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日焼け止めの正しい選び方:SPF50を選べば紫外線対策は万全?



日焼け止め
 
日焼け止めを選ぶときに、どのような点に注目して選んでいますか?
その基準は人それぞれです。
「かわいいパッケージ」「モデルの○○が使っていた」という理由で選ぶ人もいますし、「値段」「使いやすさ」「評判」などで選ぶ方もいるでしょう。


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しかし、注目してほしい点は他にもあります。
「SPF」と「PA」という基準です。
この基準のことを正しく知り、自分にあった日焼け止めを正しい方法で使うことで、シミやシワのできやすい肌にならなくて済むのです!

 

紫外線にもくつか種類がある

紫外線にも、いくつか種類があります。
UV-Aとも言われる紫外線A波は、肌の奥まで届いてダメージを残します。
肌の中に、シワなどの原因になる活性酸素を作りだすこともあります。
このタイプの紫外線は曇りの日でも関係なしに肌を突き刺しますし、さらに部屋の中にいても、窓ガラス越しに悪影響をもたらすことがあります。

それでは、UV-Bと言われる紫外線B波はどうでしょうか。
これに当たると肌が赤くなったり、真っ黒に日焼けしたりします。
肌の表面に活性酸素を作るので、こちらはシミの原因になりやすいそうです。

日焼け止めはこのUV-AとUV-Bをカットしてくれる能力があります。

 

日焼け止めの「SPF」ってどういう意味?

日焼け止めのパッケージにも大きく書かれている「SPF」の文字。
こちらは「Sun Protection Factor」の略語です。
UV-Bをカットする働きがあり、数値が大きければ大きいほど効果があると言われています。

この数値は何を指しているのでしょうか。
実は紫外線に当たってから日焼け(肌の炎症)が始まるまで、だいたい15分から20分しか猶予がないと言われています。
この時間を、SPF20ならば20倍、SPF50ならば50倍遅らせることができるということを指すのだそうです。

ただし、日焼けするまでの時間には個人差があります。
その人の体質、もしくはその日どれぐらい外で過ごすかによって、日焼け止めを使い分ける必要があるでしょう。

たとえば、ちょっとしたお出かけであればそこまで数値が高くなくても大丈夫という声もあります。
ですが、真夏に海で遊ぶ、ドライブするなどレジャーを楽しむ場合には、高い数値のものを選んだほうが安心です。
ちなみに日焼け止めはまめに塗り直さないと効果がどんどん落ちていきますので、その点でも気を付けるべきでしょう。

 

日焼け止めの「PA」ってどういう意味?

日焼け止めには「PA」という基準も書かれています。
こちらは「Protection Grade of UVA」の略です。
つまり、UV-Aに効果があるかどうかの判断になるのが「PA」というわけです。

こちらは数字ではなく『+』で表示されます。
+が多ければ多いほど効果があり、+が1つしかなければそこそこの効果があるということです。

なお、UV-Bは秋冬になると降り注ぐ量が減りますが、UV-Aに関しては1年を通して私たちに降り注いでいます。
つまり、日差しが強くない時期でもしっかりケアする必要があるのです。

 

SPF値が高ければ日焼け止めとして万能?

「SPFの数値が高い商品を使えば、肌を守れる!」そう思い込むのはいささか尚早かもしれません。
実は、SPFの値が高い日焼け止めは、肌荒れや炎症の原因になることがあります。

これはなぜなのでしょうか?
実は、SPFの数値の高い日焼け止めを使っている人のなかには「数値の高い日焼け止めなのだから、一度塗れば充分」だと思ってしまう方がいるのです。
また、SPF値の高い日焼け止めを塗る場合には、それだけ日差しが強い場所に出かけているのかもしれません。
その時にまったく塗り直しをしていないと、やはり肌が炎症を起こしてしまうのです。

たくさん日差しを浴びる予定があるのにSPF値の低い日焼け止めを選んでしまった、もしくは塗り直しを怠ってしまった場合には、それだけ紫外線が肌に悪い影響を与えます。
特に、SPF値の高い日焼け止めはさまざまな化学成分が配合された、それだけ効果の強い商品です。
一度日焼け止めを落として塗り直すという作業を怠ると、汚れた肌から出てきた皮脂と日焼け止めが混ざってしまい、酸化してしまいます。
そのせいで、肌荒れ以外にも乾燥肌・敏感肌の原因にもなりますし、シミやシワができるきっかけにもなるでしょう。

おすすめなのは、「SPF値が低い日焼け止めをこまめに塗り直す」ことです。

 

日焼け止めを選ぶポイントは?

まず大事なのは、

 
●SPF値の高い商品ではなく、数値の低い日焼け止めを選んでこまめに塗り直し、お肌をケアすること。
●購入した際には二の腕でパッチテストを行い、肌が炎症を起こさないか確かめること。
●クレンジングが簡単にできるものを選ぶこと。

 
この3つを重視すべきです。

なお、余ったからといって翌年も同じ日焼け止めを使うのはNGです。
日焼け止めクリームも酸化しますので、肌トラブルの原因になりかねません。

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