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ぷるぷる肌のための必須栄養素「エラスチン」とはどんな成分?




 
肌にはいくつになってもキレイになる力がある、と言われているように、何歳になっても生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーを繰り返しています。
そんなターンオーバーを維持するために必要なのが潤いです。
年齢を重ねても、過酷な環境に長時間晒されても、肌はコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチン、セラミドなどの保湿成分を生成し、その潤いを保持しようと頑張っています。


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お肌の必須栄養素として様々な化粧品やサプリメントに配合されている、ターンオーバーの維持に欠かせない保湿成分ことエラスチンとは、いったいどのような成分なのかご説明したいと思います。

 

エラスチンとはどんなものなの?

コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどと同じく、肌が本来持っている保湿成分の一つであるエラスチンは、肌だけでなく、靭帯や肺、動脈などにも多く存在する、弾力性のある繊維状のタンパク質です。
まるでゴムのように伸縮性があり、コラーゲン同士を手を繋いでいくように、しっかり結びつける働きをします。
生成される場所は、コラーゲンやヒアルロン酸と同じく真皮の繊維芽細胞で、バリン、ロイシン、プロリン、アラニンなどを中心に、800個以上のアミノ酸が連なって構成されています。

肌の潤い保持だけでなく、血管や靭帯の強化など、美容や健康の両面で大切な成分であるエラスチンは、減少すると肌トラブルや病気の原因にもなると言われていることから、年齢を重ねた人や毎日乾燥が気になる環境に長時間いる人は、意識してスキンケアや食事でエラスチンを摂取していくことが必要です。

 

エラスチンも加齢とともに減少する

コラーゲンやヒアルロン酸が年齢を重ねる毎に減少していくのと同じで、エラスチンも加齢とともにその量が減少していきます。
しかし、一生のうちで赤ちゃんが最も保持する量が多いヒアルロン酸と異なり、エラスチンは赤ちゃんの肌ではその量はそれほど多くはなく、逆に成長とともに増加し、体内のピークは25歳頃だと言われています。

では何故、潤いでプルプルの赤ちゃんの肌にはエラスチンが少ないのでしょうか?
赤ちゃんの肌はヒアルロン酸の量がとても多く、エラスチンが少なくても十分に潤いとハリのある状態を維持することができることが理由です。
また、赤ちゃんや子どもの肌がおもちのようにとても柔らかいのも、ヒアルロン酸が多い証拠です。
エラスチンは弾力のある繊維状のタンパク質なので、エラスチンが最も多い25歳頃の肌は、ハリや潤いはしっかりありますが、赤ちゃんや子どものような、搗きたてのおもちみたいな柔らかさはありません。
しかしエラスチンは、肌のハリをキープするのに欠かせないコラーゲンをがっちり繋ぐ働きをすることから、大人の肌の潤いを保持するためにはとても大切な成分と言えます。

ピークが25歳前後と比較的ゆっくりなエラスチンですが、他の肌本来の保湿成分同様、40代になると急激にその量が減少を始めます。
また、紫外線やストレスなどで活性酸素が体内に増殖することも、エラスチンを減少させる原因となります。
肌の潤いやハリをいつまでも失いたくないなら、活性酸素を除去する効果の高いビタミンCやビタミンEなどを食事やスキンケアで取り入れるとともに、エラスチンも意識して摂取するようにしていきましょう。

活性酸素を発生させるその他の要因としては、喫煙習慣も関係します。
百害あって一利なし、と言われる喫煙ですが、喫煙による活性酸素でエラスチンの量が減少すると、アンチエイジングだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞などの怖い病気の可能性も高くなってしまいます。
いつまでもエラスチンを保持して健康で美しい肌を維持するためにも、ぜひ禁煙することをお勧めします。

 

アンチエイジングに必要不可欠なエラスチン

年齢を重ねたり、過度な紫外線を浴びたり、不規則な生活を続けていると、やがて肌は弾力を失い、何だかゴワゴワしたハリのない状態へとなってしまいます。
これは肌のハリを保持するのに欠かせないコラーゲンを、エラスチンががっちり巻きついて繋いでいる状態が、活性酸素によって壊されてしまっていることが原因です。

肌本来の保湿成分はたくさんありますが、どれか一つが十分にあればいいというものでは無く、お互いが相互作用し合って存在するので、それぞれが必要な量、肌に存在することが大切です。
例えばコラーゲンはヒアルロン酸を包み込み保持する役割を果たすので、コラーゲンもヒアルロン酸もどちらか一方を欠かすことはアンチエイジングにとって意味が無くなりますし、セラミドが減少すれば、いくら肌に潤い成分を補給しても、バリア機能が弱まって潤いを保持することが難しくなってしまいます。
これと同じでエラスチンも、コラーゲン同士を繋ぎ止めるという大切な役割を果たしていることから、アンチエイジングに無くてはならない成分です。

ヒアルロン酸やコラーゲンと比べて、プチプラコスメと言われるお手軽な化粧品に配合されることの少ないエラスチンですが、肌にとっては大切な成分です。
ぜひ自分に合った続けやすいエラスチン配合のアイテムを見つけて、使い始めてみましょう。

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