの。まずは基本となるお肌のお手入れを見直して、みずみずしい素肌を取り戻しましょう。

朝･晩の洗顔やメイク落としをきちんと行うことに加え、保湿効果のある化粧品を使ってたっぷりのうるおいを与えることが大切です。指で頬に触れた時、吸いつくような感触がある状態がベスト。乾燥しているようなら、ローションをたっぷり染み込ませたコットンでパックをしたり、コラーゲンの生成を促すビタミンCのサプリメントを服用したりして、肌の水分量を取り戻す努力をしましょう。栄養バランスに気をつけたり、睡眠時間を十分に確保したりすることも必要です。

メイクをする時は、下地もきちんと使って丁寧にベースを作り込みましょう。ナチュラルメイクが流行だからといってそこで手を抜いてしまうと、目元や口元にどんなきれいな色を乗せても野暮ったくなり垢抜けません。アイシャドウや口紅は、明るめの色を選ぶと若々しい印象になります。

 

白髪を活かすことで始まる、新しい冒険

白髪というとマイナスなイメージを持つ場合が多いですが、特徴を生かしてしまえば逆に大きな味方となってくれる可能性もあるのです。街を歩けば、そんな人生の達人がいっぱい!　新しい自分を発見するつもりで、メイクやファッションを冒険してみましょう。きっと、もっと素敵な自分に出会えるはずです。